生まれ育った江戸川区小岩には,東京オリンピック以前まで田んぼや蓮田が多く残っていました。
田んぼに水を引くための水路もたくさんあり,そして扇子田町会内だけでも大小合わせて20以上の橋がありました。
今では想像もできないけれど,遊びに行くにも買い物に行くにも必ずいくつかの小さな橋を渡る,そんな土地柄でした。
たとえば「小岩73」系統のバス停でいうと,南小岩二丁目バス停(小岩駅行)脇の小道はもと水路で,柴又街道はそこを幅1mほどの木橋で渡っていたのであります。
ただ残念なことに,そこを流れる小河川は当時すでにコンクリ護岸になっていて,小川ではなかった。だから東京の「春の小川」をリアルタイムでは知りません。
写真は自宅から自転車で30分ほどの場所を流れる名もない川なのですが,ここが行政区の境目にあたるので,昔からの流路の面影を残しています。
ここより下流は無粋な三方コンクリの排水路。ここから上流部は航空写真で確認したところ,6キロ近く細い流れが曲がりながら続いているようです。
蛇行の後も地形的に残っているようだし,この川の流れが始まる所まで辿ってみたい。
非常に透明度の高い流れなので,もしかしたら水源は湧水なのかも。
ということで,川探検は来年の課題とします。
みなさん,よいお年を。(Take)