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 団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

トヨタが米公聴会までに成すべきこと

2010-02-17 07:36:13 | 
              トヨタが米公聴会までに成すべきこと

                               2010年2月15日(月)

 トヨタが24日の米公聴会までに成すべきことは、

①リコールを初めとする不具合について、全情報を開示すること。
その原因、知った時期、開示した時期、対策を講じた時期、そのことによる事故の状況等が入ります。
②不具合の情報開示をこれまでより範囲を広げる方針を示すこと。
従来、リコールまでしか開示していなかったのですが、今後は「改善対策」、「サービスキャンペーン」も開示するようにするのです。いずれもリコールと同様に無償修理をするのですから、費用の増は基本的にありません。
③再発防止のため、一連のリコール問題の検証を外部機関で徹底的に行うこと。
 私は、今回のリコールで見えてきた最大の問題は、情報を積極的に開示しないトヨタの体質だと感じました。外部有識者(反トヨタの急先鋒を入れてもよい)による徹底的な検証が必要です。

 私は基本的にこの3点だと思います。


 今日の朝日新聞に、「トヨタは外部の技術コンサルティング会社に委託し、トヨタ車とレクサス車でETCSi(電子制御システム)が原因の急加速が起こるかどうかを検証。その結果、急加速は確認されなかった・・」という記事が載っていました。

 今回のリコール問題では、電子制御系の不具合があるのではないかと以前から指摘されていたので、トヨタもやるべきことは当然のことながら分かっていたということですが、その手法については疑問符が付きます。
 どうして、コンサルティング会社に委託して検証することを事前に「公表」しないのでしょう。
 不具合を公表せずに改善策を行ったことへの批判があったことの教訓が生かされていません。

 検証結果がトヨタに都合が悪い場合、公表しなかったのではないかと、勘ぐられても仕方がありません。
 情報というのは、当事者(メーカー、ユーザー)及び関係者(監督機関)が共有する必要があるのです。



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(2010年2月17日、追記)

 トヨタ自動車の豊田社長が17日、記者会見をすると報道されました。

 私は、今回のプリウスリコール問題で一番知りたいのは、どうして「こっそり」対応していたのかと言うことです。(苦情を寄せてきた利用者にはソフトを書き換え、2010年1月生産車からは改善していた。)

 前原国道交通大臣はトヨタに対して、「ユーザー視点が欠けていて機敏な対応ができていなかった」と述べましたが、どうしてもっと突っ込んだ指導をしなかったのでしょう。
 「ユーザー視点が欠けていたのはどうしてか」という疑問が、どうしても生じます。

 今日の豊田社長の記者会見では、SAIとレクサスHS250hの対応について説明があると思いますが、そんなことより、どうして「こっそり」対応したのかということを説明する必要があります。

 前原大臣も、その説明がない場合は、行政指導すべきでしょう。
 また、現在のリコールが会社まかせになっていることを見直し、行政の関与を強めることを検討すべきです。



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