団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

湯田温泉

2008-04-30 17:23:40 | 
                  湯田温泉

                         2008年4月26日(土)作成

 私のカーナビは、その日初めて起動すると、「今日は○○の日です。」と「しゃべる」。今日26日は、「風呂の日です。」と言った。

 それでという訳ではないが、山口県の湯田温泉に行った。この温泉には、約10年前オートバイで行ったことがある。それ以前というと、小学校の修学旅行だった。
 余談だが、我が息子2人も、修学旅行は湯田温泉。私と同じ小学校だからだ。それにしても、25年経っても、親と同じ湯田温泉とは、「おやおや」という感じだ。
 最近、寂れている温泉街が多いが、ここ湯田はそんな感じはなかった。

 出発する前は、島根県の木次に「焼サバ」を買いに行きたかったが、1週間前、国道54号線沿いにある「くれ竹」という店にざるそばを食べに行ったので、妻が違う方向に行こうと主張し(婦唱夫随)、「ふしょうぶしょう」湯田になった。(そのざるそばのすごい様子は、4月27日のブログを参照してください。)

 湯田に来て、温泉に入らない訳にはいかない。ということで、湯田温泉観光案内所で訪ねると、入浴施設は沢山ある。一番安いのは「350円!」。銭湯より安いではないか。しかし、当然と言えば当然だ。水代、燃料代が要らないのだから。
 10年前オートバイで来た時は、200円台だったような気がするが・・。

 食事もしたかったので、簡保の宿湯田に行った。26日「風呂」の日は、500円のところが200円になると聞き、「ラッキー」と喜んだのも束の間。その日が土日の場合は、その翌日が200円になると訂正された。無粋。妻の顔を見ると、「ブスーッ」。

 今日の天気は、荒れていた。露天風呂に入る前は強い「にわか雨」で、入った時は「ぱらぱら」という感じだったが、暫くすると、晴れたり曇ったり。
 「本日の天気は、晴れ又は曇り、所によっては一時雨でしょう。」といい加減な天気予報にぴったりの天気だった。

 露天風呂の温度が実にぴったり。各地の温泉に行っても、私にぴったりの温度がなかなかないが、ここ湯田では、「湯っくり 湯ったり」実に約30分浸かっていた。
 入浴料500円也だから、1分約17円とすぐ計算する、悪い癖。

 新しい発見である。
 直射日光のもとで、我が肌をじっくり観察した。皮膚の「角質」に違いがあるということが分かった。

 膝の表側と裏側では、皮膚の角質が全く違うのである。表側は、角質の面積が大きく、裏側は面積が小さい。これは表側は膝を曲げる際、皮膚を「引っ張る」ので大きくなったと思われ、反対に、裏側は膝を曲げるときは「縮む」ので小さくなったと思われる。それが、それぞれの面積の相違になったものと考えた。(大げさに「新発見」というほどのことではない・・か。)


(写真)湯田温泉観光案内所にある「足湯」。若い女性がぽつりと1人。「混浴」したかったのですが、湯が少し「濁って」いる。私は人一倍「穢れ」なので、やめました。
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さくら絨毯

2008-04-29 18:38:09 | Weblog
                  さくら絨毯

                         2008年4月27日(日)作成

 今年私が見た桜は、4月13日の彦根城の桜が圧巻だった。(4月20日のブログに写真を載せています。)
 「そめいよしの」だと思うが、桜の花びらが「びっしり」付いており、石垣を背景にした、その「コントラスト」が絶妙であった。
 昨年の吉野山の「ひとめ1,000本」も雄大だったが、桜の見事さということでは、私の人生では、初めての経験だった。

 12日、13日は広島には居なかったので、今年は広島での花見はできなかった。そういう訳で19日(土)、広島県北部の三次市の「尾関山」の桜を見に行った。

 「特大」のざるそばを出す「くれ竹」という店の帰り道だ。店の人が、(桜は)「まだ大丈夫でしょう。」というから期待して行ったが、見事に散っていた。

 しかし、新しい発見があった。それは「さくら絨毯」である。

 つい一週間前は、花見客で賑わっていたと思われるが、現金なもので、人影はまばらだ。おかげで、「さくら絨毯」を妻と二人でじっくりと、踏みしめることができた。

 今年の新聞に、1本の桜に付いている花びらの面積を推計する記事が出ていたが、予想以上に広い面積であった。(具体的には覚えていないので、情けないです。)
 桜の花びらの散っているのを、じっくり見た記憶はないが、びっしりと敷き占められていると、見事な美しさだ。

 桜の楽しみは、咲いている時だけでなく。散った後もあるということが分かった。いや一番は、散っていく際の「桜吹雪」だろう。
 人間も、「散り際」が大事と言うではないか。

(写真)この写真は「さくら絨毯」と言えるほどではありません。他の場所で、それはそれは「さくら絨毯」と言える所があったのですが、うまく撮れませんせんでした。花びらが「びっしり」というイメージで見てください。これを「人間画像補正」と言います。
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暫定税率復活の「再議決」

2008-04-28 07:39:34 | 政治
              暫定税率復活の「再議決」

                         2008年4月27日(日)作成

 政府は、ガソリンの暫定税率を復活させる法案を、衆議院の「再議決」によって30日に成立させる、と言われている。
 新聞・TV等によって、評論家が以前から言っていたもので、福田総理大臣そのものも「口」にしだしたので、間違いないだろう。

 問題は、福田総理大臣が3月末に、「1年後には道路特定財源を廃止して一般財源にする」と表明したことと、その法案が矛盾しているということである。
 法案は、暫定税率を、「1年」どころか、これまでの5年から2倍の10年に引き延ばす内容になっている。

 今日のTVで、自民党の石原伸晃議員が、その矛盾を突かれて、「総理が言っていることだから信用しろ」という趣旨の発言をしていたが、私は到底信用できない。

 政府与党の魂胆は、次のとおりだろう。

①総理大臣が「一般財源化」と言ったのだから、表面上は「尊重」するような素振りをする。
②福田総理大臣の任期は、その「人気」からして短い。洞爺湖サミットが花道だ。
③福田総理大臣が辞任すれば、「福田」総理大臣の公約は保護に値せず「反故」にできる。
④「③」ではあまりに「乱暴」なので、野党に対して「税制の抜本改革」の協議を呼びかける。そして、「道路特定財源を続ける」VS「野党が飲めないような案」(例えば消費税の増税)の選択を迫る。
⑤野党が消費税増税を反対することを理由に、道路特定財源を維持する。

 このシナリオは、私のオリジナルではない。(④⑤は私のオリジナルのつもりであるが。)既に評論家が言っていることである。

 仮に、このようなことであれば、それは「墓穴を掘る」ということだ。


(写真)本文とは、全く関係ありません。広島市西区にある三滝寺です。妻が「昔書道部の合宿をしたことがあるので行ってみたい。」、その一言で4月20に行ってきました。
 夏行くと、涼しそう。
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「特大」のざるそば

2008-04-27 07:48:05 | 食べること
               「特大」のざるそば

                          008年4月27日(日)作成

 先週の19日土曜日、特大のざるそばを出す店があるというので、わざわざ、車で100km以上かけて、食べにいった。
 広島県三次市布野。国道54号線沿いで、広島から行くと赤根峠手前10km当たりにある。「くれ竹」という店だ。

 出てきたのを見て、びっくりした。「ざる」にこれ以上は乗らないのではなかろうかという位盛ってある。食べるのに難しい。

 半分位食べて、喉につかえるようになってきた。多分、いや間違いなく、他の店の3人前以上ある。「平成のそば打ち名人」と言われる高橋邦弘さんの達磨・雪花山房の「もりそば」なら優に4人前はある。(「平成のそば打ち名人」の達磨・雪花山房のそば(2007年12月10日)のブログ参照)
 これで780円也だから、超「安い」。

 しかし、好きな物でも、食べさせられるというのは、苦痛である。妻に4分の1くらい助けてもらった。(妻は平然と食べてましたよ。)
 
 更に、「大」があるというから、その倍くらいあるのだろうか。1,000円払って食べるのは「恐怖」だ。というのは、食べ残すと、店の主人が機嫌が悪くなるというからだ。

 味は、薄味と言うか、率直に言って「水っぽい」。私の好みではなかった。というか、量が多くて、「辟易」したというのが、感想だ。

 お店の人に、「尾関山の桜はどうですか?」と聞くと、「まだ大丈夫でしょう。」ということだったので、帰り道、寄ることにした。

(写真)その「ざるそば」です。「つゆ」が付いて出たのは初めての経験でした。食べていると理解できました。そばの量が多いので、「つゆ」が足りなくなるのです。そんなこととはつゆ知らず。
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私の退職金

2008-04-23 22:16:23 | Weblog
                  私の退職金

                         2008年4月23日(水)作成

 私には、20年間大切に保存していたものがある。
 それは、1988年1月10日の朝日新聞に、元都銀支店長(65歳)が「私の退職金」と題して書いたコラムである。

 実に、哀しい内容であった。私自身が退職するとき、改めて読んでみようと、保存していたものである。次のとおりである。


 旧制の商業学校をおえ、銀行に就職したのは、あの大戦が始まる直前だった。そして大学専門部の夜学で法律を学び、やがて兵役。その後まさに時の流れに身を任せて、陸軍予備士官学校を卒業したのは終戦の三カ月前であった。
 復員後、銀行に復職。私には今様の青春など全くなかった。本店、支店を転々。学歴の劣等感も、取引先への悩みも、人事考課の悔しさも、何もかも今は茫々たる思いでのかなたに消えた。
 旧制中卒同期で支店長職にたどり着いたのは、一割にも満たない五人であった。五十歳で従業員百人余の中小企業に出向した。出向先の役員を務めているうちに五十五歳で定年。特別の感慨はなかった。が、私は運がよかったと思うことに決めた。兵隊も、銀行もである。
 出向先でさらに五年、待遇もまずまずで六十歳となった。突然、女房が、がんの宣告を受けて入院。私は迷わず会社を辞めた。痛哭というほかない思いで二年間、毎日病院へ通った。女房はしかし逝った。その日からまた二年の歳月がたった。蟄居し、無為の日々である。
 退職金を含め、コツコツ蓄えた預金がいま三千万円。銀行からの年金と厚生年金とで月に約四十万円となる。家は自宅とはいえ、全くのウサギ小屋だが、独り住まいの私には十分。
 これが私の能力では精いっぱいの人生であった、といまは思うことにしている。全くの自由、退屈もせず、ウツにもならず・・・。
 この分では到底長生きは望めないが、もう何もかもたくさんである。何も欲しくない。
 
 退職金の使途と運用(単位万円)

 手取り退職金        2000
 (別に60歳以降の終身年金 年120)
 
 個人年金への振り替え     500
 銀行定期預金          900
 国債                300
 郵便局定額預金         300


 私は、今年の3月末退職した。そして、読んだ。やはり、何時読んでも、哀しい。

 「もう何もかもたくさんである。何も欲しくない。」
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イリジウムプラグ

2008-04-20 09:23:03 | 
               イリジウムプラグ

                         2008年4月19日(土)作成

 車の1年点検(3月)を機に、プラグをイリジウムパワー(デンソー製)に交換した。
 定期点検時だったので、取付け料はサービスで、1本2,500円だった。

 効能書きには、「着火の悪くなりがちなアイドリング時においても、イリジウムパワーはミススパークを低減しアイドリングの回転数を安定化。これにより、エンジン音の静寂性と燃費性能も高まります。」とある。

 静粛性については、むしろエンジンがラフになった感じで、高まりは感じられない。
 燃費については、向上していると感じだ。検証できたわけではないので、「感じ」だ。

 私の車の変速機はCVTだが、このCVTは燃費を稼ごうと、やたらと低回転で走りたがる。40kmから60kmまでゆっくり加速する時は、エンジン回転はずっと約1,000rpmを維持している。そのためか、加速中「ぶるぶる」という僅かな振動が起こる。多分、エンジン回転が低いのでトルクが薄く「負荷」がかかると、エンジンが円滑に回らないためだろう。極端に言えば、「ノッキング」のようなものだ。
 プラグを換えてから、この「ぶるぶる」の範囲が狭くなった。つまりトルクが増強されたのだろう。これは明らかに体感できた。

 私の車には車載の燃費計が付いている。どういうメカニズムか知らないが、あまり精度は良くない。しかも私に似て「甘め」。
 しかし、それでも走行状況により、燃費が変わるということはモニターできる。例えば、夜間は照明を点けるので、僅かではあるが燃費は悪くなる。走行状況の変化と燃費計の数字の動きを常時モニターしていると、その微妙な違いが分かるのだ。

 プラグを換えてから、走行状況と燃費計の数字の動きが、今までと微妙に違ってきたのが分かった。例えば、それまでは、高速道路の上り坂では燃費計の数字が直に落ちていたが、その変化が僅かになった(ような気がする)。

 4月12・13日に、プラグを交換して初めてロングツーリングをした。走行距離数1,110km(内高速道路約85%)
 燃費であるが、高速道路走行中に、車載燃費計がMAX 19km/ℓを指した。実走行より甘めにでるが、少なく見積もっても17km強/ℓは走ったという感触を持った。

 トータル1,110km走行の燃費は、「満タン法」で、往路16.1km/ℓ、復路14.7km/ℓであった。往復で15.4km/ℓ。往路と復路の違いは、高速で往路は80kmなのに対して、復路は100kmで走った違いが大きい。

 往復で、16km/ℓは欲しいところだが、助手席に重量物が乗っているので、少し悪くなっても仕方ないか・・。

(写真)本文とは少し関係があります。ロングツーリング道中に立ち寄った、彦根城とその桜です。ちょうど見ごろで、実に見事でした。4月13日撮影。
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根尾谷淡墨桜

2008-04-19 09:09:29 | 
               根尾谷淡墨桜

                         2008年4月19日(土)作成

 岐阜県本巣市根尾谷にある「淡墨桜」(「うすずみ」と読むんだそうです。)を見に行った。広島から車で行くので、12日(土)13日(日)と一泊二日かけた。
 行く数日前に、新聞のコラムで、6日から始まる「今週いっぱいが見ごろ」とあり、急に思い立ったものである。
 軽重浮薄にすぐ行動するというのが、私の行動パターンのひとつである。

 約2kmの渋滞の後、現地に着いたのが15:30頃だった。
 巨木なので、遠くからすぐに分かったが、近くで仰ぎ見ると、圧倒的な迫力である。樹齢1500年!幹の周囲約9mの彼岸桜。花はつぼみの時は薄いピンク、満開時は白で、散り際に淡い墨色をおびることから、この名前が付いたといわれる国指定の天然記念物である。
 樹高17.2m、枝張り東西23.9m、南北21.2m。

 枝の各所は折損しており、数十本の木で支えてある。幹もいかにも朽ち果てる寸前の形相である。人間で言えば、皺だらけシミだらけの老婆がベッドでカテーテルだらけになっているようなものである。

 しかし、それでも、人を引き付ける魅力とは何だろう。樹齢1500年という巨木がその寿命と戦い、この年も花を咲かせている姿を見ると、理屈抜きに敬虔な気持ちにさせられる。

 妻が、葬式用にと、淡墨桜をバックに写真を撮ってくれという。10回くらいシャッターを押した。写真で見る妻は、皺、シミだらけであるが、まだまだ淡墨桜には完全に貫禄負けしている。
 ということは、まだまだ寿命は相当長いということか。

 淡墨桜は、歳を重ねるごとに人を引き付ける魅力を増している。人間、歳を重ねて、人を引き付ける魅力とは何だろうか。
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「後期高齢者医療」 誰が決めたのか?

2008-04-15 17:24:49 | 政治
           「後期高齢者医療」 誰が決めたのか?

                         2008年4月15日(火)作成

 今日、後期高齢者医療の保険料の年金からの天引きが始まる。
 後期高齢者医療については、これまで対象者への周知が十分でなく、多くの高齢者に、暫定税率の失効どころではない「混乱」を招いているが、年金からの天引きは、更に更に「大混乱」を来たすことになるだろう。
 天引き額が違っているケースも多く出るのではなかろうか。

 舛添厚生労働大臣は、天引きは「手間が省ける」と説明しているが、こういうのを「おためごかし」と言う。「納付する側のため」というなら、手間をいとわない人が「窓口で納付する」と言えば、その選択ができるようにするのが筋というものだろう。この狙いは、行政コストの削減であることは明白だ。「手間が省ける」など余計なことを言うから、余計に怒りを買うだけだ。

 私は、年金からの天引きは基本的に賛成である。しかし、この天引きの最大の問題は、月額15,000円という少額の年金からも容赦なく引き去るということだろう。

 私が試算したところによると、年金額が生活保護基準以下でも天引きされるケースが出てくる。
 生活保護基準以下の年金額からは、保険料は天引きするべきではなく、月額15,000円という基準は引き上げる必要があるだろう。


 市町村の窓口では、「誰が決めたのか」という声が多く上がっているという。福田首相は、(この方は、庶民の生活感覚が全く分かっていない人です)市町村の窓口で、少し苦情対応をされたらいかがだろうか。
 福田首相のことである。「かわいそうなぐらい努力しているんですよ」、と涙ぐんで説明するのだろう。
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富士重工業

2008-04-11 17:39:40 | 
                富士重工業

                         2008年4月11日(金)作成

 「スバル」ブランドの富士重工業が、いよいよ本格的に、プレミアムブランドメーカーとして生き残る道を歩み始めた。

 今日の朝日新聞によると、
①富士重工業は、軽自動車から撤退する。
②トヨタは富士重工業への出資を16.5%(現8.7%)へ引き上げる。
③11年末をめどにトヨタと富士重工業は、「水平対向エンジン」を搭載したスポーツカーを発売する。
④富士重工業は、軽から撤退するが、ダイハツからOEM供給を受け、販売は続ける。
 といったものだ。

 元々、富士重工業は戦闘機を作っていたメーカーで、技術力には定評がある。軽自動車として初めて造ったスバル360は、私も乗っていたことがあるが、モノコックボディで軽く、当時としては画期的な車であった。

 現在の技術の売りは、水平対向エンジンと四輪駆動である。この技術を搭載したレガシィーに対して、トヨタはスポーティーカーのカルディナをぶっつけたが、全く歯が立たなかった。水平対向エンジンは、重心が低く、スポーツ走行に適しているのだ。

 更に、現在CO2の削減の問題で、ディーゼルエンジンが脚光を浴びているが、水平対向エンジンは、振動を打ち消す効果があり、振動の大きいディーゼルエンジンには、適している。

 水平対向エンジンを自動車に載せているのは、私の知る限りでは、ポルシェとスバルだけだ。この希少性は大きい。しかも、ポルシェにはディーゼルエンジンはない。

 自動車評論家の徳大寺恒氏は、かねてより、富士重工業の目指す方向は「プレミアムブランド」と言っていたが、その通りになった。

 トヨタという会社は、資本提携先の企業でも、その企業の自主性を尊重するので、富士重工業としても、やりやすいだろう。

 自動車の生産台数が世界2位という日本で、プレミアムブランドメーカーがなかったのが、ある意味不思議だった。
 さすがに、スバルがポルシェまでのブランド力を持つとは思えないが、世界的なプレミアムブランドメーカーに発展して欲しい。
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クラス会

2008-04-06 18:36:04 | ともだち
                  クラス会

                          2008年4月6日(日)作成

 昨日5日は、小学校のクラス会があった。
 ここ7・8年ほぼ毎年、桜が咲くシーズンに開かれている。

 瀬戸内海の小島が何時もの場所なのだが、それは、2000年6月3日に、恩師が記念植樹した桜の元に集うことにしたためである。
 その恩師は翌年肺がんで亡くなった。皆、記念に植樹をしていて良かったと言っている。

 桜の種類は定かではないが、どうやら「ひかん桜」らしいということだ。中々急には大きくならないが、しかし、確実に幹も太くなってたくましくなっている。

 昨年は、桜の木の根元に「タイムカプセル」を埋めた。干支を一回りの12年後、2019年4月に開封することになっている。やっと1年経った。あと11年は長い。

 小学校を卒業して大方半世紀が経つ。つくづく皆、それぞれの人生がある、という感慨を持つ。
 私は、どちらかと言うと、平々凡々の人生だったろう。転職ということもなく定年を迎えたし、大病をしたという経験もない。平凡に結婚して、2人の子どもも生まれた。全員健在である。

 中に、資本金1855億円という大企業の副社長夫人がいた。その彼女、懇親会が終わったら、「副社長」に電話をして迎えに来てもらった。へぇー、家では副社長より偉いんだ。

 級友は、分かっているだけで、7人死亡している。私はどうしたことか、死んだ7人に最後に会った機会が最も多い。ひょっとして「死神」か?恩師を見舞ったときも、翌日か翌々日に亡くなっている。

(写真)2008年4月5日撮影。「ひかん桜」ということらしいですが、確証はありません。
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長寿医療制度

2008-04-03 16:36:25 | 政治
                 長寿医療制度

                          2008年4月3日(木)作成

 「長寿医療制度」とは笑止千万だ。

 厚生労働省は、4月1日に始まった「後期高齢者医療制度」について、通称を「長寿医療制度」にするという。制度発足の日に、わざわざ通称を発表すること自体、制度の破綻を示しているのではなかろうか。

 舛添厚生労働大臣は、「仕組みが国民に周知徹底されていない、ネーミングも良くないんじゃないかと、福田総理がおっしゃっていた」と言っている。

 冗談ではない。制度の本質を表す通称を付けるとすると「姥捨て山医療制度」ではないか。

 「混乱」のお嫌いな政府与党であるが、市町村の窓口や医療機関では、暫定税率の失効どころではない「大混乱」が生じている。
 混乱の内容は、今はまだ、保険証が切り替わったこととか、保険料が年金から差し引かれることとかといったことであるが、そのうち、医療の中身が高齢者に「実感として分かる」と、それこそ「大大混乱」が生じることになるだろう。

 今まで必要なこととして行われてきた、検査であるとか画像診断等の回数が制限されるのだから。高齢者の驚愕は想像に余りある。
 十分な医療を提供するのではなく、必要な医療を制限する制度に変えて、「長寿医療」とは、国民もなめられたものだ。

 福田総理大臣が、「長寿」というほどこの制度に自信があるのであれば、「保険証」に福田総理大臣の顔写真を貼り付けたらいかがか。

 毛沢東は、中国革命で農地を農民に解放し、その「登記簿」に毛沢東の顔写真を貼り付けた。農民は字が読めなかったからということもあろうが、毛沢東への支持を狙ったものであることは明らかであろう。

 保険証に福田首相の有難い顔写真が載れば、高齢者は選挙があれば、福田首相率いる自民・公明にこぞって投票するのではなかろうか。
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子どもの教育

2008-04-01 18:56:23 | 家族
                 子どもの教育

                          2008年4月1日(火)作成

 「子どもの教育に失敗したと思う人は手を挙げてください。」と尋ねられたら、私は真っ先に手を挙げるだろう。

 私は、子どもの教育というものに対する知識とか認識とかは毛頭なかった。ただ、個々の問題については、それなりに解決したつもりではあるが。

 子どもは男の子2人。1歳3か月違いの年子だが、学年は2年違い。通常この程度の年齢の違いだと、殴り合いの大喧嘩をするものだが、しかし、この二人にはそういうことがなかった。

 私は、実はそのことを仲が良いと勘違いしていたのだ。しかし、本当は人間関係が希薄であっただけだったのだ。その証拠に二人とも大人になった今、人間関係が希薄で、仲も良くない。

 私の家庭は、どちらかというと平々凡々としたもので、大問題が降りかかってくるような状況ではなかった。

 親として、そういう状況であれば、仮想現実を作り、家族全員で、困難に立ち向かうという訓練をしておかなければいけなかったのだ。そういう訓練により、家族の連帯感、助け合い、そういったことが醸成されるのだろうと思う。

 私の教育の失敗のツケは、二人の兄弟関係だけでなく、私と二人の息子の関係にも及んでいる。何度も繰り返すようになるが、「希薄」なのだ。

 今、かなわぬ夢として、女の子が欲しい。
 かぐや姫の物語は、子育てに再チャレンジしてみたいと考えて作った話ではなかろうか。
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