団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

石鎚山

2008-10-27 09:37:45 | お出かけ
                    石鎚山

                         2008年10月27日(月)作成

 石鎚山に車で行くルートは二つあることが分かった。
 石鎚スカイラインで登るつもりが、カーナビに頼って進んで行くと、石鎚スカイラインが「南」側のルートとすると、「北」側のルートで登ることになった。途中、寒風山トンネルというひたすら直線の5キロメートルのトンネルがある。長い。
 そして、石鎚の山頂付近でこの南北のルートが合流することになる。

 このルートは、吉野川の源流域の渓谷沿の山道である。途中、小さなダムもいくつかある。

 愛車に傷を付けたくない人は、このルートを選ぶべきではない。幸い対向車両が少なかったため、離合に事なきを得たが、妻の悲鳴は、もう二度と聞きたくない。
 しかし、景観という意味では、帰りに通った石鎚スカイラインの比ではない。ダムや滝や四国山脈を一望できるスポットもあり、穴場的ルートかも知れない。
 小雨が降っており、その天気ゆえの写真を撮ることができた。

於:2008年10月26日、石鎚山











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

麻生総理大臣逆切れ

2008-10-24 18:09:06 | 政治
                麻生総理大臣逆切れ

                         2008年10月24日(金)作成

 「ホテルは安い所だと思っている。」
 「安い所に行ったとする。周りに30人からの新聞記者や警察官もいる。『営業妨害』って言われたら、何と答える?」
 「今聞いてんだよ。答えろ。」
 これは、夜な夜な高級料亭やバーに繰り出していることに対する批判への、麻生総理大臣の「反論」である。22日、記者団に語った。

 「これまでのスタイルだったし、これからも変えるつもりは今のところない。お金も自分で払っている。」とも言っている。

 「あっ そう」と聞き流したいところだが、一国の総理大臣の毎夜の行状(注)には、一国民として申したいことがある。
   注 麻生総理大臣は9月24日に就任後、10月21日までの「夜の会合」はのべ32回。

 ワーキングプアと言われる年収200万円以下の層が300万人もいると言われる現状において、一国の総理大臣が夜な夜な高級料亭に繰り出すというのは、いくら「自分のお金」とはいえ、あまりに節度がなさすぎる。
 庶民感覚が全く分かっていないと言われても、仕方あるまい。

 しかも、「今聞いてんだよ。答えろ。」との逆切れ。これは記者に当たったも
のだが、記者の背後には国民がいる。つまり、国民に対する恫喝だ。

 思えば、福田総理大臣の政権投げ出しの記者会見も、逆切れだった。
 (政権投げ出しは無責任ではないかという記者に問われ)「私はあなたとは違
うんです。」と逆切れした。(その発言に対して、新聞に「あなた(福田首相)
が違うんです。」との風刺が強烈だった。)

 麻生総理大臣も、もう既に、政権末期の様相を呈してきたようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

会計検査院国庫補助の不正経理を暴く

2008-10-22 17:58:59 | 行政
会計検査院国庫補助の不正経理を暴く

2008年10月22日(水)作成

 会計検査院が政府の補助事業について12道府県の経理を調べたら、すべて何らかの不正が見つかった、という。
 これでは、12道府県だけでなく、全ての自治体で不正経理があるのではないかと疑われても仕方ない。
 
 手口は、コピー用紙などを架空発注して商品を受け取らずに、支払った代金を業者に「裏金」としてプールしておく。これを役所用語で「預け」と言うそうだ。

 これから、各自治体とも、事実関係を調査し、再発防止策を練ることになろうが、その内容によって、自治体の力量が試されることになる。
 通り一遍の方法では問題を根絶できないのは、大阪市の裏金が次から次に出たことからも明らかだろう。

 役人に、不正経理をやったかどうか尋ねても本当のことを言う訳がない。それは懲戒処分や今後の昇進に影響が出ることを怖れるからだ。

 私は、OBG(OB及びOGの略語)からの調査を提案したい。OBGになると、地方公務員法上懲戒処分の対象にならないので、「しゃべり」易いのだ。私的流用をしていなければ、刑事訴追されることも、まぁあるまい。

 かつて、職員として、その手口を知悉していた者の口からは、溢れんばかりの情報が入手できるだろう。

 そして次の段階として、そのOBGからの調査結果を基に、現職職員からヒアリングを行うのだ。
①正直に言えば、処分は行わない。(このような「司法取引」を行っても良いのではないか。)
②隠していて、後から不正が発覚した場合は、厳罰に処す。

 このようにすれば、小心な木っ端役人のことである。すぐに、ぺらぺらとしゃべり出すだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トヨタiQの発売を発表

2008-10-18 08:27:05 | 
               トヨタiQ発売の発表

                           2008年10月18日(土)

 トヨタは15日、新型乗用車iQを11月20日から発売すると発表した。
 通常新型車の場合、発表と同時に発売だが、iQは発売と発表がずれている。販売スタッフに聞いたところでは、今年の「カーオブザイヤー」狙いで発表を前倒ししたのだという。(カーオブザイヤーに選ばれることは間違いない。しかも8割程度の得票を集めるのではないか。)

 この車の特徴は「超高効率パッケージング」だ。軽自動車より40cm短い全長3mに、大人3人子ども1人乗車を可能にした。

 自動車は環境問題が避けて通れず、燃費の良い車造りが求められている。燃費を良くするためには、車を軽くする必要があり、軽くするためには、小さくする必要があるということだ。

 実車を見たわけではないので、何とも言えないが、室内の前後長はやはり窮屈そうだ。あと30cm全長を伸ばせば、無理なく5人乗車の車が造れるのにと思うが、それは素人考えというものだろう。トヨタは、どうしても3m未満にこだわりたかったのだ。

 小さな車をベースに大きな車を造るのは簡単だ。トヨタは、この車をベースに色んな派生車を造ると思われる。4m程度の3列シート車とか、メタルの電動オープンカーとか、デリバリーバンとか、次期ビッツもこのプラットフォームをベースに造ると思われる。(車を小さく造るためには、リアエンジンの方が効率的だが、派生車を造るためフロントエンジンにしたものと思われる。)

 この車の月販目標は2,500台と発表された。1週間程前にデーラーで販売マニュアルを見せてもらったが、それには3,500台とあった。
 現下の経済環境で販売が厳しいと見て見直しをしたのだろうか。
 いずれにしても、今までにないカテゴリーの車なので、どれだけ売れるかトヨタのみならず、全メーカーが関心を持っているだろう。
 
 私は、この車が今までの、車社会の既成概念を打ち破ることができるかどうかに関心を持っている。(既成概念とは、クラスレスの車になれるかどうか、あるいは人々のライフスタイルまでをも変えうるのか等である。)

 温暖化に危機を日本以上に持っている欧州では、来年から発売するという。マイクロカーでは既に先行しているダイムラーのスマートより多く売れるかどうかが焦点だろう。

 巨人トヨタの野望を渾身に込めたマイクロカーである。

 2008.10.21 一部修正
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安曇野のりんご

2008-10-11 11:57:13 | 
                安曇野のりんご

                         2008年10月11日(土)作成

 毎年、長野から産地直送でりんごを送ってもらっている。
 長野に旅した際に、そのりんご園を訪ねた。

 このりんご畑は、構造改善事業で、もともとは米を作ることにしていたのだが、減反のあおりで、今はりんご畑やトウモロコシ畑になっている。

 間近にりんご畑でりんごを触るというのは、初めての経験だ。燦々とした太陽のもとですくすくと育っている。

 その場で食べさてもらった。口中に「ジュワー」と広がる甘酸っぱい香りと味が格別だ。

 どれくらい採れるのかと聞いたら、台風でほぼ全滅することもあるそうだ。
 彼の言葉が印象に残っている。
 「りんごは 自然の恵みです。」


 すごく気前の良い方で、りんごを20個ばかりもいでくれ、おまけにりんごジュースを12本くれた。
 ジュースも格別の味だった。


 於:2008年9月23日、安曇野








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒューマンハウス

2008-10-10 18:06:32 | 高齢問題
               ヒューマンハウス

                         2008年10月10日(金)作成

 こういった居住環境が、これから多く求められるようになるのではないかという予感を感じさせる施設だ。

 施設の概要
・鉄骨造り3階建
・30戸
・供用部  食堂、キッチン、洗濯室、浴室
・各戸設備  冷暖房、洗面、トイレ
・各戸面積  約10㎡
・介護士が24時間常駐
 10㎡とは、ちと狭い。しかし、面積が増えれば家賃が上がることになる。

 次のような方に最適の施設だろう。
・単身
・要介護認定1~4程度までで介護が必要
 いわゆる「社会的入院」ということで、居宅生活が困難なため医療機関に入院している方がいるが、狭い病院のベットで薬漬けになっているよりか、よほどマシだ。
また、市街地にあるため、近くに往診してくれる医療機関がある。

 費用負担は次のとおり。
・家賃  42,000円
・共益費  12,000円
・生活管理費  4,000円
・食費(別途契約)  40,000円
・礼金  290,000円
・火災保険(2年に1度)  13,000円
 食事は、配食業者に委託している。
 この施設で感心することは、生活保護受給者でも入居できる程度の料金設定にしているところである。
 最低限必要な経費は、月98,000円である。生活保護費(70歳)は月114,600円でるから、16,600円を他の費用に充てることができる。
 入居時の礼金290,000円も、生活保護受給者には220,000円に抑えてくれる。

 この施設の「キモ」は、「まとめて介護」ということにある。
 例えば、洗濯の介助が必要な人が10人いるとする。この10人が別々の住居に住んでいるときの人役を10とすると、ヒューマンハウスのように共同住居だと3程度で済むということになる。
 そこで浮いた人役を、24時間常駐させることにしているのだ。
 これは、入居者及び介護事業者双方にとってメリットのあるシステムと言えよう。

 介護保険制度は、こうした共同住宅の場合の家事介護は「まとめて介護」できるので、単価を低くする必要があるのではないか。

 於:2008年10月9日、広島市西区庚午北











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宇奈月温泉 黒部トロッコ電車

2008-10-07 18:07:21 | 
           宇奈月温泉 黒部トロッコ電車

                         2008年10月7日(火)作成

 「豊かな自然にかこまれた美しい峡谷の温泉」
 雄大な黒部峡谷の自然を望む、美しい湯の街宇奈月。宇奈月温泉は、富山一の規模を誇るリゾート温泉地。湯量が豊富で、透明度が素晴らしい温泉です。四季折々の美しい自然の中で、様々な文化や歴史にふれてください。
 以上が、宣伝文句だ。

 またもや、貧乏神に祟られた。温泉ホテルは高いので、安い夕食なしのホテルを取った。食べに出て、適当な店がないのだ。高くてもホテルの夕食でゆっくりするのが正解だった。

 トロッコ電車は、宇奈月駅から峡谷沿いに41のトンネルと22の橋を渡る。終点欅平まで20.1km・約1時間20分の旅。
 黒部ダムを造る資材等を運んだものだが、今は地元の要望によって、観光資源として活躍している。正解だ。
 往きは素晴らしい景色と思ったが、帰りは少し、食傷気味だった。

 於:2008年9月21日・22日 宇奈月温泉、黒部峡谷


 湯量が豊富なことのアピール。


 足湯は、夜遅いこともあり、人気なし。


 朝もやが素晴らしい景色でしたが、写真に撮ると今一。


 少し、雨がパラついてました。


 左に行くと、黒部ダムにつながります。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

能登千里浜

2008-10-06 18:00:01 | 
                 能登千里浜

                           2008年10月6日(月)

 9月20日(土)6時20分、一週間程度のドライブ旅行に出発した。
 行先は、能登、宇奈月温泉、長野、岐阜といった当たりで、行き当たりばったりの旅行だ。
 去年姉夫婦が、能登・佐渡へ旅行に行きたいというので、私が旅行計画案を立てたが、私達の場合はあらかじめ計画を立てなかった。

 それでもやはり、当日の宿は予約しておく必要があり、能登半島の首の付け根辺りにある国民休暇村「能登千里浜」にした。
 途中寄り道をしたりして、664km、約10時間の行程だった。

 宿に着き、直ぐに、「jogg」ing,「wal」king, jog「ging」→「joggwalging」(ジョッグウォーギング→ジョッギングとウォーキングを交互に行うこと。)をした。
 
 この日の千里浜は、日本海としては波が穏やかで、浜に寄せる波音も軽快だ。波音に合わせてのjoggwalgingで、長時間のドライブのシコリもとれ、気分爽快だ。

 宿の夕食には少しがっかりした。のどぐろとアワビ会席をわざわざ特別料金で頼んだのだが、なにせアワビの刺身が三切れ程度ではねぇー!のどぐろも塩の塩梅が今一で、ウーン。
   
 予想に反して、この地方の名物というジャンボがんもどきが良かった。中から何が出てくるのか、野菜の玉手箱のようなものだ。どうしてこんなにちっちゃいレンコンがあるのだろうと思うような、直径1cm位のレンコンが入っていた。

 ともあれ、この日も焼酎の飲みすぎで、酔っ払りました。

(燃費)車載燃費計は、17.6km/ℓ。満タン法で、16.1km/ℓの燃費だった。
 このドライブ中に、走行距離25,000kmを突破。生涯燃費は、満タン法で13.1km/ℓと出た。私の車の10・15モード燃費は13.4km/ℓだから、達成率は97.8%だ。何とか100%にもっていきたい。

(参考) 5,000km時点では、11.5km/ℓ。
     10,000km時点では、12.2km/ℓ。
     15,000km時点では、12.5km/ℓ。
     20,000km時点では、12.9km/ℓ。





 千里浜沖に舞うトンビ


 刺身は鮮度は抜群でした。


 ジャンボがんもどき


 濃縮した食塩水。醤油のかわりに刺身につける。やっぱ、醤油の方が風味があります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飛騨古川

2008-10-05 09:15:14 | 
                  飛騨古川

                         2008年10月5日(日)作成

 「飛騨古川」。最近古い町並みを観光の「ウリ」にしている地域が多い。ここもそうだ。
 飛騨市によるとここの建物は、かつて奈良の都の建造物造営に活躍したと伝えられる「飛騨の匠」の技を今に受継ぐ地元大工の伝統的工法により建造されている」ということだ。

 日本酒「蓬莱」の蔵元が綺麗な建物だった。中に入ってみると、「番外品」なる一升瓶が置いてある。聞くと、酒を造る人たちが自分達で飲むために造った酒だという。おまけに、5,000本の限定品という。こういう説明を聞くと、つい買いたくなる。
 この酒は、常温で飲むのと燗で飲むのとまるで味が違う。常温だと辛口だが、燗をすると甘味がずっと増してくる。いずれにしても、いろんな味がぎっしりと詰まっているような重厚な味わいで水っぽさがまるでない。2,180円也はお買い得だった。

 そばどころということもあり、昼食はそばにした。とあるそば店、不思議なことにそばの量を「寸」という長さの単位で表す。普通の量が「7寸」で900円也だ。高橋名人の700円の蕎麦より高い値段を付けるとは、強気の商売だ。(2007年12月10日「「平成のそば打ち名人」の達磨・雪花山房のそば」参照)
 さすがに強気だけあって、そばの味は文句の付けようがなかった。
 
 そばの食べ方がメニューに書いてあった。
①何もつけず蕎麦のみ食す
②塩だけつけて甘味を味わう
③塩とわさびでおつまみに・・
④汁と蕎麦との相性を楽しむ
⑤最後は粋に・・お酒を蕎麦にふりかけて 〆
 とあった。酒をふりかけるというのは知らなかった。そばが高かったのは、食べ方の授業料と考えよう。

 於:2008年9月25日(木)、飛騨市










 このそば湯が「とろーっ」としていて絶品でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トクーでのりくらの宿「舞」へ

2008-10-02 18:16:44 | 
             トクーでのりくらの宿「舞」へ

                         2008年10月2日(木)作成

 乗鞍岳の麓に泊まることにして、宿を探した。妻の友達に年間で延べ30日くらい長野を旅行(というより山登り)をする人がいたので、情報を頼んだ。
 インターネットで「トクー」を検索してくれ、のりくらの宿「舞」を見つけてくれた。
 旅先でインターネットが使えなくても、友達に頼めば便利だ。

 このペンションは通常料金は1万円くらいだが、トクーで7,000円になった。
 料理もよく、温泉だし、バス・トイレ付きの部屋もダブルベットで広く、7,000円ならグーだ。

 夕食は、囲炉裏で見知らぬ3組6人が膳を囲んだ。少しずつ話が弾み、一組からの勧めで、翌日早朝の乗鞍のご来光に行くことにした。もう一組は、旅慣れた人で、「上高地が一番良かった」の言により、行くことにした。
 旅先での見知らぬ人との情報交換は、醍醐味の一つだ。

於:2008年9月23日(火) 松本市安曇


 囲炉裏の辺で焼く虹鱒。しかし、他の場所で焼いて、囲炉裏の傍に立ててあるだけでした。


 何だろうと思いながら食べていて、しばらくして女将が、「蜂の佃煮だ」と言う。原型が分からないから食べることができた。食感はシジミの佃煮に似ているが、シジミとは違って甘い。


 露天風呂といっても、建物の中にあって、ただ単に屋根を取っ払っているようなのが多いが、ここは、すぐ裏が雑木林で、本当の露天風呂の雰囲気が味わえる。


 変わった色の雲があったので、写真に収めた。


 道の駅にいた猫。飼猫らしく、よくなついている。この恰好、癒されます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千枚田

2008-10-01 21:35:02 | 
                  千枚田

                         2008年10月1日(水)作成

 能登半島、地図でいえば、頭のてっぺんあたりの、白米村(現輪島市)というところに棚田「千枚田」がある。

 この日、ちょうど稲刈りで、沢山のボランティアが作業をしていた。上の方には舞台が組立てられており、この日結婚式もあったという。

 道の駅「千枚田」でこの千枚田の新米を売っていたので買った。1kg840円也。普通の米の1.5倍から2倍の値段なので、高いといえる。狭い棚田だから、作業は機械という訳にはいかず、人力に頼らざるを得ない。高くついて当然だ。しかし、1kgの米で茶碗20杯作れるとしたら、1杯当たり42円で、安いものだ。

 潮風で甘味が増すとの説明が、買う動機になった。実際に食べてみると、確かに「甘い」。おかずを食べずに茶碗一杯食べてしまった。

 この千枚田の昔話が、胸を打った。
 「むかし、百姓夫婦が田植えを終わって、念のため水田の枚数を数えてみた。千枚あるはずなのに、どうしても2枚足りない。日も暮れたのであきらめて帰ろうと、そばにあった二人の蓑をとりあげてみると、その下に二枚の田が隠されてあったという。「蓑の下、耕し残る田二枚」の一句も伝えられている。」

 ネコの額ほどの土地にも米を作らねばならない貧しい暮らしの昔の百姓の苦労が偲ばれる。

 於:2008年9月21日(日) 輪島市





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする