あ~あ....と、またため息が出る話。
12月15日付のVOICE JOURNAL誌では、現在行なわれている計画停電(ミャンマーでは「計画的電気配分制度」)は12月末までという話だった。
しかし12月22日付の同じくVOICE JOURNAL誌では、「計画的電気配分制度は雨季の初め(モーウーカーラ)まで続く」と変わってしまった。
「雨季の初め」と何だかよくわからないようにぼかして書いてあるが、はっきりと「6月初めまで」と書けばいいのに.....
結局、雨季ではない6ヶ月以上の期間中は毎日平均14時間の停電が続くことになる。
停電は慣れているので今さら別に困ることではないが、頭が痛いのは授業中に発電機を回すためにガソリン代がかさむことである。
毎日平均4ガロン(18リットル)消費のガソリン代は14,000チャット。
毎月、420,000チャット(約3万5千円)の負担は大きい。
(サイクロン後のガソリン価格高騰のときは1ヶ月100万チャットを超えていた。)
今はガソリン代が安いのでまだ助かっているが、今後どうなるかわからない。
以前はインバーターというバッテリー(蓄電池)を使っていたが、停電時間があまりに長いので、充電することができない。
他の日本語学校や語学学校はどう対策しているのだろうか。
今も大規模な水力発電所を10箇所以上建設中であるが、仮に全部完成しても停電はなくならないだろうという悲観的な見方がある。
というのは、ダム建設地の地質に問題があるらしい。
話によるとダム建設地の地質は地中に水を吸い込み易い地質なので、長時間水を貯めることができないのだとか。
だから、雨季が明けてしばらく時間が経つとすぐに急激に水量が減ってしまう。
水量が減ると当然、発電量が少なくなり供給が間に合わない。
結局、乾季中の停電は当分、解消されることはないだろう。 ア~ア....
(今日、ジャーナル誌のライターから聞いたのだが、「停電」と書いてはダメで、「計画的電気配分」と書かなければならないそうだ。)