最近、ヤンゴンで大人気なのが写真の焼き魚なのだ。(1匹、2000チャット)
魚は「ティラピア」(日本語ではイズミダイ)。
名前は鯛であるが、海にいる鯛とは全く異なる淡水魚である。(汽水でも適応する)
この魚は10年前にミャンマーに来たときはまだなかった。
外来種であると思われる。当然、ミャンマー人がこの魚を食べる習慣もなかった。
まもなくヤンゴン在住のある日本人(Tさん)が食用として養殖を始め、成功した。
(ミャンマー名:SB鯛と名づけた)
しかし、当時はこの魚をどうやって食べるのか方法がなかった。
刺し身でも試験的に頂いたが、淡水魚の刺し身は細菌や回虫がいるのではないかと心配だったので、食べることは断わった。(スーパーでも置かれていたが、売れなかったようだ)
しょうゆとみりんで煮魚にして食べるとおいしかったが、少し臭みがあった。
市場では叩き売り状態となり、ほとんどタダ同然の値段だった。
この養殖ビジネスが成功する前に志半ばでTさんは亡くなった。
その後、シャン族の人がサクラ病院の近くでシャン風の焼き物の店を開店した。
これが大ヒットとなり、メニューにこのティラピアが加わった。
焼き魚の独特の味付け(はらわたを取って、中に香草などを入れる)と香ばしさにたちまち大人気となり、ヤンゴン中にティラピアの焼き魚が広がった。
現在では複数の業者がこの魚を養殖しており、大成功しているそうだ。
私が知っている経緯は以上のようなものである。
このティラピアは市場では今でも「ジャパンガー(日本魚)」と呼ばれている。
なぜ、そのような名前がついたのか不明であるが、もしかしたらTさんの業績を称えて誰かがつけた名前なのかもしれない。
Tさんが開発したティラピアは今ではヤンゴン中で大人気になっている。
Tさん自身はビジネスを成功させることはできなかったが、先見の明があったことは確かだ。
魚は「ティラピア」(日本語ではイズミダイ)。
名前は鯛であるが、海にいる鯛とは全く異なる淡水魚である。(汽水でも適応する)
この魚は10年前にミャンマーに来たときはまだなかった。
外来種であると思われる。当然、ミャンマー人がこの魚を食べる習慣もなかった。
まもなくヤンゴン在住のある日本人(Tさん)が食用として養殖を始め、成功した。
(ミャンマー名:SB鯛と名づけた)
しかし、当時はこの魚をどうやって食べるのか方法がなかった。
刺し身でも試験的に頂いたが、淡水魚の刺し身は細菌や回虫がいるのではないかと心配だったので、食べることは断わった。(スーパーでも置かれていたが、売れなかったようだ)
しょうゆとみりんで煮魚にして食べるとおいしかったが、少し臭みがあった。
市場では叩き売り状態となり、ほとんどタダ同然の値段だった。
この養殖ビジネスが成功する前に志半ばでTさんは亡くなった。
その後、シャン族の人がサクラ病院の近くでシャン風の焼き物の店を開店した。
これが大ヒットとなり、メニューにこのティラピアが加わった。
焼き魚の独特の味付け(はらわたを取って、中に香草などを入れる)と香ばしさにたちまち大人気となり、ヤンゴン中にティラピアの焼き魚が広がった。
現在では複数の業者がこの魚を養殖しており、大成功しているそうだ。
私が知っている経緯は以上のようなものである。
このティラピアは市場では今でも「ジャパンガー(日本魚)」と呼ばれている。
なぜ、そのような名前がついたのか不明であるが、もしかしたらTさんの業績を称えて誰かがつけた名前なのかもしれない。
Tさんが開発したティラピアは今ではヤンゴン中で大人気になっている。
Tさん自身はビジネスを成功させることはできなかったが、先見の明があったことは確かだ。