ミャンマー・日本語学校ブログ

ミャンマーでの生活、教育、ビジネスなど
ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

工場見学(4)

2008年01月11日 | 見学・視察
軽トラックの頭の部分。
日本でこのような物が置いてあると、どう考えても鉄くずまたは粗大ゴミなのだが、ミャンマーではものすごい貴重品なのである。
こんなボロボロの状態から丁寧に板金塗装をすると、ピカピカの新車が出来上がるのである。
今回の見学は事前にアポなしで行ったのだが、工場の人たちは大歓迎してくれた。
日本だったら、門前払いになっていただろう。

工場見学(1)

2008年01月11日 | 見学・視察
日本からのお客さんを案内するために南ダゴン工業団地のある工場を訪問した。
写真がその工場の様子であるが、何の工場でしょうか?

実はこれが自動車の製造、組立工場なのだ。
どう見ても廃車の解体工場か、鉄くず処理工場なのだが、ここで新車を組み立てている。
ミャンマーでは自動車の製造、組立は全て手作業なのである。
工場の中で聞こえる音は「トントン、カンカン」というハンマーで鉄板をたたいている音だけなのだ。
工場にある機械類はガスバーナーと電動カッターだけだった。
これなら、停電してもほとんどの作業は継続できる。

一般的にミャンマーの板金技術は日本よりレベルが上だという評価である。
今回のお客さんも「これは素晴らしい!」と感動されていた。
ミャンマー人の手作業の器用さが改めて認識される。