BLOG*海から陸へ・・・

主に千葉県のビーチコーミングで集めた漂着物や作品等の紹介。

はなびら。

2007-03-26 20:55:07 | *棘皮動物


ある本でこういうものの存在を知り、
えーーっ、こんなのあるの?欲しい~~!
って思ってたものを 去年の暮れにようやく見つけました。

別にたいしたものじゃないんです。笑

でも、ありそうで なかなか無いんですよ~。
で、ひとつ見つけたら目がなれて
近くでもう一枚拾いました。

5枚集めたら「5弁揃った記念」としてまたUPしましょう!笑


              ***


実はこれ、タコノマクラのハナビラなんです~(^^)
あの5弁の花模様の一部が、奇跡的とも言える状態で残ったもの。
人工的にくりぬこうったってそうは行かないのがタコノマクラの花弁。

興味のない人から見たらビミョーなものだろうけど
ワタシ的には非常に嬉しいハナビラなのでした(^^)

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ここも春。

2007-03-23 18:19:25 | *海藻・海草・珊瑚類
先日立ち寄った岩場で。



水深は・・・2~3Mといったところかな?
底まで見えるので画像で見ると若干浅く見えますね。

春の海はすごくキレイ。
透明度も増すし、様々な海藻類が芽吹いているからね(^^)
あなたには、何種類ぐらいの海藻が見えますか?



↑ワカメも見えますね(^^)

そして打ちあがっていたワカメを持ち帰ったのでした。笑



でも、この時期になるとワカメももう硬いなぁ~。
食べれるのは葉の縁寄りの方だけでした。
真ん中のクキに近い部分はぶ厚くて硬いか、
もしくは育ちすぎてブヨブヨ~。(=_=)

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海散歩。

2007-03-21 17:21:11 | *ビーチコーミング記


昨日は天気が良かったので、ふらっと海へ。

このところの寒波のせいか、空気が冷たくはりつめてて
富士山がクッキリと ものすごく近く見えました。

内房から外房へと車を走らせたのですが

大島を含む離島が4つも見えましたよ~(^^)
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鳥井さんのビン。

2007-03-19 18:17:05 | *硝子類


岩と石だらけ~!っていう浜に ゴロリと転がっていたこのビン。
実は拾ってくる2週間前にもこのビンが転がっていたんだけど
なんかシャレてるし イマドキっぽい。
なーんて思ってそのまま放置ingだったんだよね。
でもそれが未だに転がってて、あ”-、もうっ!なんかきになるっ!
って持ち帰ったんだ。

で おジジがきれいにクリーニングして、調べてくれた・・・

       

このビンに陽刻されている「Torys」という文字が、サントリーの
販売しているトリスウイスキーのロゴと合致。
さらに突き詰めていくと、サントリーは1963年(昭和38年)に
社名変更をしてサントリーになったが、その前は「寿屋」(コトブキヤ)
だったんだって。(知らんかった~!)
このビンにも、実は下の方にKOTOBUKIYAのロゴがあるんだ。

トリスブランドが産声を上げたのが大正8年。
その後ウイスキー販売が軌道に乗るまでの間、
大正末期から昭和初期にかけて、トリスソースやトリスコショウ、
トリスカレー、なんていう調味料類などを販売していたんだって。 
残念ながらこのビンがどれに該当するのかは
わからないけど、この頃販売されていた商品のうちの
どれかに使われていたビンってとこまではわかったよ~。

う~ん・・・あなどれないなぁ~、ビンって!(汗

ちなみに、トリスウイスキー自体は戦後本格的に量産されて行き、
今でも販売されてるけど その語源はサントリーの創業者
「鳥井 真治郎」氏の苗字から、
鳥井の=鳥井'S(トリイズ)からトリス(Torys)と命名されたのだそう。
それが後にSUNと鳥井でサントリーの社名になったことは
上記の名づけ方からしても想像付きますね(^^)

ビンのルーツをたどるのって なんだかとても楽しいですね♪
私が生まれる前からあった会社の歴史をも知る事ができるんだもの☆
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生と死の間。

2007-03-17 14:12:41 | *いろんないきもの
なんかすっげータイトルにしちゃったな。汗

うん、でも海ってそんなところだよね?
浜を歩いていて、いつもそう思う。

砂浜には、打ちあがった様々な生き物の死体。
逆の海の中は生命感に満ちていて。
生と死はいつも背中合わせ。
その調度はざまの所をウロウロと彷徨う私。

死体とゴミの間をぼーっとしながらフラフラ歩いていたら
ひとつの塊に目が行った。
「なんだ、また死体か・・・」と思ってやり過ごそうとしたら
その塊がかすかに動いてさ! ぎょっとしてよく見たら
まだ生きていた・・・



辺りに川など無く どこから来たのかわからないけど
ゴミと砂に足を取られ辛そうだった。
河川の増水などで流されてきたんだろうケドね。

とりあえずバケツにいれてジジんとこまで連れて行ったら
海のカメじゃないよ、クサガメかもねっていうから
移動途中にある小川に離して来ました。

以前、尚さんも同じような場面に遭遇した事があるそうなのですが
私もふと考えてしまいました。
そもそもこのカメは、私に出会わなかったらその場で死を迎える
事となったのでしょう。 私が現れたことでその運命を変えて
しまったのでは・・・?と思ったり
いや、私に拾われて一命を取り留めることこそが
このカメの運命だったのか・・・? などと。
でも、救えるものは救いたい。
それがエゴだと言われたとしても仕方ない。
助けたカメがその後をどう過ごしていくのかはカメの運命次第。
私と出逢った事はそのカメの、一生の中のヒトコマだから。

カメの運命といえば、私、以前あるカメに運命を感じた事がある。
それがこのカメ。 海ガメラ君です。笑



一度出逢って、拾わずに帰った事を後悔したの。
その後いくら探しても見つからなかったのに
2ヵ月後、海ガメラ君はまた私の前に現れたんだよ~(^^)
その時は本当に嬉しくて、今度こそはちゃんとつれて帰ろう。
と思ったのでした。

そんな生と死の間の場所には、様々な「運」が存在しているのでしょうね・・・
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整理整頓。

2007-03-15 16:00:44 | *貝類
半年分か・・・はたまたそれ以上か?・・・(汗
クラフト用に乾燥させていた貝殻類をいよいよ整理したの。
見てこれ~。こんなに溜まっちゃってたんだよぅ~(汗



拾ったものの中でも、優良!と思われるものは
すぐ別口に保護管理しちゃうんだけど 中級の貝だ・・・
と思うものには「すぐ」ができないズボラな私。シクシク。

で、重い腰をあげて一挙に分別しましたよー。



主に大きさ別にしておくだけなんだけど
やったらやったで結構楽しいんだよね(笑)
見直してみると、「え?こんなの拾ってたっけ?」とか
おぉ!珍品じゃん!なーんて思うのもあったりしてさ(^^)

そしてもちろん破棄するものも出てくるわけさ。
↑の写真で言うなら、一番右下の青いカゴに入ってるのが
サヨナラ宣告された貝殻たち。
どうすっかなー、これ。
家の周りの防犯砂利に混ぜちゃおっかな??

で、ついでに過去のこだわりをも精算することに。
何だかよくわからないけど 一時すごくイモガイにハマってさ、
というか イモガイばーーーっか打ちあがってた時があって
何故かハマらざるを得なかった・・・(汗
で、かたっぱしから集めたんだけどね これも精算。



残したイモガイはこれだけになっちゃった☆



ま・後悔はないのでいいでしょう。
延々と集め続けると膨大な量になってしまうし
たまにこうやって整理してやると
本当に必要なものとそうでないものというのが
ちゃんと見えてくるものです。
(言い訳がましーかなー?笑)
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きれいなもの。

2007-03-12 20:31:24 | *硝子類
これ、前に拾ったビン。
コルク栓式のビンで、気泡タップリ。出来悪すぎ!笑
歪みもすごいんだ~(笑

口の部分が欠けちゃってて 惜しい事この上なし。

でも、こんなきれいなビンも拾えるんだ!?
って、すごく期待してたんだよね(^^)

先日。
砂地の上にゴロっと転がったソレを発見したの。

上のものより少し色が濃い感じ。
でも気泡や質感は同じだな~(^^)
クチの部分はこうなっていました。

ビン底はこんな感じ。

高さ19cmで厚さは2cmってとこかな。
内容量が気になったので調べてみたら
くちきりいっぱい入れても90mlしか入らなかったー。
実際はフタの栓より下回るはずだから
70mlぐらいしか入っていなかったんだろうね。
飲料だったら一口分だわ。

酒類か調味料類の入れ物だったのかな~・・・。
何しろ歪んでるからすわりが悪くて、とてもじゃないけど
立てて置けないよ~。 パタっと倒れて割れそうなんだもん!!
ヒィィィーーー!汗

でもこれ・・・薄べったくてね(^^)
色や形がチョーきれいだよ!!今一番気に入ってるかも♡

おまけ画像♪
厚み表現のため娘に持ってもらったのと 猫に見せびらかしてるとこ。笑


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隠れ蓑。

2007-03-10 15:06:46 | *貝類
潮が引いたある浜辺で ふと足元を見るとこんな子がいました。



隠れ蓑を身にまとい、上手に隠れていたので 
よく見ないと見落としてたかも(^^)
ひっくり返してみたら・・・



生きてた! ビックリしたのか、にゅにゅーーっと
大急ぎで引っ込んでいきました♡

食べようと思えば食べれる貝なんだけど、
一個持って帰ったってしょーがないので 
そっと元に戻しておきました。

この子の正体はカコボラ。 ボサボサの貝皮が
蓑に覆われているような様から、別名ミノボラとも呼ばれる貝。

蓑を脱ぎ捨てると、こんなにキレイな子なんだよ~(^^)

この貝は、結構貝殻の厚みがあるので
大きく育つとズッシリしてきます。なので私は
小さめのものを好んで集め、クラフトに用いたりしています。

なんか美味しそうな色でしょう?(^^)
こういうパンがあったら焼き立てを頂きたいわ♡

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ジジの爺。

2007-03-09 11:49:23 | *硝子類
まずはこのジジが拾ったビン底をご覧下さい・・・



なんかおかしい。
何がおかしいんだろう?

あれっ?これ・・・マークの向きが・・・

そうなんです。これ、花王のマークの「月」なのです。
私は最初、なんだよこれ、向きが逆じゃんか。花王の類似品かぁ?
と思って 興味ないモード全開だったのですが

ジジが いや、これは絶対怪しい!!と言って自分で調べてたんだよね。
見やすいように紙に書いてみたんだけど・・・
なんとコイツ、爺だよ!!!!滝汗

・・・で、花王のサイトで調べてみたら
このマークもちゃんと存在していて これはどうやら
4代目で、大正14~昭和18年に使用されていたマークなんだって!
うへぇ~(汗 大正かよ~っ(汗

ちなみに、花王のマークは現在9代目で 
1985年(昭和60年~)から現在に至るまで使用されている。
一代目は1890年(明治23年)に生まれたらしい。

ジジが連れて来たジジイ(爺)もコワイんだけどさ~
一代目、二代目のマークも実にコワイ!
エクソプラズマが出とるーーーッ!?ギャー!!ガクブル。
三代目に至っては何か文句がありそうな雰囲気だし・・・(=_=)

コワイもの見たさでウズウズする人は
花王のサイトへ・・・行ってらっしゃーい♡

・・・しっかしジジの勘・・・
いや・・・爺=ジジで何か通ずるものがあったのだろうか・・・謎。
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消え行く自然。

2007-03-07 14:48:45 | *あれこれ
今日は海から離れた記事ですが 
我家は南西角地に家が建っています。
小さな家ですが、とても日当たりが良く リビングから見える
美しい緑がとても気に入っていました。
綺麗でしょう?



一般的に言うところの、雑木林です。
落葉樹や常緑樹が入り交ざって生えていて
この林の中から、ウグイスの声が響いてくるの。

冬になれば裸の枝が雪をかぶってきれいだったし
春の芽吹きから初夏の新緑は本当に眩しいぐらいきれいで。
秋の紅葉や落葉も 一つの季節を感じれて好きだった。

数日前。

ガタガター ガーガー という音に気が付き窓の外を見たら・・・



重機が林を切り開いていた。
↑の写真は一昨日のものだけど、今日になったら
もっと木が減ってて 替わりに積み上げられた幹と枝葉の山。

空には鳥が数匹飛んでいて 残された少ない木の周りを
行ったりきたりしてる。
巣でもあったのだろうか。

もうウグイスの声も聞けないだろうな・・・

木が、何十年もかけて成長し 育んできた小さな生態系。
たった数日で壊されてしまったね。

壊すのは簡単だけど、育む事はたやすい事じゃないのに。

あの重機の音が鳴り響くたび
木々や生き物の悲鳴が聞こえてくるようで
私はなんだかすごくつらい。

伐採の規模から言って、マンションでも建つのだろうか?
そうだとしたら 出来上がった新築の部屋に
新たな家族が入居し、幸せな家庭を築くのだろうな・・・。
私達がそうしてきたように・・・
過去の事は何も知らずに・・・
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