海でも陸でも、その気になると色んな所で目に付くタイル。
ほんの少し前は、トイレも風呂場も台所等の水場もタイル貼りが主流でしたね。
子供の頃はお風呂場の床がタイルでしたし、
祖母宅は台所の流し台もタイルでした。
その耐熱耐水性や装飾性の高さから、暮らしの中に見事に溶け込んでいたタイルですが、
現代の我が家で言うなら、タイルを使っているのはキッチンのコンロ周りの一部分だけです。
タイルの前身は飛鳥時代に中国から渡ってきたそうで
歴史は古いのに、本格的に家庭の中でタイルが活躍するようになったのは
明治に入ってからだそうです。
用途も変わっていったということなのでしょうね。
ぽつぽつと拾っているタイルですが
お気に入りは手前の青い2つです。
凄く綺麗な青い何かが入っていて、
お花?と思いタイルについて調べてみた所
焼き物のお皿や花瓶などに辿り着きました。
表面に花が咲いたようなこの模様は
花結晶といい、
釉薬に酸化亜鉛を使うそうです。
ガラス含め、焼き物ってすごーく化学よねー。
調べれば調べるほど奥が深くて、溺れてしまうところでした(^^;)
こういう手の込んだタイル、あんまり見かけないしとても綺麗。
当時は高価だったのでは?
アクセントとして使われていたのかな?
などと想像します。