BLOG*海から陸へ・・・

主に千葉県のビーチコーミングで集めた漂着物や作品等の紹介。

漁具

2006-01-31 11:41:45 | *その他漂着物
土曜日は授業参観で日曜日はチビと海へ。振り替え休日の
月曜日は家族揃って浅草の花やしきへ行ってきました。

日曜日は天気が穏やかで 浜を歩いていても暑いくらいでした。
大潮だったし、土曜に人が歩いた跡がいっぱい。
何箇所か行ってみたけど めぼしいものは無く…(笑)
ま、こういう日もありますよね☆

そんな中、最後に寄った浜で面白いものを見つけたの。



言わずと知れた、千葉にはゴロゴロある「アカニシ」。
でもね、なんだろう?人為的に穴があけられ、そこに
ヒモが通してあったんだ。

と言うことは「誰かが何かに使った」としか考えられん。
これを 自分もはじめて見た!という人は
記事の続きを読む前に考えてみて~…。(^_^)

ちなみに私は何かを沈めるためのオモリか? もしくは
いくつも付けて小さな船のアンカー代わりにしてたとか…?
(アカニシは結構重いからそう思った)
それとも飾り???(イヤ…アカニシを吊るして飾るかぁ?)
などとしばし立ち止まって考えた。
とりあえず写真を撮って帰宅後に調査したところ

これは イイダコ漁の仕掛け であることが判明した。
正確にはそうして使っているところを見た事は無いんだけど
地方によっては 大き目の二枚貝やアカニシを
イイダコ漁用の蛸壺と同じ要領で使ったりするらしい。

なるほど、納得。 きっと、使用するアカニシだって
大きさの上限や下限があるんだろう。
イイダコに適した大きさのもの。それがこのサイズだと
いうわけなんだろうねー。

それにツボが無くてもちゃんと漁ができるんだね!
すごいすごい。(*^_^*)
こういうローカルな物って、なんか知恵が詰っているような
気がしていいね~♪ 

で 写真だけ撮って置いてきちゃったわけよ。
そしたらジジにブーブー文句言われちゃった(笑)
「オマエはガメラの時もそうだった!」ってさ。
ちッ! そんなに欲しけりゃ作ってやるっちゅーのっ(ーー;)
あ…そういう問題じゃないんだよねぇー。 すまん。

その他、拾った貝はこちら↓↓↓



キレイなサクラガイも拾えた。この時期のは色がいいよ~♪



ころんころん

2006-01-26 11:32:09 | *棘皮動物
あー、えー、おほん。
数日前から頭痛が始まっとります。
出産後に始まったこの偏頭痛。日常生活を妨げる
非常に厄介なモノであります。改善策なんかあるのかな?
バファリンをラムネ菓子のようにボリボリ食すなんて異常だ。

今日はだいぶ軽くなったけど 時には顔がマヒを起こして
いるんじゃないかと疑うようなしびれがある。
そして頭痛と付き合い始めてから気が付いたことは
ホルモンバランスによる血圧や体温の変化とともに
頭痛が起きているような気がするということだ。

まぁそれも素人の私が推測しているだけで
医学的根拠を立証してもらったわけではないから
頭痛への勝手な理由付けにしかならないんだけどさ。

このうとおしさから開放される日が来ることを願うばかり…。

さて、気を取りなおして
久々の更新はコシダカウニ君で行きましょう♪
初めて立ち寄った浜で、たくさんのコシダカ君に出会いました。
一日でこんなに拾えたのは初めて。


 
一口に「千葉の海」と言っても 本当にちょっと場所を変えただけで
拾えるものが全然違うんですよー。
なので一日では廻りきれません。海岸線も長いし 
内房(東京湾含む)・南房・外房と海の表情も浜の状態も
全然違いますからネ。目的によって行く場所を決めたりしています。

 
 持ち帰ったコシダカ君は
 漂白風呂へ入ります。
 
 この時は内臓が抜け切れてなく、
 昇天してしまいそうな
 エグイ香りを漂わせていたので
 シンクの片隅で 漬物用の
 パックに入れてフタをしました。

 内蔵をふやかして洗い落とそう
 という作戦です。


この漬物のパックは 小さいものの漂白や、
少数のもの、壊れやすいものの漂白に
かなり便利! 汚れてもニオイ移りしても惜しくないし
透明なので中の様子がどの角度からも観察できます。
ニオイがイヤならフタも利用すればいいのですから
オススメの一品です(^_^)

そうやって数日かけて漂白洗浄すると、こんなに美しい
模様が出てきます! 濃いグリーンと朱色のラインが
とてもキレイな、ころんころんのコシダカウニ君でした♪




棘皮動物、とくにウニ類というのはどのタイプでも
本当に面白いです。 トゲトゲのぼさぼさのその下に
どんな美しさや個性を秘めているのかと思うと
漂白作業中も楽しくてしかたありません(*^_^*)

雪だるまとYUKIだるま

2006-01-21 22:34:25 | *あれこれ
久々に、まとまった雪が降りました。
会社の帰りに家の周りを一周してみたら、カワイイ雪だるまがいっぱい!
たまらずカメラをもって歩き出しちゃった(笑)

だってね、みんな雪だるまを作っているんだけど 顔が全然違うの♪
作り手によって表情が様々でね、2~3件にひとつづつあるから
さしずめ雪だるまロード、って感じかしら♪

まずは芸術作品の数々をご覧あれ~♪



カワイイでしょっ??

帰宅後、一休みしてから私もチビと一緒に雪だるまを作りました。
PM7時~9時までやっちゃったよ(笑)
夜だから誰もいないし 雪もタップリ降り積もってたから
バッチリよ♪ チビと二人で夢中になって遊んじゃった♪



ジジだるま、YUKIだるま、ねこだるま、チビだるまだよ♪
ウニの殻使ったり、ヒトデやツメタガイも使って
オリジナル雪だるまのできあがり~♪




翌日、ジジが雪だるまが面白いことになってるよ、
と言うので見てみたら…



少し溶けて ジジだるまとYUKIだるまが寄り添っておった!
そしたらジジのヤツ、なんていったと思う~??
「本物は仲良くないのに。」だって!(爆)

ま 仲良しかどうかは別として
本物の2人は こんなことはまずしないだろう…(笑)
(夫婦間に問題アリか!?・笑)

我が家のニューフェイス

2006-01-20 21:17:48 | *貝類

拾い上げて、なんじゃこりゃ??とビックリしたのがコレ。



みるからにトウカムリガイ科だよね~(笑)
だから名前を探すのにはそんなに困らなかったよ♪

タイコガイだって! 初GETです♪

カズラガイはあのウリボウみたいな縞模様がキレイだけど
このタイコガイはチェック模様だよ♪
なんともカワイイやつではないか~

それから肩に突起があるのね、それもカズラやウラシマには無い
この貝の特長だよね♪ それから軸唇に細かい複雑なスジが
多数見られます。 とりあえず、嬉しい!!!

それと、この日はキレイなビワガイ(写真上)と
マキミゾグルマがたくさん!(写真下)



しかし、こうやって見るとこの手の色は多いですね!
海底(砂?)にもぐるからかな??


=★

食にチャレンジ

2006-01-19 12:44:09 | *海藻・海草・珊瑚類


フラフラと新たなビーチコーミングポイントを探していたら
小さな漁港にたどりつきました。
丁度干潮時で 漁港のコンクリートに貼り付いた岩のりを
採るお母さんがいました。
傍で、慣れた風なネコがお母さんを応援しています。

ネコ達を驚かさないように 自然を装って近づき、
お母さんと海草のことを話しました。
調理方法など、色々とためになるお話を伺い
別の場所で私達も岩のり採りにチャレンジ。
(もちろん禁漁区外でだよー。)
採れた物を自宅で洗浄&調理。



本当は海水で洗うと薫りが損なわれず美味しいんだろうケド
ザルを持ち合わせてなかったので 
やむなく帰宅後、水道水で洗う。



薄くのして乾燥させればもっと美味しい食べ方も
あるとのことだったんだけど そういった器具が無いので
とりあえず煮た。 海苔の佃煮にしてみようかと。
水分が無くなって、モッタリするまで煮てみたんだけど
煮が足りないのか?少し海苔のシャキシャキ感が残ってた。
「ごはんですよ」はゆるくて歯ごたえみたいなのは
無いじゃない??あんなふうにはならなかったな。
味はバッチシだったけど♪

一掴みぐらい残した海苔はお味噌汁へGO!!
具の入らないただの味噌汁に、ネギと海苔をぱっと散らして
頂きました♪ んまかったーーー♪



でもやっぱ海で洗いたかったYO!! そしたらもっと
美味しかったことでしょう…。

他にも酢の物にしたりできるらしいよ♪
今度は青海苔にチャレンジしよう!!
自分で採ってきて食せるってシアワセだねー♪
漁港のお母さん、ありがとう!また遊びに行くネ♪

* 漁業のお邪魔になるような場所、禁漁区での
  採集は絶対に止めましょう。
  

GIFT

2006-01-17 11:05:33 | *BCクラフト
お友達から再度、プレゼントの依頼を頂きました。
「フォトフレームでお願い」との事でしたので週末に作成。



前回海へ行ったとき、きれいなイタヤガイがたくさん拾えたので
その中から大きさが同じようなものを選んで使ってみました。



ツノガイ、結構好きでたくさん集めていて、
集めて何するんだろう?と思っていた時期もあったが…
クラフトに使うと、いいラインをかもしだしてくれるのね~。

海のモノで「ライン」を出せるものって少ないから
ツノガイ、重宝してます!Thanks!!


親切なおかた

2006-01-16 11:26:46 | *陶磁器類
先日、浜でとても親切で不思議な方に出会いました。
そしてその方に頂いたもの…




上の写真が内側で 下の写真が外側になるのですが
行灯の油受け皿らしいんです。呼び方も聞いたのですが忘れてしまったー。
残念ながら、私は陶片に詳しくないのでコレが
貴重かどうかもわかりませんが、お勉強になったことは事実です。
なので大切に保管させていただきますネ☆
ありがとうございました<m(__)m>

そしてもうひとつ、




黒曜石だそうです。一見真っ黒に見えるこの石は
光にかざすとガラス質が光を通して不思議な透明感を出します。
でも 千葉には黒曜石がでる地層は無いのです。
では何故こういったものが浜に上がるかと言うと
それは東京湾の仕業というわけで。

東京湾って以外と運航が難しいらしく 今でも水先案内人が
ちゃんといて、船が安全に運航できるよう船内に入り
的確に指示しているそうなんです。
航路も限られているし たくさんの船が出入りしますから
ある意味難所ともいえるでしょう。
それは今も昔も同じ事で 各方面から色々な贈答品を積み込んだ
船が東京湾内で難破してしまい そこから流出されたものが
千葉や対岸の三浦辺りへ流れ着くんですね。

千葉でこの陶片が流れ着く場所はここ一箇所だけだと
その方は言っていました。 
そんな浜だとはつゆしらず、タカラガイ探しに
夢中になっていた私達でした(笑)

それと、水先案内人のお話はNHKの特集で勉強しました。
今 その水先案内人は数人しかいなくて、あわてて後継者を
育成しているそうです。
後継者さん達が立派にお役を務める日が来ることを祈っています。
そして 東京湾内での船舶事故がなくなります様に。
重油流出…なんてことは御免ですから~!!


うーむ。ではこれは何でしょう??



ややこしいですな(汗)

穴場発見。

2006-01-13 12:54:45 | *貝類
コメツブウニ&マメウニを発見した浜は、
チビと2人で冒険したところ。
初めて足を踏み入れた場所だったの。
実はそのときもキイロダカラやハナビラダカラを数個
発見していたので ココはアヤシイ(ーー;)と思い

数日後、ジジと2人で再度調査に入った。
険しい岩をロープを使って降りていくの。まるで
ロッククライミングのようよ。

奥行きの無い浜で、横幅は300メートルぐらいかな…。
名前もあるんだか無いんだかわからないような
ひっそりとした場所なんだけど、
岩礁があってね、その近辺にタカラガイと少しの貝のカケラ、
それからウニが打ちあがっていました。

昨日の写真にあったような、貝殻だらけの浜ではないので
逆にとても見つけやすい。容易にハナビラだとかキイロが
見つかるの。



ココを訪れたのは昼過ぎだったのに これだけの収穫
があったって事は 相当な穴場だと思う。
ビーチコーミングツアーポイントに追加せねば!!

それから ビックリするような固体に出会えたよ。





ピッカピカのホシキヌタだーーーー!!
ぐおーーー!(笑) ニスでも塗ってあるんじゃないかと
思うほど、ツヤピカなこの固体は 本当にフレッシュデッド。
中身がまだ入ったままお亡くなりになられていた…。
こんなのが ボトリ と浜に上がってた。
一応、誰かが歩いた足跡はある。でも興味なかったのか
見落としたのか… それともそのあとで上がったものなのか。

とにかく拾うのを一瞬ためらっちゃった。
えっ、これ拾っていいの!?もしかして…罠!?
コレを拾うと逆さ吊りになっちゃうとか、網にかかっちゃう!?
それともちほつぁんの「謎プレか!?」ってね(笑)

でも喜びの裏に隠れた問題点がすぐに発覚。
タカラガイの中身ってどうやって出すの………嗚呼~
名誉教授にも伺ってみて とりあえず冷凍保存をしてみることにした。
暖かくなるまでに いい方法が見つかるといいんだが。
やっぱり基本に沿って腐らせるしかないかね~(ーー;)

2枚貝フェアー開催中!

2006-01-12 13:16:13 | *貝類
○○フェアー、開催中!

なーんて言葉は街でよく見かけますが
海でもフェアー開催中でした(笑)
二枚貝のキレイなのがたくさん打ちあがってて
夢中になって拾いました☆



水は透き通ったアイスブルーですごくキレイ。



浜はこんな状態で ホタルガイ類のチビチビ貝も
たくさん上がっていましたヨ。



それからホネをひとつ、持ち帰りました。
なんだかとてもかっこいいホネだったので…♪
でもこれが何の魚?のホネかはよくわかりません。
人間の背骨と同じモノだろうとは思いますが…。

このホネは、今 庭にいます。
他人が見たらビックリすること間違いなしですネ(笑)
相当な変わり者が住んでいると思われるかも~(T_T)



あ、セールスよけにドアにぶら下げておこうかな!
変わった形だし、なんだか魔よけアイテムになりそうじゃない!?

あぁ でもそんなことしたらご近所さんからも
怪しまれるかもしれない… でもやってみたい(笑)
ジジに相談してみよう(^◇^)

********追記********

Beachcomber's Logbookのshigeさんから、このホネがイルカの
ものであると教えていただきました♪
イルカだってよーーーッ!すごーーい♪
無知な私に知識を分けてくださるshigeさんに感謝です♪
ありがとうございました。

まさに米粒

2006-01-09 14:06:36 | *棘皮動物
いやはや…今思い出しても怪しい2人だったと思います。
チビと2人で砂浜に膝とひじをつき、丸くなって探し出した
コメツブウニ。 目がコメツブモードに入っちゃえば
見つけ出すのはわりと簡単。
普段167㎝の高さから砂浜を見渡しているので 姿勢を低くして
コメツブモードに入らなければ絶対見えないナ(^_^;)
30分ぐらい 砂浜に丸くなっていたでしょうか… 成果は↓



一番左のは腹側を見せています。真ん中にある大きい方の穴が
口ですネ(*^_^*)小さい方の穴が肛門です。
背中側のアップをお見せしましょう♪



ぎゃ。でかすぎた!?(^_^;)
でも良く見えるでしょう??棘皮動物に多く見られる五放射線が
ちゃーんとありますね~♪ 
こんなに小さいのに…生き物って本当に素晴らしいなぁ~。(感動!!)

それから一番右にあったマメウニ…実はこれ まだ
死んだばかりだったようで 他のは白色だったのに
右端のだけは明らかに薄い緑色をしていました。
ルーペで腹側を覗いてみたら…



なんと!ちゃーーんと歯があったぁ~♡しかもしっかり5本。
肛門もまだふさがっていますネ。
すこし写真がボケちゃったけど 私が持っているもので
表現できるのはこれが精一杯でした(^_^;)許して下さい☆

それと 今日はシラタマガイも見つけました。
これもすごく小さいです(^_^;)
目の悪くなってきた私の裸眼では見えないぐらい細い
シマシマのスジが入っている貝です。



写真も大きくしないとシマシマが見えないので
大きめに載せました…。
この貝の裏側はタカラガイと同じ形状をしています。
去年一個みつけたので これで2個目です。
コメツブウニもそうですが、小さくて軽いので
撮影・観察にはマスクをするか 息を止めるかをしないと
鼻息で飛んで行っちゃいます(^_^;)>”
まして興奮モードで顔を近づけたら…フガーと鼻息で
どっかいっちゃいそうです(笑)
気を静めて、息を止めて撮影に望みました(笑)

コメツブウニ・マメウニについては りっぷるりんぐのちほさんの
ブログでも紹介されています。見分け方も判るよ~♪

*******追記*******

りっぷるりんぐのちほさんから、一番右のと右から3・4番目は
マメウニだよ~♪と教えていただきました♪
ほんとだー、よく見ると形が違うね! みなさんもわかるかな?
ちほさん、ありがとうございました♪感謝感謝で~す♪