BLOG*海から陸へ・・・

主に千葉県のビーチコーミングで集めた漂着物や作品等の紹介。

生と死の間。

2007-03-17 14:12:41 | *いろんないきもの
なんかすっげータイトルにしちゃったな。汗

うん、でも海ってそんなところだよね?
浜を歩いていて、いつもそう思う。

砂浜には、打ちあがった様々な生き物の死体。
逆の海の中は生命感に満ちていて。
生と死はいつも背中合わせ。
その調度はざまの所をウロウロと彷徨う私。

死体とゴミの間をぼーっとしながらフラフラ歩いていたら
ひとつの塊に目が行った。
「なんだ、また死体か・・・」と思ってやり過ごそうとしたら
その塊がかすかに動いてさ! ぎょっとしてよく見たら
まだ生きていた・・・



辺りに川など無く どこから来たのかわからないけど
ゴミと砂に足を取られ辛そうだった。
河川の増水などで流されてきたんだろうケドね。

とりあえずバケツにいれてジジんとこまで連れて行ったら
海のカメじゃないよ、クサガメかもねっていうから
移動途中にある小川に離して来ました。

以前、尚さんも同じような場面に遭遇した事があるそうなのですが
私もふと考えてしまいました。
そもそもこのカメは、私に出会わなかったらその場で死を迎える
事となったのでしょう。 私が現れたことでその運命を変えて
しまったのでは・・・?と思ったり
いや、私に拾われて一命を取り留めることこそが
このカメの運命だったのか・・・? などと。
でも、救えるものは救いたい。
それがエゴだと言われたとしても仕方ない。
助けたカメがその後をどう過ごしていくのかはカメの運命次第。
私と出逢った事はそのカメの、一生の中のヒトコマだから。

カメの運命といえば、私、以前あるカメに運命を感じた事がある。
それがこのカメ。 海ガメラ君です。笑



一度出逢って、拾わずに帰った事を後悔したの。
その後いくら探しても見つからなかったのに
2ヵ月後、海ガメラ君はまた私の前に現れたんだよ~(^^)
その時は本当に嬉しくて、今度こそはちゃんとつれて帰ろう。
と思ったのでした。

そんな生と死の間の場所には、様々な「運」が存在しているのでしょうね・・・
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