房総で採れるワカメもそろそろ硬くなってきました。
ワカメについてですが、みなさんはどんな保存法をされていますか?
もちろん少量なら一度もしくは二度で食べきれちゃうから保存の方法など
考える必要は無いのですが。
保存法について、以前から気になっていたので少し調べてみました。
「⇒」は私の経験談です。ご参考まで。
ワカメはその昔、干して保存するのが一般だったようです。
干す方法として、「生干し・素干し」と「茹で干し」という方法があり、
*「生干し・素干し」という保存法は最も古く、採れたワカメを水でさっと洗い、
すぐ干すというものです。
今でも地域によっては使われている保存法だそうですが、
栄養価は高く保たれるが、乾燥後も塩分が多く、湿気に弱いのが難点だそう。
使用するときは、一度水で戻してから茹でて使うとの事。
⇒ちなみに生干しを試してみましたところ、乾燥後も非常~にニオイが強く、
浜で嗅ぐ、乾燥した海藻類の独特な香りがしました。
*「茹で干し」とはその名のごとく、熱湯でさっと茹でてから干すという方法。
茹で干しすると日持ちする上、時間の経過による変色などが少ない。
「湯抜きワカメ」とも呼ばれる。水で戻せばすぐ使える。
⇒数年前、この方法を試したところ2~3ヵ月後にみごとカビた。笑
長く保存するようならば乾燥剤などを一緒に入れておいたほうがいいかも。
* 昭和40年頃になると「湯通し塩蔵ワカメ」という保存法が開発された。
85度以上の熱湯でボイルした後、塩を振り重しをして水抜き。
水が切れたら再度塩をたっぷりまぶして保存。
この方法は日持ちする上、その後の加工が楽なので今では最もポピュラー。
⇒私も専らこの方法で保存しています。(要冷蔵)
いつ出しても味や見た目が変わらないし、ジップロックなどで小分けしておくと
さらに使いやすいです♪乾燥ワカメよりがさばらないし。
水抜きには1~2日を要します。本当に驚くほどの水がでるんですよ!!
*(余談1)「塩蔵生ワカメ」という茹でないワカメの塩漬けもあるそうですが
私は茹でた塩漬けワカメしか見たことがありません。
察するに、水で戻してから茹でて使うというものでしょう。
*(余談2)「灰干しわかめ」
江戸時代に四国の鳴戸であみだされた保存方法。
木灰をまぶして→乾燥を数回繰り返す。
使用時に水で戻して茹でる。
・・・とまぁ昔からワカメは人々の食の中に溶け込んでいたようで
その加工法や保存法については試行錯誤を重ねていたのが垣間見れますね。
ちなみにワカメの一生を簡単に説明すると、
秋→受精 冬~春→成長 夏→暑さに弱く胞子を出した後果てるんだそうです。
よって、冬から春にかけての若いワカメが柔らかくて美味しいんですね(^^)
若芽をつんで食べるのですから、ありがたく頂かなくては!!
そしてズラズラと文章ばかりでお疲れのところ申し訳ないのですが、
今年は2月のいい時期に柔らかいワカメが採れたのでチャレンジしたことがあります。
私はまず全てのワカメをさっと茹でます。
ほとんどは先に説明した「湯通し塩蔵ワカメ」にして保存しますが
今回は、一部の茹でワカメを干してみました。(夜の撮影ですみません)

茹でただけで水抜きなどはしていませんので、ポタポタ水が滴り落ちる状態です。
それがまる1日干してこの状態。↓

湯通し後なので光にかざすと綺麗なグリーンのままです(^^)
でも、光にかざさないで見ると黒っぽく見えます。

良く乾燥させたワカメを手でもみ砕きます。

もみ砕いただけだとちょっと大きいので、もみ砕き後、ランダムにハサミを入れてゆきました。
1時間ぐらい、テレビ見ながらテキトーにチョキチョキしてたかな~。笑
(フードプロセッサーとかでもいいみたいよ)
そうしてできたものはやはりジップロックに。笑
別に缶とかでもいいんでしょうけど。

で、もうお気づきでしょうか?(^^)
これはワカメごはんのふりかけ用に手を加えたのです~☆

ちなみに、炊いたごはんに、砕いたワカメと白ゴマと塩を入れ混ぜただけです。ハイ。
(塩は後入れにしています。塩分調整したいから)
でもウチの娘の大好物のひとつなんで、是非自家製のものを、と取り組んだのでした。
幸いなことに、柔らかくていいワカメがたくさん手に入りましたからね(^^)
養殖ワカメではないゆえの歯ごたえや、新鮮だからか?味と香りがとてもよく
余計な加工や調味料を入れていないので、体にもやさしいワカメご飯をタップリ
頂くことができました(^^)
砕いたワカメはまだまだあります。
しかも無くなったら塩蔵ワカメを水で戻して、また干せばいいのです。
ありがたやありがたや(^^)
ちなみに乾燥後、カットする大きさを工夫すれば
「増えるワカメ」みたいにとっておけますよね。
お味噌汁やスープに入れるのには便利でしょう。
産地偽装の心配も無く、添加物などの心配の無い安心な「食」。
機会があればお試し下さい。
しかし、このワカメが健康に育っているのも母体である「海」が健康でこその話です。
こうして採集から食べるまでを自らやってみると、危険物が含まれているか否かは、
自分の目では判断が付かない事に気付かされます。
いかに豊かで安全な海や山であることが大切か、そこに信用がおけるのか。
自然を守るということは、自分の体を守ることに繋がるのだとひしひしと感じました。
(房総のワカメは漁師さんたちも採って食べたり販売しているので、危険ではないと判断できます。)
今回は長い記事でしたね~。(^^;)
お付き合いいただきありがとうございました。感謝☆ペコリ
ワカメについてですが、みなさんはどんな保存法をされていますか?
もちろん少量なら一度もしくは二度で食べきれちゃうから保存の方法など
考える必要は無いのですが。
保存法について、以前から気になっていたので少し調べてみました。
「⇒」は私の経験談です。ご参考まで。
ワカメはその昔、干して保存するのが一般だったようです。
干す方法として、「生干し・素干し」と「茹で干し」という方法があり、
*「生干し・素干し」という保存法は最も古く、採れたワカメを水でさっと洗い、
すぐ干すというものです。
今でも地域によっては使われている保存法だそうですが、
栄養価は高く保たれるが、乾燥後も塩分が多く、湿気に弱いのが難点だそう。
使用するときは、一度水で戻してから茹でて使うとの事。
⇒ちなみに生干しを試してみましたところ、乾燥後も非常~にニオイが強く、
浜で嗅ぐ、乾燥した海藻類の独特な香りがしました。
*「茹で干し」とはその名のごとく、熱湯でさっと茹でてから干すという方法。
茹で干しすると日持ちする上、時間の経過による変色などが少ない。
「湯抜きワカメ」とも呼ばれる。水で戻せばすぐ使える。
⇒数年前、この方法を試したところ2~3ヵ月後にみごとカビた。笑
長く保存するようならば乾燥剤などを一緒に入れておいたほうがいいかも。
* 昭和40年頃になると「湯通し塩蔵ワカメ」という保存法が開発された。
85度以上の熱湯でボイルした後、塩を振り重しをして水抜き。
水が切れたら再度塩をたっぷりまぶして保存。
この方法は日持ちする上、その後の加工が楽なので今では最もポピュラー。
⇒私も専らこの方法で保存しています。(要冷蔵)
いつ出しても味や見た目が変わらないし、ジップロックなどで小分けしておくと
さらに使いやすいです♪乾燥ワカメよりがさばらないし。
水抜きには1~2日を要します。本当に驚くほどの水がでるんですよ!!
*(余談1)「塩蔵生ワカメ」という茹でないワカメの塩漬けもあるそうですが
私は茹でた塩漬けワカメしか見たことがありません。
察するに、水で戻してから茹でて使うというものでしょう。
*(余談2)「灰干しわかめ」
江戸時代に四国の鳴戸であみだされた保存方法。
木灰をまぶして→乾燥を数回繰り返す。
使用時に水で戻して茹でる。
・・・とまぁ昔からワカメは人々の食の中に溶け込んでいたようで
その加工法や保存法については試行錯誤を重ねていたのが垣間見れますね。
ちなみにワカメの一生を簡単に説明すると、
秋→受精 冬~春→成長 夏→暑さに弱く胞子を出した後果てるんだそうです。
よって、冬から春にかけての若いワカメが柔らかくて美味しいんですね(^^)
若芽をつんで食べるのですから、ありがたく頂かなくては!!
そしてズラズラと文章ばかりでお疲れのところ申し訳ないのですが、
今年は2月のいい時期に柔らかいワカメが採れたのでチャレンジしたことがあります。
私はまず全てのワカメをさっと茹でます。
ほとんどは先に説明した「湯通し塩蔵ワカメ」にして保存しますが
今回は、一部の茹でワカメを干してみました。(夜の撮影ですみません)

茹でただけで水抜きなどはしていませんので、ポタポタ水が滴り落ちる状態です。
それがまる1日干してこの状態。↓

湯通し後なので光にかざすと綺麗なグリーンのままです(^^)
でも、光にかざさないで見ると黒っぽく見えます。

良く乾燥させたワカメを手でもみ砕きます。

もみ砕いただけだとちょっと大きいので、もみ砕き後、ランダムにハサミを入れてゆきました。
1時間ぐらい、テレビ見ながらテキトーにチョキチョキしてたかな~。笑
(フードプロセッサーとかでもいいみたいよ)
そうしてできたものはやはりジップロックに。笑
別に缶とかでもいいんでしょうけど。

で、もうお気づきでしょうか?(^^)
これはワカメごはんのふりかけ用に手を加えたのです~☆

ちなみに、炊いたごはんに、砕いたワカメと白ゴマと塩を入れ混ぜただけです。ハイ。
(塩は後入れにしています。塩分調整したいから)
でもウチの娘の大好物のひとつなんで、是非自家製のものを、と取り組んだのでした。
幸いなことに、柔らかくていいワカメがたくさん手に入りましたからね(^^)
養殖ワカメではないゆえの歯ごたえや、新鮮だからか?味と香りがとてもよく
余計な加工や調味料を入れていないので、体にもやさしいワカメご飯をタップリ
頂くことができました(^^)
砕いたワカメはまだまだあります。
しかも無くなったら塩蔵ワカメを水で戻して、また干せばいいのです。
ありがたやありがたや(^^)
ちなみに乾燥後、カットする大きさを工夫すれば
「増えるワカメ」みたいにとっておけますよね。
お味噌汁やスープに入れるのには便利でしょう。
産地偽装の心配も無く、添加物などの心配の無い安心な「食」。
機会があればお試し下さい。
しかし、このワカメが健康に育っているのも母体である「海」が健康でこその話です。
こうして採集から食べるまでを自らやってみると、危険物が含まれているか否かは、
自分の目では判断が付かない事に気付かされます。
いかに豊かで安全な海や山であることが大切か、そこに信用がおけるのか。
自然を守るということは、自分の体を守ることに繋がるのだとひしひしと感じました。
(房総のワカメは漁師さんたちも採って食べたり販売しているので、危険ではないと判断できます。)
今回は長い記事でしたね~。(^^;)
お付き合いいただきありがとうございました。感謝☆ペコリ
拾ってくる量も少ないですし、単に塩蔵するのが面倒だから。
干したのを適当な長さにしてビニール袋などに入れて保存。
使うときにハサミでちょきちょきしてます。
去年もそれでしたが、うちはカビませんでした(笑)
今年はどうだろう?
ちなみにワカメは冷水域の方がよく育つ海藻です。
東北とか日本海側のワカメは、関東や伊豆あたりのとは大きさも肉質も全然違うそうです。
聞いた話ですけど、東北の方のが美味しいといって食べる漁師さんもいるそうですよ(笑)
私は一度カビさせてしまったので塩漬けにしちゃいますが
スーパーで見かけるものも、圧倒的に塩漬けが多いですよね~。
少量小分けパックだと、乾燥の増えるワカメタイプも目にしますね(^^)
カビさせた原因は、多分梅雨時期にしっかり密閉させていなかったからだと思う。
乾燥は問題なかったもの!笑
>ワカメは冷水域で良く育つ
そのようですね。だから温暖化による海水温の上昇が
ワカメなどに与えるダメージは非常に深刻なのだと聞いたことがあります。
スーパーで売ってる塩漬けワカメ、多くは東北産のようですね。
茹で干し、今年拾えたら挑戦したいです。
それにしても美味しそうです、ご飯!!
アツアツご飯にワカメはほんとに合うんです。
ご馳走様!!
NHKの番組で茹で干しを初めて見て驚きました。今年は茹で干しもしてみたいです。
もっぱら茹でて干してます
茹でたてに生姜と醤油をたらして
日本酒で一杯・・・たまりません
kinさん・ことまるさんは生干し派なんですね☆
各地方や土地により、方法は様々なんですね~。
生干し、今我が家でもチャレンジ中ですよ(^^)
干しあがった感じが、ゆで干しとはちょっと違いますね。
保存方法も色々あるようなので、試してみるのもいいかもしれませんね♪
私が行っている塩蔵法は、ほんとにたくさんとれた時に向いている方法なのかも。
半年ぐらいで食べきれそうな量なら、干しワカメで充分いけそうですね♪
競争率の高い神奈川で、あの量はスゴイと思いました。
私は競争などとは無縁の地で、ほしいだけのワカメにありつけた・・・という感じです。
先日もまたたくさんのワカメが寄っていましたが、
もうだれも取らないのか、波打ち際に大量のワカメがゆらゆら放置されていましたよ。
ワカメ+生姜醤油+日本酒ですか~!!
はーー、ウマソ!!(^^)
こちらのブログサイトは会社用で使用しています。
私はso-netブログを更新しています。
よろしかったら、遊びに来てくださいな。
最近色々なブロガーさんとお友達になれて嬉しい次第です(^^)
是非遊びに行きたいのですが、どちらへ行ったら良いでしょう?
頂いたお名前で検索すればお会いできますかしら(^^)
再会を願って!!