いきなりなんですが
自分は呼吸器内科なんですけど。
いろいろある医療の中では、
もちろん救命することに変わりはないんですが
よその分野、循環器や心臓外科、一般外科などに
比べて死に直面することが多いのがうちの科の特徴です。
喘息や肺炎などは救命の疾患。
びまん性肺疾患などは良性だけど長く付き合っていく疾患。
そして肺線維症の急性増悪や肺癌、COPDなどは
どちらかというと最終的には看取りが中心となる疾患。
そして呼吸器の患者さんは、肺癌やCOPDがかなり多いんですね。
患者の残された時間をどう生み出していくか。
どう過ごしてもらうか。
これが中心になっていくわけです。
これは案外大変なことで、
自分の中では、人(患者)と人(医者)とのぶつかりあいだって
自分は思ってます。
うわべだけでは、けしてできない。
真剣に取り組んでいても、うまくいくとは限らない。
考える以上に精神力は消耗しますよ。ほんと。
そういえば、最近肺癌でもともとイラストレーター、
童画など書いている方がいて
最近病状が進んでいて2カ月先は分からないと告知しました。
(実際はかなりステップを踏んで伝えていくんですが)
その患者さんが、
「残された時間…って考えると先を考えるのがしんどい。
与えられた時間って考えると、前向きに考えられる」
と話していました。
これは、そうだなって
そういうことなのかなって。
かなり響きました。
与えられた時間をどう作り出していくか。
どう過ごしてもらうか。
実はいろんなことがココには含まれていると思うんですが。
これが呼吸器内科の1テーマだと思います。
今さっき、身寄りのない方のお見送りにいってきましたが、
その帰り道、空気の澄んだ中でほぼ満月を見ながら
そんなことを考えていました。
自分は呼吸器内科なんですけど。
いろいろある医療の中では、
もちろん救命することに変わりはないんですが
よその分野、循環器や心臓外科、一般外科などに
比べて死に直面することが多いのがうちの科の特徴です。
喘息や肺炎などは救命の疾患。
びまん性肺疾患などは良性だけど長く付き合っていく疾患。
そして肺線維症の急性増悪や肺癌、COPDなどは
どちらかというと最終的には看取りが中心となる疾患。
そして呼吸器の患者さんは、肺癌やCOPDがかなり多いんですね。
患者の残された時間をどう生み出していくか。
どう過ごしてもらうか。
これが中心になっていくわけです。
これは案外大変なことで、
自分の中では、人(患者)と人(医者)とのぶつかりあいだって
自分は思ってます。
うわべだけでは、けしてできない。
真剣に取り組んでいても、うまくいくとは限らない。
考える以上に精神力は消耗しますよ。ほんと。
そういえば、最近肺癌でもともとイラストレーター、
童画など書いている方がいて
最近病状が進んでいて2カ月先は分からないと告知しました。
(実際はかなりステップを踏んで伝えていくんですが)
その患者さんが、
「残された時間…って考えると先を考えるのがしんどい。
与えられた時間って考えると、前向きに考えられる」
と話していました。
これは、そうだなって
そういうことなのかなって。
かなり響きました。
与えられた時間をどう作り出していくか。
どう過ごしてもらうか。
実はいろんなことがココには含まれていると思うんですが。
これが呼吸器内科の1テーマだと思います。
今さっき、身寄りのない方のお見送りにいってきましたが、
その帰り道、空気の澄んだ中でほぼ満月を見ながら
そんなことを考えていました。