朝一番なのに、40分待ち。
昼ごろには一時間待ちぐらいになってた。。
テレビでやってたのか?!って思うぐらい。
京都国立博物館で行われている琳派の展覧会。
中も押し合いへし合いの、まさに『琳派パニック』です。
光琳没後では300年、光悦が一派というか開いてから400年。
何を基準でも、かわってくるところが、琳派。
そう、琳派っていうと、けっこうぼんやりしたくくりなんですよね。
狩野派が、ラグビー部やサッカー部とすると
琳派は、弓道部みたいなゆるさ。
狩野派が、モンハンのようなネトゲとすれば
琳派は、ドラゴンズドグマのポーンのようなゆるいつながり。
一代一代っていうわけではないので、
ゆるく、でも、時空を超えてつながっている、これが琳派。
(ざっくりしてるな)
その展覧会はというと、
本阿弥光悦、俵屋宗達さんから、光琳&乾山さん、抱一さん、其一さん、、、と。
幅の広い展覧会、縦のタペストリー。
ピンポイントではないので、一人の画家のいろんな面が見られるというよりは
そっと、こうなぞっていく感じ。
(それでも光琳さんの作品は多かったと思う。)
これほど混んでいるのは、
たぶん、「風神雷神図屏風」っていう、風神雷神の絵がありますけど、
あの、ラッパの正露丸の風神みたいなやつ!
宗達さん、光琳さん、抱一さんの3作品が一堂にまみえるのが今週末までだからか。
これは、やっぱり粋な展示ですよね。
(そういえば、東京の紅白梅図とかきつばたの同時展覧会もやばかったですけど。)
それはそうと、
3人の中では、宗達さんの風神雷神が個人的には好きですね。
神っていうオーラがあるwww
ほかには、光琳さんの竹梅図屏風。
小さめの作品ですが、墨の濃淡に金屏風。
奥行というか、深さというか、ある種、紅白梅図にも通じるイメージもあったり。
そして、ありきたりですが、
夏草図屏風のように、デザイン性もあるのが、僕らも熱中できる理由のひとつか。
おもしろいんですよね。
そして、京都国立近代美術館では、近現代の琳派系作品の展覧会。
たぶんね、日常生活の中にも、注意してみると、琳派が潜んでる感じがします。
溶け込んでるよ。きっと。
琳派パニック、イン京都。
ほか、細見美術館やJR伊勢丹三越でもいろいろ行われています。
あとすこし、2015琳派祭り!!
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