昨年は東北地方を旅して行けなかった、今日の終戦記念日の東京都千代田区は靖国神社に、2年ぶりに行ってきた。
今年は、5月公開の(上映自粛騒ぎにもなった)映画『靖国 YASUKUNI』の影響で参拝者は結構多いのかなあと思っていたのだが、一昨年の“小泉参拝”のときに比べるとそうでもなかった。
靖国神社は終戦記念日か否かにかかわらずもう何回も来ていて慣れているから、今回は特に参拝者の動向に注目しようと第一鳥居と第二鳥居のそばで計1時間半ほど参拝者とその数の増減を観察してみた。
すると、それでも全国的に黙祷する正午前後はやはり多く、軍服やら特攻服っぽい扮装? で行進したり横並びになって黙祷するような人はそこそこいた。
“小泉参拝”のときは昼間に第二鳥居から拝殿へ進んで参拝するのに1時間以上並んだものだが、今年はその半分くらいの時間で参拝できたから、やはりあの小泉人気の過熱ぶりが異常だったんだな、ということが改めてわかる。
ほかに思ったこととしては、僕と同年代かそれよりも若い参拝者が意外に多かったことかな。しかも、拝殿へ出入りするときに鳥居の前で拝殿に向かってきちんと一礼する人も以前に比べて多く、そこまでちゃんとやる参拝者の3割くらいは若者だった。帽子を被っている人はおおむね脱帽もしていたし。
特に、日傘を差しながらひとりで参拝に訪れた帰りの若い女性が、日傘を一旦閉じてからくるっと拝殿方面に正対して一礼して、再び傘を開いてスッと何事もなかったかのように立ち去るような光景を見ると、おおカッコイイ、と思わずうっとりしてしまった。
どこ見てんだよ、とツッコミが入りそうだが、基本的に参拝者は戦争体験のある年配の方ばかりのなかで、ひとりで参拝する若い女性はどうしても目立つので、仕方ない。男ですもの。
で、僕はいくらか空いてきた13時すぎに参拝した。いまだに沖縄戦も含めて戦争についてあまり見識が深まっていないことを猛省しつつ、もっといろいろな側面から考えないといかんよなあ、と意を改めた。
先日のロシアからグルジアへの、明らかな石油パイプラインの利権目的の攻撃のような愚行も今後増えていくのだろうか(NATO加盟よりも石油の問題でしょう)、とも気になる。これ、現在の僕の校正仕事にもかかわってくる大きな時事問題かも。
ただ、今回は帽子を被っていないとちと辛い暑さのなかではあまり頭が働かなかったので(今夏の暑さはとにかく人間を思考停止にさせるくらいにひとクセある嫌な暑さだ)、大人数で扮装しながらのぼりや旗を立てていろいろな主張を行なっていた人々を見ながら雰囲気を噛み締めるだけとした。
遊就館も一昨年に比べるとそんなに混雑しておらず、そこでは子ども連れの参拝者も多く見られた。
その入口付近にかき氷の出店が立っていて行列が絶え間なくできていたが、あの場で売ったらかなり良い商売になるよな。いったいどういったコネであそこに店を開けたのだろうか?
そんなこんなで15時前まで神社の敷地内で観察を続けて、その頃から靖国通りに面した東側の正面入口で機動隊と街宣車集団との小競り合いを眺めたり、そのそばを周回した靖国神社反対論調のデモ行進を見届けてから神社をあとにした。
機動隊は今年も相変わらず(右寄り? 団体から「税金の無駄遣い」と罵られながら)多く出動していましたな。猛暑のなかであの黒っぽい格好は大変ですなあ、と今回はかなり他人事という体で見届けた。まあ毎年この近所でその一団の集会があるとかで警備も厳重になってしまうのだろうけど、双方ともその対決? する有り余るエネルギーをもっと善いことに役立てられないものなのだろうか? とつい思ってしまう。
今日の終戦記念日にあえて“劇場型”(この表現は映画『靖国』のプログラムを読んだ方はわかるはず)の靖国神社参拝、を昨年までは今後も毎年続けていこうと思っていたが、参拝の傾向も3年見てわかってきたので、今後の再訪は終戦記念日にこだわらないようにふつうの感覚に戻そうかな。
夏の甲子園の高校野球で今日だったら正午に試合を一時中断して黙祷するように(実は数年前に、実際にこれを甲子園球場の外野スタンドで体験したことがある)、全国各地でこの8月15日の正午はどんな迎え方をするのかにも興味はあるので、今後はできるだけこの日は旅の空で各地のその場面を目撃できるようにしたい。
ただ、登山とか国外への旅とかの浮世離れ? した場所ではなく、国内の人里にいるようにはしたい。でも経済的な問題などでもし旅立てなかったら、また靖国神社に行くことになりそうだ。

神門前で敬礼する軍服の一団。こういう団体が現れるたびにほかの参拝者が撮影するためにわらわら集まってくる、というのが第二鳥居からこのへんまでの場所で12~14時頃に繰り返されていた。

神門を入って右手すぐのところに設けられた麦茶の接待所。暑い日には大助かり。

境内の端で禁じられていたビラ配りをしていたのがばれて神社の職員にこっぴどく叱られる年配の集団。サックスで曲を演奏するくらいならお咎めなしだったのに。

15時前後に靖国通りを封鎖して繰り広げられた、警視庁対街宣車軍団の攻防。軍団が拡声器で「恥を知れー」とか「税金泥棒」とか怒鳴り散らし、機動隊が止めに入ってひと悶着。20分くらい続き、ここを通行できない一般車は大迷惑(Uターンするか、写真左側の飯田橋方面に迂回するしかない)。その光景を歩道橋から眺めてみた。歩道橋には僕以外にも見物者が多数いた。

靖国通り周辺で行なわれていたデモ行進。これが進んでいたことは知らず、たまたま日陰で休憩しているときに偶然かち合った。毎年、いろいろな思惑の人々が集まるのが8月15日の靖国神社なのよね。
今年は、5月公開の(上映自粛騒ぎにもなった)映画『靖国 YASUKUNI』の影響で参拝者は結構多いのかなあと思っていたのだが、一昨年の“小泉参拝”のときに比べるとそうでもなかった。
靖国神社は終戦記念日か否かにかかわらずもう何回も来ていて慣れているから、今回は特に参拝者の動向に注目しようと第一鳥居と第二鳥居のそばで計1時間半ほど参拝者とその数の増減を観察してみた。
すると、それでも全国的に黙祷する正午前後はやはり多く、軍服やら特攻服っぽい扮装? で行進したり横並びになって黙祷するような人はそこそこいた。
“小泉参拝”のときは昼間に第二鳥居から拝殿へ進んで参拝するのに1時間以上並んだものだが、今年はその半分くらいの時間で参拝できたから、やはりあの小泉人気の過熱ぶりが異常だったんだな、ということが改めてわかる。
ほかに思ったこととしては、僕と同年代かそれよりも若い参拝者が意外に多かったことかな。しかも、拝殿へ出入りするときに鳥居の前で拝殿に向かってきちんと一礼する人も以前に比べて多く、そこまでちゃんとやる参拝者の3割くらいは若者だった。帽子を被っている人はおおむね脱帽もしていたし。
特に、日傘を差しながらひとりで参拝に訪れた帰りの若い女性が、日傘を一旦閉じてからくるっと拝殿方面に正対して一礼して、再び傘を開いてスッと何事もなかったかのように立ち去るような光景を見ると、おおカッコイイ、と思わずうっとりしてしまった。
どこ見てんだよ、とツッコミが入りそうだが、基本的に参拝者は戦争体験のある年配の方ばかりのなかで、ひとりで参拝する若い女性はどうしても目立つので、仕方ない。男ですもの。
で、僕はいくらか空いてきた13時すぎに参拝した。いまだに沖縄戦も含めて戦争についてあまり見識が深まっていないことを猛省しつつ、もっといろいろな側面から考えないといかんよなあ、と意を改めた。
先日のロシアからグルジアへの、明らかな石油パイプラインの利権目的の攻撃のような愚行も今後増えていくのだろうか(NATO加盟よりも石油の問題でしょう)、とも気になる。これ、現在の僕の校正仕事にもかかわってくる大きな時事問題かも。
ただ、今回は帽子を被っていないとちと辛い暑さのなかではあまり頭が働かなかったので(今夏の暑さはとにかく人間を思考停止にさせるくらいにひとクセある嫌な暑さだ)、大人数で扮装しながらのぼりや旗を立てていろいろな主張を行なっていた人々を見ながら雰囲気を噛み締めるだけとした。
遊就館も一昨年に比べるとそんなに混雑しておらず、そこでは子ども連れの参拝者も多く見られた。
その入口付近にかき氷の出店が立っていて行列が絶え間なくできていたが、あの場で売ったらかなり良い商売になるよな。いったいどういったコネであそこに店を開けたのだろうか?
そんなこんなで15時前まで神社の敷地内で観察を続けて、その頃から靖国通りに面した東側の正面入口で機動隊と街宣車集団との小競り合いを眺めたり、そのそばを周回した靖国神社反対論調のデモ行進を見届けてから神社をあとにした。
機動隊は今年も相変わらず(右寄り? 団体から「税金の無駄遣い」と罵られながら)多く出動していましたな。猛暑のなかであの黒っぽい格好は大変ですなあ、と今回はかなり他人事という体で見届けた。まあ毎年この近所でその一団の集会があるとかで警備も厳重になってしまうのだろうけど、双方ともその対決? する有り余るエネルギーをもっと善いことに役立てられないものなのだろうか? とつい思ってしまう。
今日の終戦記念日にあえて“劇場型”(この表現は映画『靖国』のプログラムを読んだ方はわかるはず)の靖国神社参拝、を昨年までは今後も毎年続けていこうと思っていたが、参拝の傾向も3年見てわかってきたので、今後の再訪は終戦記念日にこだわらないようにふつうの感覚に戻そうかな。
夏の甲子園の高校野球で今日だったら正午に試合を一時中断して黙祷するように(実は数年前に、実際にこれを甲子園球場の外野スタンドで体験したことがある)、全国各地でこの8月15日の正午はどんな迎え方をするのかにも興味はあるので、今後はできるだけこの日は旅の空で各地のその場面を目撃できるようにしたい。
ただ、登山とか国外への旅とかの浮世離れ? した場所ではなく、国内の人里にいるようにはしたい。でも経済的な問題などでもし旅立てなかったら、また靖国神社に行くことになりそうだ。

神門前で敬礼する軍服の一団。こういう団体が現れるたびにほかの参拝者が撮影するためにわらわら集まってくる、というのが第二鳥居からこのへんまでの場所で12~14時頃に繰り返されていた。

神門を入って右手すぐのところに設けられた麦茶の接待所。暑い日には大助かり。

境内の端で禁じられていたビラ配りをしていたのがばれて神社の職員にこっぴどく叱られる年配の集団。サックスで曲を演奏するくらいならお咎めなしだったのに。

15時前後に靖国通りを封鎖して繰り広げられた、警視庁対街宣車軍団の攻防。軍団が拡声器で「恥を知れー」とか「税金泥棒」とか怒鳴り散らし、機動隊が止めに入ってひと悶着。20分くらい続き、ここを通行できない一般車は大迷惑(Uターンするか、写真左側の飯田橋方面に迂回するしかない)。その光景を歩道橋から眺めてみた。歩道橋には僕以外にも見物者が多数いた。

靖国通り周辺で行なわれていたデモ行進。これが進んでいたことは知らず、たまたま日陰で休憩しているときに偶然かち合った。毎年、いろいろな思惑の人々が集まるのが8月15日の靖国神社なのよね。
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