先月28日(月)から今月20日(水)まで開催された「平成20年度全国高等学校総合体育大会」、いわゆるインターハイだが、今夏は僕の地元である埼玉県で「彩夏到来08埼玉総体」として開催された。
今年は地元開催なだけに僕個人的には開催前から勝手に盛り上がり、全国各地での夏祭り・花火大会よりも兵庫県・甲子園球場の高校野球(今年は90回目の記念大会だったのね)よりも世界的行事の北京五輪よりも優先させて、いろいろな競技を観戦しに行った。五輪やらマラソンやら競泳やらを特権的に? 勝手気ままにあちこち観に行く小倉智昭や松岡修造にはおよばないけど。
その成果? を以下に写真とともに簡単に。なお、競技記録はここで挙げるよりも「彩夏到来08埼玉総体」のウェブサイト内専用ページを覗いたほうが正確なので、ここでは割愛する。

2日(土)、和光市・和光市総合体育館。
ハンドボール、男子準決勝。長崎日大(長崎)-藤代紫水(茨城)。
男子は和光市・朝霞市、女子は三郷市・八潮市・吉川市、と男女で開催地が異なり、県内各地で広く開催するように努めていたのね。
この日は準決勝2試合を観たが、観客席からの応援も各校によって特徴があり、鳴り物を使用する賑やかな学校もあった。

3日(日)、入間市・入間市市民体育館。
なぎなた、個人試合決勝トーナメント1回戦。女子のみ競技。
決まった型の精度で優劣を判断する演技と、試合の個人と団体と計3種目あり、この日は演技と個人の試合。団体決勝は翌4日にNHK教育テレビで生中継された。
ちなみに、高校生の試合での攻撃は打撃のみで、突きは禁止だそうで。

4日(月)、さいたま市・埼玉県営大宮公園双輪場。
自転車トラック、ポイント・レース決勝。男子のみ競技。
48周するなかで4周回ごとに上位通過者に与えられるポイントを積算しながら走り続ける競技。このレースでは落車も2台あり(接触・転倒時はバリバリバリッ、と落雷みたいな音がする)、暑さもきつくてなかなか厳しいレースであった。
この日はほかにも4km速度競争・ケイリン・スプリントなどの決勝も行なわれた。1対1で、相手の(ペダルの)踏み方を警戒しながら対決するスプリント決勝も面白かった。

6日(水)、新座市・新座市民総合体育館。
フェンシング、学校対抗フルーレ男女決勝。左が女子の三島(愛媛)-大分豊府(大分)、右が男子の大分豊府(大分)-和歌山北(和歌山)。
「ピスト」と呼ばれる細長い対戦場を体育館内に8本設け、この日は準決勝と決勝の試合が空いたところから適宜行なわれた。剣先から通電することで判定する電子審判機は北京五輪で採用されていた最新のワイヤレス式ではなく、一世代前? のリール式だった。まあマイナー競技なだけに、経費の問題もあるだろうし。
ちなみに、僕の地元開催のこの競技、開催は3年前から決まっていた。

7日(木)、幸手市&栗橋町・行幸湖特設カヌー競技場。
カヌー、カナディアンシングル500m決勝。男子のみ競技。
この日は500mの準決勝と決勝で、ほかにも男女のカヤックシングル・ペア・フォアと男子のみのカナディアンペア・フォアも観た。
五輪の正式競技にもなっている、いわゆる「フラットウォーター」の種目。ボートもそうだが、完全に個人の身体能力が問われるシングルよりも、同乗者と息を合わせるペア・フォアのほうが難しいのかなあ。特にシングルパドルのカナディアンの場合は。
ここには埼玉県の選手が利用する艇庫もあり、競技は日頃から結構盛んらしい。この会場に行ったのは初めて、というか栗橋町にはめったに行かないので、会場への往復も含めて新鮮な小旅というか観戦行であった。

9日(土)、秩父市・白岩山系。
登山、団体男子(A隊)の4日目、つまり最終日。
今回の観戦の最重要項目として挙げていて全日程を観たいと思っていた登山だが(団体男子・団体女子・種目男子縦走、の3種目を)、結局は夏バテやら仕事の都合やらで観たのはこの日の下りと解散式のみ。この日は午前に雷雨があり、やや早めに下山していた模様。
実質3日半の期間中に1校あたり生徒4名+監督1名が1組となって、3つの山域の登山とテントの設営・撤収・テント泊をしながら、その技術・体力・知識を10項目の審査基準で得点化して優劣を判断するそうだ。だが、この「競技登山」は実際に大会役員や審判員? のような関係者として随時張り付いて全体を視ていかないと、各組の優劣はわかりにくいかも。

10日(日)、戸田市・戸田公園漕艇場。
ボート、女子舵手付きクォドルプル決勝。
この日はシングルスカル・ダブルスカル・舵手付きクォドルプル(つまり5人乗りで漕ぎ手は4人)の男女準決勝・決勝が行なわれた。
普段から競艇やカヌーでも使用されるきっちりした会場で、会場案内や結果の速報出しなどの運営面は比較的良かった。
ただこの前日に、競技中に水路脇を自転車で併走した出場校関係者と一般観客の衝突事故があったためにこの日はその行為が出場校の監督のみに規制されていたりもして、観戦マナーの面では問題が少々見られた。

11日(月)、坂戸市・坂戸市民総合運動公園軟式球場。
ソフトボール、男子決勝。九産大九州(福岡)-読谷(沖縄)。
準決勝までは複数の球場で試合が行なわれ、決勝のみ外野にも観客席があるA球場で行なわれた。この日も日陰が恋しいくらいに暑く、バックスタンド裏に設けた冷たい麦茶の給水に助けられた。女子は鴻巣市・吹上町で開催。
実は僕は小学生頃から野球・サッカーとともにソフトにも慣れ親しんでいて、思い入れは結構ある(その詳細はミクシィのほうに書いた)。そのため、男女の競技人口の差はあっても先の北京五輪の日本女子ソフト金メダルは人三倍嬉しい。だからこの日も、この大会の出場選手たちは男子ならば一般的な硬式・軟式野球ではなくなぜあえてソフトを選択したのか? という疑問は一時置いておいて、なかなか興味深い観戦であった。

20日(水)さいたま市・埼玉県営大宮公園水泳競技場。
水球、決勝。男子のみ競技。前橋商(群馬)-秀明英光(埼玉)。
どちらも全国優勝経験のある強豪校で、この対戦は毎年のようにあるとか。この2校のような全国大会の常連だと、父兄の応援も横断幕を掲げたりしてこなれている感じであった。でも観客席は暑さの影響もあってか全体の3分の1も埋まっておらず、ややマイナー競技の感は否めない。
五輪でも正式競技になっているのに、歌手の吉川晃司以降は著名人でこの競技の経験者が広く知らしめていく活動をしていかないと、あまり根付かないのかなあ。
実はこのほかにも、4日(月)夕方からのサッカー決勝と、19日(火)のヨット男女FJ級の第5・6レースも観るために会場(前者は埼玉スタジアム2002、後者は東京都立若洲海浜公園ヨット訓練所)に行きはしたが、サッカーは雷雨により中止で決勝で対戦するはずだった流通経大柏・市立船橋(ともに千葉)が両校優勝、ヨットは風速10m前後の強風が続いたために安全性を考慮して翌日に順延、ということでともに観戦できなかった。

サッカーの会場。試合開始直前からの落雷によって一時は停電もした。“埼スタ”でそんなことを経験したのは初めて。17時の試合開始が遅れに遅れて1時間半以上待ったが、結局は中止となった。まあ選手の安全面を考えれば仕方ない。

ヨットの会場。風を掴みながら海上を人力で行く競技ではあるけど、クルマを使って運搬しないと成り立たないくらいに大がかりな競技だから、高校生がやるにはまだ早い競技では? とも思った。
でも、“コンカマ”(北京五輪代表の近藤愛・鎌田奈緒子組)のような今や世界レベルの選手を輩出するにはこのくらいの時期から、いやもっと早い時期からやっていないと厳しいものなのか。
そのため結局、全29競技中9競技しか観戦できなかったことになるが、それでも当たり前だがいずれも全国レベルの競技で内容は濃かったので、かなり楽しめた。同日に複数の競技が開催されることも多くて29競技すべてを観るのはもちろん不可能なのはわかっていたが、あと4、5競技は観に行きたかったなあ、と都合があまりつけられなかったことに反省。
このなかで今回観戦して目からウロコで観ておいて特に良かったと思ったのが、なぎなた、フェンシング、水球の3競技。いずれもマイナーな競技で初観戦だったのだが、それぞれ個々のぶつかり合いが各種報道やテレビ中継で観る以上に超激しく、高校生の試合であってもそれぞれ全国レベルの選手が対戦しているので迫力があって生で観るとおお、すげー、と大興奮。今後も機会を見付けて高校生以上の年代の大会も観てみたい、と興味を抱いた。
でも登山に限っては、フリークライミングの人工壁コンペや「ハセツネ」をはじめとするトレイルランニングや「レイドゴロワーズ」のようなアドベンチャーレースならまだしも、縦走や読図やテントの張り方で優劣を判断するという手法は承服しきれないけど。山の登り方は趣味嗜好や人数や天候によっても変わってくるし。
なかでもフェンシングに関しては、先の北京五輪でも男子フルーレ個人で太田雄貴が日本初の銀メダルを獲得したこともあって、その筋には「フェンシングをやってみたい」という問い合わせが殺到しているそうで。その影響で競技を観る機会が今後増えるといいな。
とりあえず、大学を卒業したあとは就職せずにあえて“ニート”の状態で競技に集中して北京五輪に挑んでこの結果を出した太田の4年後に投資する太っ腹な方は現れないもんかね。その有無によって日本フェンシングの未来はかなり変わってくると思う。
でもまあ、全体的には有意義な観戦行であった。実際に競技を観たなかから今後の日本代表として、2012年のロンドン五輪とそのあとのまだ開催地未定の2016年の五輪の主力として活躍する選手も当然出てくるはずだ。甲子園の高校野球以外にも各競技の全国大会を観るのって、そういう未来への期待感も味わえるのね、と思うと観戦はより楽しめた。
普段は「勝負」という感覚とは無縁の生活や遊び(散歩とか登山とか自転車旅とか)に傾倒しているぶんだけ逆に優劣を競うスポーツを観戦するのはなんでも好きなので、今後も年代を問わずいろいろな競技を観てみたい。冬季の競技やパラリンピックの正式競技になっているような競技も同様。
今年は地元開催なだけに僕個人的には開催前から勝手に盛り上がり、全国各地での夏祭り・花火大会よりも兵庫県・甲子園球場の高校野球(今年は90回目の記念大会だったのね)よりも世界的行事の北京五輪よりも優先させて、いろいろな競技を観戦しに行った。五輪やらマラソンやら競泳やらを特権的に? 勝手気ままにあちこち観に行く小倉智昭や松岡修造にはおよばないけど。
その成果? を以下に写真とともに簡単に。なお、競技記録はここで挙げるよりも「彩夏到来08埼玉総体」のウェブサイト内専用ページを覗いたほうが正確なので、ここでは割愛する。

2日(土)、和光市・和光市総合体育館。
ハンドボール、男子準決勝。長崎日大(長崎)-藤代紫水(茨城)。
男子は和光市・朝霞市、女子は三郷市・八潮市・吉川市、と男女で開催地が異なり、県内各地で広く開催するように努めていたのね。
この日は準決勝2試合を観たが、観客席からの応援も各校によって特徴があり、鳴り物を使用する賑やかな学校もあった。

3日(日)、入間市・入間市市民体育館。
なぎなた、個人試合決勝トーナメント1回戦。女子のみ競技。
決まった型の精度で優劣を判断する演技と、試合の個人と団体と計3種目あり、この日は演技と個人の試合。団体決勝は翌4日にNHK教育テレビで生中継された。
ちなみに、高校生の試合での攻撃は打撃のみで、突きは禁止だそうで。

4日(月)、さいたま市・埼玉県営大宮公園双輪場。
自転車トラック、ポイント・レース決勝。男子のみ競技。
48周するなかで4周回ごとに上位通過者に与えられるポイントを積算しながら走り続ける競技。このレースでは落車も2台あり(接触・転倒時はバリバリバリッ、と落雷みたいな音がする)、暑さもきつくてなかなか厳しいレースであった。
この日はほかにも4km速度競争・ケイリン・スプリントなどの決勝も行なわれた。1対1で、相手の(ペダルの)踏み方を警戒しながら対決するスプリント決勝も面白かった。

6日(水)、新座市・新座市民総合体育館。
フェンシング、学校対抗フルーレ男女決勝。左が女子の三島(愛媛)-大分豊府(大分)、右が男子の大分豊府(大分)-和歌山北(和歌山)。
「ピスト」と呼ばれる細長い対戦場を体育館内に8本設け、この日は準決勝と決勝の試合が空いたところから適宜行なわれた。剣先から通電することで判定する電子審判機は北京五輪で採用されていた最新のワイヤレス式ではなく、一世代前? のリール式だった。まあマイナー競技なだけに、経費の問題もあるだろうし。
ちなみに、僕の地元開催のこの競技、開催は3年前から決まっていた。

7日(木)、幸手市&栗橋町・行幸湖特設カヌー競技場。
カヌー、カナディアンシングル500m決勝。男子のみ競技。
この日は500mの準決勝と決勝で、ほかにも男女のカヤックシングル・ペア・フォアと男子のみのカナディアンペア・フォアも観た。
五輪の正式競技にもなっている、いわゆる「フラットウォーター」の種目。ボートもそうだが、完全に個人の身体能力が問われるシングルよりも、同乗者と息を合わせるペア・フォアのほうが難しいのかなあ。特にシングルパドルのカナディアンの場合は。
ここには埼玉県の選手が利用する艇庫もあり、競技は日頃から結構盛んらしい。この会場に行ったのは初めて、というか栗橋町にはめったに行かないので、会場への往復も含めて新鮮な小旅というか観戦行であった。

9日(土)、秩父市・白岩山系。
登山、団体男子(A隊)の4日目、つまり最終日。
今回の観戦の最重要項目として挙げていて全日程を観たいと思っていた登山だが(団体男子・団体女子・種目男子縦走、の3種目を)、結局は夏バテやら仕事の都合やらで観たのはこの日の下りと解散式のみ。この日は午前に雷雨があり、やや早めに下山していた模様。
実質3日半の期間中に1校あたり生徒4名+監督1名が1組となって、3つの山域の登山とテントの設営・撤収・テント泊をしながら、その技術・体力・知識を10項目の審査基準で得点化して優劣を判断するそうだ。だが、この「競技登山」は実際に大会役員や審判員? のような関係者として随時張り付いて全体を視ていかないと、各組の優劣はわかりにくいかも。

10日(日)、戸田市・戸田公園漕艇場。
ボート、女子舵手付きクォドルプル決勝。
この日はシングルスカル・ダブルスカル・舵手付きクォドルプル(つまり5人乗りで漕ぎ手は4人)の男女準決勝・決勝が行なわれた。
普段から競艇やカヌーでも使用されるきっちりした会場で、会場案内や結果の速報出しなどの運営面は比較的良かった。
ただこの前日に、競技中に水路脇を自転車で併走した出場校関係者と一般観客の衝突事故があったためにこの日はその行為が出場校の監督のみに規制されていたりもして、観戦マナーの面では問題が少々見られた。

11日(月)、坂戸市・坂戸市民総合運動公園軟式球場。
ソフトボール、男子決勝。九産大九州(福岡)-読谷(沖縄)。
準決勝までは複数の球場で試合が行なわれ、決勝のみ外野にも観客席があるA球場で行なわれた。この日も日陰が恋しいくらいに暑く、バックスタンド裏に設けた冷たい麦茶の給水に助けられた。女子は鴻巣市・吹上町で開催。
実は僕は小学生頃から野球・サッカーとともにソフトにも慣れ親しんでいて、思い入れは結構ある(その詳細はミクシィのほうに書いた)。そのため、男女の競技人口の差はあっても先の北京五輪の日本女子ソフト金メダルは人三倍嬉しい。だからこの日も、この大会の出場選手たちは男子ならば一般的な硬式・軟式野球ではなくなぜあえてソフトを選択したのか? という疑問は一時置いておいて、なかなか興味深い観戦であった。

20日(水)さいたま市・埼玉県営大宮公園水泳競技場。
水球、決勝。男子のみ競技。前橋商(群馬)-秀明英光(埼玉)。
どちらも全国優勝経験のある強豪校で、この対戦は毎年のようにあるとか。この2校のような全国大会の常連だと、父兄の応援も横断幕を掲げたりしてこなれている感じであった。でも観客席は暑さの影響もあってか全体の3分の1も埋まっておらず、ややマイナー競技の感は否めない。
五輪でも正式競技になっているのに、歌手の吉川晃司以降は著名人でこの競技の経験者が広く知らしめていく活動をしていかないと、あまり根付かないのかなあ。
実はこのほかにも、4日(月)夕方からのサッカー決勝と、19日(火)のヨット男女FJ級の第5・6レースも観るために会場(前者は埼玉スタジアム2002、後者は東京都立若洲海浜公園ヨット訓練所)に行きはしたが、サッカーは雷雨により中止で決勝で対戦するはずだった流通経大柏・市立船橋(ともに千葉)が両校優勝、ヨットは風速10m前後の強風が続いたために安全性を考慮して翌日に順延、ということでともに観戦できなかった。

サッカーの会場。試合開始直前からの落雷によって一時は停電もした。“埼スタ”でそんなことを経験したのは初めて。17時の試合開始が遅れに遅れて1時間半以上待ったが、結局は中止となった。まあ選手の安全面を考えれば仕方ない。

ヨットの会場。風を掴みながら海上を人力で行く競技ではあるけど、クルマを使って運搬しないと成り立たないくらいに大がかりな競技だから、高校生がやるにはまだ早い競技では? とも思った。
でも、“コンカマ”(北京五輪代表の近藤愛・鎌田奈緒子組)のような今や世界レベルの選手を輩出するにはこのくらいの時期から、いやもっと早い時期からやっていないと厳しいものなのか。
そのため結局、全29競技中9競技しか観戦できなかったことになるが、それでも当たり前だがいずれも全国レベルの競技で内容は濃かったので、かなり楽しめた。同日に複数の競技が開催されることも多くて29競技すべてを観るのはもちろん不可能なのはわかっていたが、あと4、5競技は観に行きたかったなあ、と都合があまりつけられなかったことに反省。
このなかで今回観戦して目からウロコで観ておいて特に良かったと思ったのが、なぎなた、フェンシング、水球の3競技。いずれもマイナーな競技で初観戦だったのだが、それぞれ個々のぶつかり合いが各種報道やテレビ中継で観る以上に超激しく、高校生の試合であってもそれぞれ全国レベルの選手が対戦しているので迫力があって生で観るとおお、すげー、と大興奮。今後も機会を見付けて高校生以上の年代の大会も観てみたい、と興味を抱いた。
でも登山に限っては、フリークライミングの人工壁コンペや「ハセツネ」をはじめとするトレイルランニングや「レイドゴロワーズ」のようなアドベンチャーレースならまだしも、縦走や読図やテントの張り方で優劣を判断するという手法は承服しきれないけど。山の登り方は趣味嗜好や人数や天候によっても変わってくるし。
なかでもフェンシングに関しては、先の北京五輪でも男子フルーレ個人で太田雄貴が日本初の銀メダルを獲得したこともあって、その筋には「フェンシングをやってみたい」という問い合わせが殺到しているそうで。その影響で競技を観る機会が今後増えるといいな。
とりあえず、大学を卒業したあとは就職せずにあえて“ニート”の状態で競技に集中して北京五輪に挑んでこの結果を出した太田の4年後に投資する太っ腹な方は現れないもんかね。その有無によって日本フェンシングの未来はかなり変わってくると思う。
でもまあ、全体的には有意義な観戦行であった。実際に競技を観たなかから今後の日本代表として、2012年のロンドン五輪とそのあとのまだ開催地未定の2016年の五輪の主力として活躍する選手も当然出てくるはずだ。甲子園の高校野球以外にも各競技の全国大会を観るのって、そういう未来への期待感も味わえるのね、と思うと観戦はより楽しめた。
普段は「勝負」という感覚とは無縁の生活や遊び(散歩とか登山とか自転車旅とか)に傾倒しているぶんだけ逆に優劣を競うスポーツを観戦するのはなんでも好きなので、今後も年代を問わずいろいろな競技を観てみたい。冬季の競技やパラリンピックの正式競技になっているような競技も同様。
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