先月3日の投稿に関連のあることだが、先日、ある野外系の懸賞でパナソニックのヘッドライトが当選し、入手した。
品番はBF-198Dで(色は白色)、高輝度白色LEDを3個使用した最新のモノ。質量は70g、使用温度範囲も-20~+40℃と幅広く、光量が強(HIGH)と弱(LOW)の2段階選択できる。また、ライトの角度も試したところでは12段階に調節できるつくりになっている。
ただ、電池が僕が普段所望している汎用性の高い単三電池または単四電池ではなく、一眼レフカメラでもよく使われるリチウム電池のCR123A。でもこれによって、最近は単四電池3本使用で最近主流のぺツルやブラックダイヤモンドの製品よりも10g以上の軽量化が図られているわけで、まあそれでも全体的にはスグレモノであることは間違いない。
連続点灯時間は外気温によって異なるだろうが強の場合でおおむね5~10時間で、まあリチウム電池1本使用にしてはそんなところか。
そういえばパナソニックというと最近、もっと大物の家電絡みでは「家電芸人」のひとりの品川祐(品川庄司)がパナソニックの製品ばかり紹介・宣伝しているという疑惑報道もあって、先週に本人のブログでその反論記事も出ていたが、特に日本のメーカーの製品は世界的にも質の良さからくる信頼性も高いので、ホントに良質の製品はひとつのメーカー一辺倒になる気持ちは僕にもわかる。ただ品川くらいの有名人になると、そういう見方をされるのはある程度は仕方ないことだよなあ。
ちなみに、パナソニックのライトというと数年前に、リチウム電池使用の似た形状のライトを愛用しているヒマラヤ登山の第一線で活躍しているあるクライマーから、登山中の電池交換で蓋を開けるさいにそれを着脱しにくい、紛失しやすくて困る、という意見が上がり、その改善のために蓋と本体を同じ素材(ABS樹脂)で糸状(といっても幅4mmほどあるが)につなげて蓋の着脱を容易にした(つまり、やり方によっては片手で電池交換もできるということ)、という電池交換の効率向上の小さな工夫も見られる。
こういったことを即座に採り入れていけるのも国内メーカーの信頼性の高さの理由としてあり、日本のものづくりの良い点であるね。
まあ僕の場合は本ブログでも度々触れているが、旅や登山の道具を揃えるときはできるだけ国内メーカーのモノを選択することにこだわっているのだが、単にモノの需給バランスの是正の一助となりたいという思いもあるが、それとともに国外よりも国内のメーカーのほうが日本人のクセや気質に合ったものづくりの手法やライトの蓋のような小さな創意工夫が多く、そんな手仕事も応援したい、ということもある。だからこのヘッドライトの分野では必然的にややパナソニック信奉者ということになる。
まあ最近はほかの国内メーカーでも(エバニューとか新富士バーナーとか)頑張っているところもあるが、業界内シェアを考えるとやはり大手のパナソニックが家電と同様に野外関連商品の市場の活性化という意味では最もいろいろな可能性があるか。
来月から早速、これまで使用してきたぺツル・ティカをサブにまわしてこちらをメインで使用していこうかしら。楽しみ。早めに野山に行って試してみないと。
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