思考の7割と収入の3割を旅に注ぐ旅人の日々

一般的には遊び(趣味)と見下されがちな「旅」も、人生のなかでやるべき「仕事」である、という気概で旅する旅人の主張と報告。

立正大学卒業生としては大ショックの、学生会館との別れ  

2006-05-15 00:30:48 | 普段の生活(日常)
2006年5月14日、東京都品川区の都道317号・山手通りから西方向を望む。左奥が立正大学の学生会館、手前右の新しくて高めの建物が同大学の総合学術情報センター。図書館やPC関係の施設が入っている、らしい(まだ入ったことはない)。そして手前左側の空いたところが大崎警察署の敷地。2009年2月完成予定で改築するらしく、現在は1km東に仮移転中。


今回は立正大学の卒業生・現役学生限定の話。
実は昨日(14日)は交通博物館に行く前に、僕の母校である立正大学の大崎校舎に行ってきた。と言うのも、ここでサークル活動を経験した人ならよくわかるだろうが、その大半の活動拠点であった学生会館(6号館)が今月中旬から取り壊されることになった。
正門前に掲示されていた告示によると、建物自体は取り壊さずに耐震補強工事なんかを施して、教室や学外の人たちとの交流の場にするらしい。先日、僕が学生時代に所属していたワンダーフォーゲル部(以下、ワンゲル)の後輩というか現役学生から聞いた話によると、最近は学生の数が増えすぎて教室が足りなくなり、教室を増設する必要があるそうだ。そのための改装ということらしい。
ちなみに、ウチの大学は大崎のほかに埼玉県の熊谷市にも校舎があり、以前は昼間部(Ⅰ部)は1~2年の教養課程が熊谷校舎で、3~4年は大崎校舎、と学年によって学ぶ場所が分かれていた。また、夜間部(Ⅱ部)は4年間ずっと大崎のほうになっていた。
が、近年は福祉学部やら心理学部やら新しい学部がいくつかでき、学生を受け入れまくり、その結果、校舎内が年々手狭になってきているようだ。それで、1~2年と3~4年で校舎を分ける、ということではなく、最近は(ほかの大学でもよくあるように)学部ごとに校舎を分けてきていて、やや交通不便な熊谷校舎よりは、どちらかというと東京副都心? で何かと便利な大崎校舎のほうが比重が高くなってきているということも聞いた。そんなことから年々手狭になってきて、今年の学生会館の取り壊しに至ったようだ。
最近は講義によっては学生が教室内の椅子に座りきれなくなり、立ち見というか立ち聞きになってしまっているものもあるとか。そういうことを聞くと、学生を問題なく受け入れを整える計画は立てているのかね、と、「ご利用は計画的に」という某消費者金融の宣伝文句も頭に浮かびながら、この大学のいちOBの僕としては最近の大学経営にちょっと物申したくなる。学生時分は学業とワンゲルの活動の傍ら、せっせと学費を自分で稼いで納入していたのだから、口を挟む資格はあるよな。しかも僕が入学した1994年から、Ⅰ部・Ⅱ部制から昼間主・夜間主コース制に切り替わって年間の学費も跳ね上がり、学費を工面するのがちょっと大変だったいうこともあったから、なおのことだ。僕らのカネで建てているのだから、どうせ建て替えるのであれば卒業生もきちんと利用できる施設にしてほしいものだ。

で、取り壊されるこの学生会館に入っていたサークルなどの各種団体はどうなったのかというと、この校舎から歩いて数分の居木神社(わかる人にはわかる)の北側にこのほど、「12号館」という3階建ての新館を建てて、そこを使うことになった。周りは住宅なのでそんなに仰々しい建物にはなっていないが、そこそこの大きさはある。おそらく、この近辺の地理を知っている立正OB・OGがこの建物を見ると、よくこの狭い範囲のなかでこれだけの土地を取得できたな、と驚くだろう。
ここは学生会館の取り壊しに合わせてここから切り替わるカタチでやはり5月中旬から使われ始めるようで、ウチのワンゲルも含めて各サークルのそこへの引越しは完了している。また後輩に聞いたところによると、ここの各部屋は学生会館のときの部屋よりも少し狭いらしい。

この学生会館も交通博物館と同様に、70年間とまではいかなくても結構な歴史があり、僕が所属していた今年で創部42年になるワンゲルも昔から散々お世話になっていた。そのため、この建物にもかなりの愛着があり、残念無念である。
まあ館内は老朽化が進み、僕が学生の頃から外壁にひびが入っていたり塗装が剥げていたりして痛々しい状態にはなっていたから、安全性を考えると仕方ないことなのかもしれない。
交通博物館と同様に、とても思い出深い、自分の家と同じくらいの思い入れの深さがある建物がなくなっていくのはホントに淋しいですなあ。学生会館にも深々とお辞儀をして、しばし別れを惜しんだ。
全国各地の立正大学の卒業生のみなさま、母校はここ数年、えらく変化してきておりますぞ。


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