温泉ドラえもんのブログ

全国の秘湯巡り、昆虫、野鳥、植物、野菜づくり、小さな実験室などを中心に写真とともに掲載します。

江戸時代の石灯籠内に営巣! ヒメスズメバチ(姫雀蜂)

2017年08月18日 | 昆虫
 ① 「神社の石灯籠にスズメバチの巣があるらしい!どうかしてほしい!」という情報が寄せられました。
 見に行くと、赤丸付近に数匹の大きなスズメバチが飛んでいました。


 ② この石灯籠は、江戸時代に建てられたもので、内部に空洞があるものと思われます。


 ③ すき間が出入り口になっており、常に一匹のスズメバチが見張りをしていました。
 私が近づくと、盛んに翅を震わせ、威嚇します。


 ④ スズメバチは、オオスズメバチ(大雀蜂)やコガタスズメバチ(小型雀蜂)など10種類がいます。
 体の特徴を見ると、腹部先端が「黒色」です。間違いなく、ヒメスズメバチ(姫雀蜂)です。


 ⑤ 門番の横を他のヒメスズメバチ(姫雀蜂)たちが、餌を探しに出ていきます。
 ヒメスズメバチは、攻撃性が最も弱く、毒性もあまり強くありませんが、オオスズメバチに次いで大きいので、近くに飛んでくると脅威に感じますねえ。


 ⑥ 帰ってきた働き蜂を見ると、「肉団子」をくわえていません。
 実は、幼虫の餌は他種と異なり、アシナガバチの巣を襲って幼虫と蛹を噛み砕いてその体液のみを持ち帰ります。
 必要以上に恐れるヒメスズメバチ(姫雀蜂)ではないことが分かりましたが、参拝者が刺されててもいけないので、出入り口を塞ぐことにしました。



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