むらっちん!

おぉ!
光陰矢のごとし。
季節が過ぎていくのは早いなぁ。
田舎の大ネズミが料理講座で日々改善・奮闘する日記。

実は初だったんじゃないのか…?

2015年08月30日 12時20分29秒 | ミジンコ達
フランス料理店で夕食を楽しんできたむらっちん!です。*\(^o^)/*
美味しかったー。
楽しかったー。
お腹きっつくなったー。

双子が出てきたら、2人だけで外出なんて何年先になるかな、という事で
食事だけですが、デートらしいデートをして来ました。


国道に看板を見つけてずーっと気になってたフランス料理のお店ドゥ・ラパン




予約したのは3,800円のおまかせコース。

飲み物に選んだのは、ノンアルコールのスパークリングワイン。

あまり期待してなかったけど、一口飲んでびっくりしました。
ワインの味!
妊婦なのに、アルコール入ってるの飲んじゃった!?って思わず慌ててラベルを確認するほど。

材料の表示は、ワイン、砂糖、亜硫酸塩のみ。
ワインの風味はそのままに、アルコールだけを取り除きました。
そんなひとことが印刷されてました。

…どうやってアルコールだけを抜いてるんだろう?
製法が気になります。


さて、しっかりとしたワインの香りを楽しむむらっちん!とシェリー酒を食前に楽しむokapiさんは、運ばれてきた前菜の説明をききます。


メロンのガスパチョ。
ガスパチョってトマトのイメージですが、
シェフがフランスにいた時の師匠がガスパチョってきゅうりも入れるよね?
それならメロンでもいいんじゃね?という事で、一時フランスでブームになったとか。
ガスパチョ自体今まで食べた事が無かったので比較できないんだけど、
メロンのあっさりした甘みにニンニクやピーマンの香り、少しスパイスのアクセントが程よくて、味わってるけどすぐになくなっちゃった。(^^;;



このプレートで印象深いのが豚肉のリエット。
豚肉をラードで煮た伝統的な保存食という事ですが、どストライクでして。
最後の最後まで楽しんでました。

そして、説明の最後に暖かいので、まず先に召し上がって下さいね、と勧められたのは…
画像手前のエスカルゴ!!
サイゼリヤとかね、メニューでは知ってても、初めて食べますよ!
じっくり観察しながら食べたいけど、それも悪いような気もして。
昔は平気だったけど、大人になったら素手で触る勇気のない今、カタツムリだと思うとこれはこれで…。

結局は躊躇なく美味しく頂きましたよ?(≧∇≦)
周りのソース付けても美味しかったし。

あとは中東の料理だけど、と前置きのあった胡瓜のヨーグルト和え。
そして人参を千切りにした洋風の漬物。酢漬けにしてオレンジで和えてあるそう。

ボローニャっぽい肉の塊が入ったテリーヌみたいなのや生ハムも強すぎないしっかりした塩気が最高に美味しくて、このプレートでパンを食べ切ってしまうというミスを2人でやっちゃったり。



トマトの冷製スープとか

オマール海老のソースにもパンを付けて食べたかった!!←コースがちゃんとわかってない恥ずかしさ!!
(メインの魚とお肉の時に少しご飯が出ると思ってたのは内緒。)


オマール海老も初めて食べたんじゃないかな?
披露宴とかで出たことあるかも知れないけれど、ほら、メインが食事よりも新郎新婦に行くじゃない?
なので出てたとしてもあんまり覚えて無いのですよ。

海老!!って味の濃厚なソース…。
凄かった…!
そうそう、このオマール海老のお皿に付いてた焼きトマト。
甘さが半端なくて美味しかった!
前菜のプレートでにもマリネにした物やオリーブオイルとニンニクのソースがかかった茹でトマトがあったけど、コースで付いてた中で一番美味しいトマトだった!



お肉は子羊。
口に入れた瞬間は牛肉みたい。
噛むほどに羊肉の香りが出てきます。
筋も食べやすくてね。柔らかでした。
子羊の隣にはナスの上に挽き肉とトマト、ベシャメルソースを乗せてオーブンで焼いた物。

ベシャメルソース!
むらっちん!の好物の一つ。
ふわふわで、粉っぽくなくて、しつこく無いミルクの香り。最高です!!(≧∇≦)
むらっちん!が作るとベタベタなホワイトソースにしかなら無いので、外で初めて食べるベシャメルソースはもう…!!感動!!

ベシャメルソース、もっと食べたかった!



さて、デザートです。
出てきてびっくり。
普段、okapiさんが朝食べるのに丁度良さそうな量のプレートです。

すこしのラムレーズンが入ったヨーグルト風味のアイスにブルーベリーソースが合わせてある物、バナナのケーキ。
杏のタルトに李のゼリーとピンクグレープフルーツのゼリー。
…と酸っぱい梅みたいなジャム。うーん、プラムのジャムかな?

アイスがね、特に美味しかったですよ。
部分的に食べても美味しいし、ガッツリスプーンにとっても楽しい。




食後にはコーヒーか紅茶が付いてて、お菓子も出てきました。
グレープフルーツのピールが程よい硬さで、ベチャベチャでなく、しっとりでもなく。
自分でもこんな食感のピール作れたらいいなぁと味わってました。

そして衝撃的な香りのガナッシュ。
スパイシーで、鼻に抜ける香りがどうも教会で嗅いだことのあるような香り…。
そんな感想を伝えたところ、
スパイシーなのは山椒が入っているんだとか。∑(゜Д゜)
チョコレートに山椒…!
で、教会のようなイメージはどうやらリキュールにあったようです。
リキュールの名前は忘れちゃいましたが、その昔、修道院で作られていたリキュールなんだとか。
まさかまさか、教会の香りのイメージを伝えてそんな話を聞けるとは。


コースをゆっくり、3時間かけていただきました。
人によっては色々ありますが、作った人から直接料理の説明が聞けて、感想が伝えられて寛げるという機会はそう無いんじゃないかなと思います。
フレンチといえば、キャビアやフォアグラやトリュフなんて浮かぶけど、
普段食べ慣れてる野菜だってこんなに変わるんだ、と。
豚肉なんて、普段自分で調理した時と全然違う。それが面白くて。

グルメ番組でどこそこの食材で、高級食材でってみますけど、
身近な食材で楽しめるフレンチの世界、幸せでした!

や、
本当に幸せ、という表現しか思いつかないほど。
2人でたくさん旅行して、色々見ましたけど、その中でもほんと、上質な時間だったと感じています。



子供用の椅子も沢山あるので、
子連れでも安心して来てください、と言うお店です。

フランス料理のマナーは難しいから、子供はうるさくしてしまうから、
そんな事よりも小さいうちから作り手との社交や素材を楽しむ事を体験して欲しい、そんな話をしながらお店をあとにしました。

離乳食が終わって、椅子に座れるくらいになったら、双子と四人で行きたいお店です。



一晩たって、こんなに長く書いて、それでも余韻に浸れる時間を、
シェフ、マダム、ありがとうございました!!


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