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むらっちん!

おぉ!
光陰矢のごとし。
季節が過ぎていくのは早いなぁ。
田舎の大ネズミが料理講座で日々改善・奮闘する日記。

いざ退院

2016年01月13日 19時41分48秒 | 双子誕生
双子が退院して4日目のむらっちん!です。
早くも今日、ゲッソリしました。

今朝まではokapiさんも居て楽しかったのか、双子はおとなしかったんですけど。
朝直接出社するokapiさんを見送って一寝入りしたらそこからもう嵐のようで…。(´Д` )


2人は15時頃からは泣きっぱなしで止まりません。
お腹すいたー
オムツが汚れてるー
抱っこしてー
飲み過ぎて気持ち悪いー(´Д` )ケポッ☆

エンドレスです、ええ。


病院じゃないですからね。
本人が欲しがったらあげて下さい、と言われましたけど、一気に量や回数を増やすことはしてないのですが。
1日6回授乳してたのが8回のペースになってしまって、今日は欲しがる間隔がグズグズです。
良いのか悪いのか、素人には判断しかねるので、1日のトータルがあまり変わらないように気をつけながら1回分の飲む量を調節してます。


慣れるまではまだまだかかるでしょうけど、揃って本当に退院出来るとは思ってませんでした。



こんな風に2人並んで過ごしてるのを家で見るのはいいものですね。

あ、このパンはむらっちん!のお友達、パン屋の店長さんとこで買ってきたクリームパンです。
かわいいでしょ?

機嫌がいい時の2人に似てるので並べて載せてみました。(≧∇≦)


さて、
泣きっぱなしの2人を母と1人ずつ別室であやして落ち着きいたところで、そろそろ沐浴です。
その後の授乳でゆったりしてくれたらいいんだけど、どうかなぁ?

訓練終了

2016年01月09日 11時35分57秒 | 双子誕生
双子と一晩過ごしてきたむらっちん!です。

これからずーーーーっと面倒見ていくことになるわけですが、
トライアルしてみました。

病院は、メチャクチャ乾燥していて、一晩しか居ないのに2L以上水飲みました。
それなのにトイレも近くならないし、手はカッサカサに乾いて双子を撫でてあげるにも痛そうな気がしてしまうほど。(´Д` )


それ以外は快適に過ごせましたよ。(*^^*)


今は2人とも4時間おき位の1日6回授乳。
最初の2回は母がいてくれたものの、ペースが出来ずに手こずりましたが、その後22時の哺乳からはうまい具合に時間差が出来てほとんど泣かさずにあげる事が出来ましたよ。*\(^o^)/*
しかも細切れだけどいつもと同じくらいの睡眠時間が取れたという…。
寝られないだろうと思ってたから意外に元気です。
まぁ、睡眠を優先したから朝ごはんとりそびれたけど。持って行ってたのもクリーム玄米ブランとか軽いものだったので、食事らしい食事ではなかったですし、帰宅してからしっかり食べました。


明日は遂に退院。
2人をお迎えする前に、自分の部屋でお世話するために配置を整えたいと思います。
夜中は1人でみるから、全部賄えるように揃えます。



帰ってきたら、次はいつ更新できるかわかりませんが、お世話頑張ります。

産まれてからの3ヶ月間、オレ頑張った!
オレお疲れ様!!(≧∇≦)
看護師さん、先生、2人を大きく育ててくれてありがとうございました!!
面会ノートの続きはこのブログで…。


お迎えには、叔母がくれたこのおくるみで包んでくる予定です。

すくすく育つように、昔ながらの麻の葉の模様。
お洋服が可愛い柄だから、おくるみはシンプルにします。
着せるものが絞れなくて結局色違いで買ったユニクロのオールインワンを選びました。似合うといいなー。


さて、ママ歴3ヶ月、
でも24時間付いてたとしたら1ヶ月分になるかどうか。
おむつ替えも素早くなったけど、まだまだ新米です。
むらっちん!ちに産まれて良かったって思って貰えるような付き合いが出来るかな~?

退院間近

2016年01月08日 17時02分51秒 | 双子誕生
初夢には「あさが来た」の新次郎さんが出てきたむらっちん!です。
何か関西弁で仕事の説明を必死にしてました。
一体どんな意味合いがある初夢だったんでしょうね。



さて、無事に本来の予定日を迎え、大きくなってくれた双子。


深く眠ってしまったりすると呼吸を止めてしまう事もなくなり、いよいよ退院の話が先生からありました。


で、
いつも通りの面会に来て、そのまま今夜は病院にお泊まりです。
1人で2人をみる練習。


年末年始もお兄ちゃんの方とokapiさんの3人で病院にて一晩過ごしましたが、
その時は2人で1人を見るので楽でした。
が、今回はどうかな。(-。-;


まぁ
見きれなかったとしても、2人はうちに退院してくるのは変わらないので、
同時に騒いで泣きっぱなしになっても、
そんなもんか、で手際よく接してあげたいですね。


…既に少しグッタリきてるけど…(´Д` )

双子と迎えるお正月

2016年01月01日 23時03分41秒 | 双子誕生
あけましておめでとうございます*\(^o^)/*
今年も宜しくお願い申し上げます☆



なかなか更新出来ないまま年が明けてしまいましたが、むらっちん!は元気です。
画像は年賀状のイラストを切り抜いたものです。

そう、むらっちん!はお腹があまり凹まないまま、新年を迎えたのです…!
あ、イラスト程でてはないですよ、流石に。
でも自分だけ先に退院してからお腹が空いてちょこちょこ食べちゃったので、その頃よりお肉がついちゃった感が否めないんです。(´Д` )


さて、
いろんな繋がりをもつ人々に見守られて双子はかなり大きくなりました。
大きくなったという事は、退院も近づくということで。
双子のお兄ちゃんの方とokapiさんと親子3人で、病院のファミリールームで年越しをしてきました。

弟の方は残念ながら、まだファミリールームに移動させるには少し早いという事で、時々GCUに様子を見に行ってました。


親子で迎えたお正月、新鮮でした!
が、
夜中も一定間隔でするお世話は、思っていたより大変ではなかったものの、それなりにくたびれました。
1人しか見てないでこれなのに、双子のお世話、大丈夫かしら…。

と思いましたけど、もちろん実際には普通に、当たり前にやりますよ?



okapiさんがこっちにいるうちに、双子をお迎えする環境を整えておきたいと思います。


すゎ忙しくなるぞー!p(^_^)q
今年の抱負はもちろん!
双子のお世話を楽しむ!
毎日に忙殺されずにいかに楽しむ余裕を持つか、「いい母ちゃん」という定義に囚われない、2人との今を味わう時間を過ごします☆


今夜の初夢、どんなのが見られるかな?
今年も素敵な一年となりますように!!

10月9日 術後と車イス

2015年12月18日 11時21分13秒 | 双子誕生
むらっちん!だけ退院して2月以上が経ってしまいました。
更新がなかなか出来ない中、こまめに見に来てくれるみんながいてくれてる様で。(^^;;
ご心配おかけしてます。
搾乳して1日が終わる、の繰り返しで毎日があっという間です。今の所、落ち着いていて元気にご飯作ったりしてますよー。


双子は現在、生まれた時からそれぞれ1200g超体重が増えました。
呼吸も安定してすでにGCUに移りましたが、日記はまだまだ生まれてすぐの所で止まってましたね。


さて、術後、切った翌日の話です。


こまめに助産師さん達が世話をしてくれるなか、傷は痛くないけど縮もうとするお腹が痛くて痛み止めを明け方にも使いました。


朝、回診前に産科部長の先生が顔を見に来てくれて、
「今赤ちゃん見てきたけど、元気に手足をバタバタ動かしてたよ。(*^^*)」
って教えてくれました。
手術中もですけど、この先生がみえると、むらっちん!はとても安心出来るのです。
この先生の一言、それだけで、自分の回復に専念しようと思いました。


朝の回診で主治医の先生が診てくれて、概ね順調な回復、と言われました。
「動ければ、車イスで赤ちゃんに会いに行ってもいいけど、今日は無理でしょうね、あまり無理せず、ゆっくりして下さい。」
との事で、やっぱり手術の翌日に会いに行くのは無謀なんだな、と。


思ったんだけど。


午前中
今日の目標はベッドで起き上がることです。
って言われたのでその場でチャレンジ。

助産師さんがついててくれたけど、びっくりしてた。(*^^*)

普通は痛いかもしれないね。
でも、むらっちん!は双子が肋骨をグリグリしてた時のが痛かったから、そんなに酷く感じなかった。
そして起き上がるのだってお腹が張らないように気を付けてたせいで腹筋を使わず、腕を使っててこの原理で起きる癖がついてたから。

翌日に補助しないですんなり起き上がれる人って殆どいないです、って言われたけど双子でお腹が大きかった人なんかは割と行けるんじゃないかな。って思いました。
個人差が大きいから必ずそうとは言えないと思いますけど。


午後の面会時間になって、okapiさんが来てくれたので車イスに移動してNICUへ連れて行ってもらいました。


外の世界で初めて会う双子。
手術の時にチラッとはあってるけど、初の面会。

まず入って正面に居たのは弟。
こちらに顔を向けて寝かされてる。

ニコッと笑って「やぁ。」って挨拶するみたいに手を出しておいでおいでってグーパーしてきた。
わかってやってるんでなくて、偶然だってわかってても、
あ、手を振ってくれた!*\(^o^)/*ってなる。

クベースの窓を開けて指をつけると、小さな手がギュッとしてくれる。

(≧∇≦)

兄の方は静かに寝ていたから、少し触れるだけにした。

2人とも気管挿管されて、手足に点滴やセンサーがついてるけど、
あたたかくて柔らかくて動いてる。
とりあえず、生きてる。

この人たち、産まれたんだなぁ。( ´ ▽ ` )


少ししたら、流石に疲れを感じたのでベッドに戻りました。


マグセントが抜けてダルさがとれてて、24時間前にはどーんと出ていたお腹がへこんで。
久しぶりの仰向け。
でもまだ寝返りで完全に横を向いてとか出来ない感じ。
さすがに痛むんである。(´Д` )
でもなるべく動いた方が回復は早いって言われたし、安静が長かった分、早く身体を元に戻したいから、思い切って。


むらっちん!は横向きに寝るの、右を下にするのがやりやすかったです。
右利きだったり、お腹の中の双子の位置から、しまいには右を下にしてる事が多かったからというのもあるかも知れません。

しかし、横向きになれても完全には向けてないから、気がつくとまた仰向けになってる。
なかなかこれ一つとっても難しい…。


何とか、少し斜めな感じになって、横に座ってるokapiさんの方を向く。

名前、決めてあげなきゃね。
もとから考えていた候補を3パターン、ノートに由来と書き出して見せました。

とりあえず、まだokapiさんがこっちにいるうちに決まればいいや、と。
この日は双子に面会しに行って疲れたので休みました。


この日、15時からはやっと水分を口から摂っていい事になり、麦茶が出されました。
他の双子の出産ブログ記事に書かれてたように、断水の後の一口はさぞ美味しいだろうと思って口に含みましたが、
…普通。
特に感動もなく、1杯飲みました。
ここからは注射や座薬ではなく、痛み止めが錠剤になります。


みんなが帰って1人ベッドでボーッとしていると、時々お腹が痛み、その度にお腹に向かって2人が入って来てから今までお疲れ様、と声をかけます。
夜に、ふと思いました。
頑張ったのは子宮だけじゃないやね。

妊娠糖尿病もあったし、マグセントで通常食事から摂るよりも多いマグネシウムその他薬剤とってたわけだし、悪阻じゃケトン体出てたわけだし、腎臓も肝臓もお疲れ様でした。
心臓だって1.5倍くらいに増えた大量の血液を回してたわけだし。
胎盤が出すホルモンに負け気味だったけど、膵臓はインスリンを分泌してくれてたし。
副作用の中肺はしっかり酸素と二酸化酸素を入れ替えててくれた。
骨盤やお腹の皮膚も伸びて緩んで支えてくれてた。


むらっちん!の全身にお疲れ様。
ひととおりそんな事を考えてたらいつの間にか眠ってた。




陣痛もなくて、切って出しただけで。
この時は産んだ、という実感がなくて、すぐ忘れちゃうんだろうかと思ってた。
けど、まだはっきりと覚えてて思い出せるものなんだなぁ。

翌日に導尿が取れた後、むらっちん!はこの入院で最も恐ろしい出来事に遭遇します。
次回をお楽しみに~。( ´ ▽ ` )ノ

あっという間の1ケ月

2015年11月08日 22時20分51秒 | 双子誕生
ご無沙汰しました!むらっちん!です。
双子が生まれてひと月、なんて!早すぎです!
これじゃ双子が彼女を嫁に、なんて連れてくる日もすぐじゃないですか!?なんてね。


搾乳して1日終わる感じなんで、うっかり大相撲が今日からだったって忘れてました!(´Д` )
出掛けに慌てて録画したので明日の朝観ます!

NICUにいる相撲好きな双子に遠藤や勢や大砂嵐や白鵬やとにかく他沢山の力士の活躍伝えてあげなくちゃ☆


2人が生まれてからの事を日記に、と思ったのになかなか書けないままで。(^^;;
でも、ただむらっちん!の気力が回りきらないだけで、双子に何かあったわけじゃないんです。
むらっちん!も双子もそれぞれのペースで育ってますよー。


双子の成長は術後の記事で書くとして。
むらっちん!は凍らせた母乳を毎日病院に届けてます。
その度に会ってはいろんな話をスタッフから聞いて、ヘェ~ってなってます。

むらっちん!が手でそっと包んであげると、モニターのアラームを鳴らしちゃうんですよ。
お腹の中に居ると思ってしまうのか、じっと静かにするだけじゃなく、息もするの忘れちゃうみたいだ、とか。
それで血中の酸素が少なくなってアラーム鳴っちゃうって。


ホッとできるのはいいけど「ちゃんと空気吸って!!」ってアラームが鳴るたびに慌てて声かけたりしてます。
あと2~3週間するうちに落ち着けばいいってわかってるんですけど、焦ります。



先月の今日、皮膚が薄くて、血管が透けてて赤くて、骨と皮だけの様だった2人は1ヶ月でムチムチしてきました。
脂肪がついて来て、手足の力も強くなってきて、クベースの窓を閉めちゃうと聞こえなかった鳴き声がしっかり聞こえる様になって来ました。


今のむらっちん!にしてやれる事は
なるべく沢山母乳を出してやる事。

2人のお世話がない分自分のおっぱい育てに心血を注いでいます…。
注いで…る…んだけど(^^;;



3時間ごとに1日8回搾るはずが
夜中爆睡して6回とかになっちゃってるのはナイショ…(´Д` )
疲れない様に気を付けてるんだけどなー。

定期的に回数刺激するのが一番なのはわかってるんですがね…。


新米ママさんたちはどうやってるのかしら…。
昨日NICUの授乳室で話したママはやっぱり爆睡してるって言ってたけど…。


気合が足らないのかしら…?(。-_-。)

10月8日 診察からの緊急帝王切開

2015年10月11日 09時02分47秒 | 双子誕生
いつもと変わらない、入院して2ヶ月目突入の日。
朝ごはんを食べて、何人かの先生がいつも通りに顔を見に来てくれて。
食後2時間の血糖値を測ったら、
毎週木曜日の診察に呼ばれました。


10時半頃。
「お腹の張りも落ち着いてるようですし、頚管長もいいですね。ではエコーで赤ちゃんたちを診てみます。」

診察台に横になって、エコーを当てる先生。
でも
時間がいつもより長い。
映り方を変えて、血流を見ているみたい。
画面には赤と青い色が心音に合わせて動いています。


この前の月曜日も、先生はうーん、って表情で念入りに見ているようだった。

「羊水が、多いですね。片方の子は少なくはないけれど、もう片方の子との違いがあります。」
決定的な差ではないので、注意して診ていきます、というのが、月曜日の話。

それが、この日、木曜日になったら、もう一人の先生を呼んで、
「深さが測れないですね…。
大分少なくていいと言えますよね。」って確認をして。

「むらっちん!さん、手術室が空いているか確認します。今日か明日、出しましょう。」


週末、連休に入るので、今日出せれば出して、経過を見て週末を過ごすというのがいいと思います。
平日で人手があるうちに、安全に出してあげましょう、と。

すぐに旦那さんかお母さんに連絡して来てもらってください。手術室と時間の調整が出来次第詳しく説明します、と部屋に返されました。



11時頃。
ここ二日間くらいの双子の感じから、もしかしたら、って予感はしてた。
十中八九切るだろう事も、双子とわかった時から覚悟していた。
だから先生の診断は、

「双胎間輸血症候群でいいと思います。」

聞きたくなかった言葉。
でも、やっぱりという気持ち。

残念とか思う前に、
26週を過ぎた、胎児鏡を使って胎盤の血管にレーザーあてたりする治療はそれ以前の適用という事は知ってる。
この病院の方針では、もう、出してあげるしかない。
それなら早く。それしか思いませんでした。

先生からも思った事と同じ説明がありました。


トイレを済ませたり、術前の検査をしながら、okapiさんにかける電話だけがどうしても震える。
思ったよりお腹に居させてあげる時間が短かった、ごめん。
でも、動揺したのはこれだけ。

あとは、
自分が何の為にこの検査をして、支度をしてるか。
どこに行って、どんな物が置かれているのか。
ドラマや漫画でみた画とどんな違いがあるのかを見るのに興奮してました。



つわりで初めて入院して、
里帰りしてすぐに長期入院して、
初めて身体にメスを入れている自分。
目の前はシートで覆われて術野は見えません。

見たかったけど、見えなくてよかった。
絶対興奮するから。
外科医でママのブログで、本人が帝王切開した時の記事でそんな話がありましたけど、まさに。



12時半頃。
オペ室に入って
背中がちゃんと丸められるだろうか、なんて心配もなく、すんなりと麻酔がかかりました。
すぐに脚が痺れ、ほんわか暖かくなって、何が管が入れられたのがわかります。
尿道にカテーテルが入ったそうです。

「ここ冷たいですか?」
何度か繰り返し色んなところに冷たいスポンジを付けて確認する麻酔科医の先生。
目がイイ!!
何で、こんな時にそんな事を思ったのか自分でもおかしいんですけど、いい意味で緊張が解けた気がします。
いい所まで麻酔が来たようで、何をしてるのか、身体が揺さぶられたり、引っ張られたり。

消毒液がかけられた液体が流れる感じとかも、わかる。
痛みはないけど、肌が動いてないのに内臓が動いてる感じもわかる。



13時頃。
執刀医が話してる事も所々聞こえて、
「あぁ、いよいよ取り出される…。」と思ってすぐ。
1人目の微かな産声。
何も。
湧き上がる感情とか、あるのかと思ったけど、何も。
ただ、声が聞こえた、その事実。
さっきまで興奮して周りを見回してた自分がそこに集中して、一滴だけ涙がでた。


そして1分もしないうちに2人目が出されたような感触。
でも、やっぱり1人目とは様子が違うのか、すぐに声は聞こえない。

「赤ちゃん、2人とも元気に出てきました!今処置をしてます。終わったら会えますから頑張ってくださいね!!」
新生児科の先生が知らせてくれる。

お腹をグリグリされてるなーって、ボーっとしてたら、
か細くて優しそうな2人の泣き声が聞こえた。

良かった!
ちゃんと泣いてる!

一先ずは、と思ったら今度、急に腰から下がムズムズしてきて、もう…!!
動きたくて仕方がない!!

麻酔が効いてるので、もちろんピクリとも動かせるはずはないのですが、動くとこだけでもジタバタ。
固定されてる腕を少しだけ、とか肩をモゾモゾ。


「気分どうですかー?」
動きたくなったのに気付いたのか、声をかけてくれる。
「気分悪いとかはないです。ムズムズして動きたくなりました。」
それはいい、大丈夫そうですね、とにっこりして貰えました。

どのくらい時間が経ったんだろう…と思った頃。



「おめでとうございます。頑張りましたね、男の子2人、元気ですよ。」
それまで外されていたメガネをかけてもらい、左側、顔をむけるとまず、お兄ちゃんが保育器に入って運ばれてきました。

動いてる…!
あ、okapiさんにそっくりだ。


続いて弟くんが運ばれてきます。
あ、同じ顔だ…!動いてる…!

既に挿管され、呼吸のサポートを受ける2人。
でも動いてるのを確認したら、また涙が一滴。
まず、ここではそれがわかっただけで、十分。
目だけで、ここからの72時間、まず一山頑張れ!!
外の世界にようこそ、と思うよりもそっちを強く願って見送りました。




「そろそろお腹を閉じましょうかね。」
執刀医の先生の声。

自分のお腹は、ちゃんと血が止まってきたのかな、戻せるほど収縮したのかな。
グリグリと押されたりする感じがなくなって、皮が引っ張られたりする感じ。


2人を見送ってからは、ただひたすら待つだけ。
「ありがとうございました!」

先生達が互いに挨拶した事で、手術が終わった事を知りました。


「お母さん、頑張りましたね~。
無事に終わりましたよー。台を移動してお部屋に行きますね。」

来た時に乗ってきたベッドに戻され、術着の肩が止められ、布団をかけてもらいました。
手術室をベッドごとゴロゴロ出て行って、病棟のスタッフが迎えに来てくれるまでの数分、ウトウトしました。


部屋に着くまで、少し寒くて、電気毛布を入れてもらいました。
この日は、1時間ごとくらいかな、こまめに体温と血圧のチェック、悪露と尿量の確認がありました。

麻酔が切れてからも思った程痛みはなく、合間合間にちょこちょこ眠る事が出来ました。
痛みはなく、とは言っても、普通の生理痛のようなものはあります。
でも、
双子がお腹の中で暴れたり、肋骨や胃をグリグリ圧迫してた痛みに比べれば屁のようなもの。
吐き気にもならないレベルです。


しかし今は、一刻も早く回復して2人に会いに行って、母乳をあげる事が何より優先すべき事。
痛くなったら使う痛み止めの特徴と、効果が出るまでの時間を聞いて、早めに使う事にします。

注射で入れるものを試して、相当の間隔を開けて切れたあたりで座薬を試しました。
どちらも、よく効いてくれたので、助産師さんが様子を見に来てくれた時に気がつくものの、グッスリ休めました。



今回、とてもいいタイミングで、診察や、予防的というか、前もって処置をしたものもあって、素人目にも本当にベストなタイミングで手術に臨む事が出来たのではないかと感じています。
それらについては、また別の記事で…。