「フクジンソウ(福神草)」の花が開いているのをやっと見られました。
この場所に植えられているのは知っていたのですが、いつも蕾でなかなか開いているのを見られなかったのです。
1日に1つか2つほど咲いて、夕方には萎んでしまう1日花のようです。
いつもはこのように茎の先端に赤い苞が固まっているだけで、花は見えなかったのですが、やっとお目にかかれました。
草丈は1m以上もあり、大きな葉がしっかりとした太い茎にらせん状についています。
この花と一番最初に出会ったのは、ず~と昔のシンガポール植物園でした。
植物園の中にあるジンジャーガーデンで咲いていて、全体の姿形がショウガやミョウガとよく似ていて、花がとっても豪華だったのを覚えています。
てっきり熱帯地方の花なのかと思っていましたが、日本でも育つようですね。
でも、南国では常緑で一年中葉が落ちないらしいのですが、やはり日本ではそれは無理で、霜が降りると葉が枯れてしまうようです。
この花の名前はフクジンソウ(福神草)、オオホザキアヤメ(大穂咲き菖蒲)、コスツス・スペキオスス(Costus speciosus)、コスタス(Costus)などがありますが、福神草が一番覚えやすいと思います。
ただ、福神草という名前の由来は不明のようです。
学名:Costus speciosus
英名:Crepe ginger、Malay ginger
別名:オオホザキアヤメ、コスタス
科名・属名:ショウガ科(オオホザキアヤメ科) ホザキアヤメ属(フクジンソウ属)
原産地:東南アジア、中国、インド東部