この時期はウォーキングするたびに新しい花と出会える。
今日、会えたのは「セイヨウサンザシ(西洋山査子)」だった。
それもピンクで一重の花。
毎日あちこちでコデマリ、ピラカンサ、オオデマリなどの手毬のような形をした白い花を咲かせる木を見ることができる。
だから、この花が白花だったらいつもと同じだと思って素通りしてしまったかもしれない。
可愛いピンクだったからこそ目に留まったに違いない。
セイヨウサンザシの赤花は八重咲きが多く、一重咲きのものは珍しいらしい。
若葉の時は葉っぱの切れ込みが目立って、菊の葉に似ている。
生長すると切れ込みは小さくなる。
そして、梅の花を小さくしたような花と、丸い蕾。
葉っぱの元には針のようなトゲがあった。
学名: Crataegus laevigate
英名: Hawthorn
別名:メイフラワー、ホーソンベリー
科・属名:バラ科 サンザシ属
原産地:ヨーロッパ、北アフリカ
セイヨウサンザシの別名は「メイフラワー」。
それは、1620年にイギリスの清教徒がアメリカに渡った時の船の名前。
その時に着いたのが今のマサチューセッツ州にあるプロビンスタウン、そのためマサチューセッツ州の花は「セイヨウサンザシ」になっている。
「アン」は”サンザシのない世界なんて・・・”という風に、サンザシを絶賛していますよね。
確かにこのトゲのある花では花輪はできませんよね。
じゃあ、この本に出てくるメイフラワーは「Trailing Arbutus」ということになるのでしょうか?
まだ見たこともない花ですが、謎です。
日本固有種のサンザシと西洋サンザシは葉が違うようです。日本の方は裏面に毛が多いらしいですね。
『赤毛のアン』でも、大事な花のひとつですよね。でも、違うメイフラワーなんでしょう、この西洋サンザシでは、花輪を編んだりは出来ませんでしょう。
鉢植えでは、よく見るのですが、木でみたことはあまりありません。あ、日本固有のサンザシもあるわけですね。
アカバナのサンザシと言えばやっぱり八重咲きが多くて、こちらは華やかなバラのような花ですよね。
それに比べると一重はやっぱり華やかさに欠けるかも。白花もやはり同じようですね。イメージ的にはコデマリを少し大きくしたような感じかな。
赤毛のアンの花には別の花の説もありますよね。それはTrailing Arbutusという花。でも原文は Mayflowersになっていたと思います。だからアンのいう”サンザシ”はこっちの花であって欲しいですね。
こんばんは。
セイヨウサンザシ。この花もずっと長く本物が見たいと思っていた花です!小学生のころ読んだ『赤毛のアン』シリーズの中にサンザシの花を贈る素敵な場面がいくつかあり、以来ずーっと見たいと思っていたのですが、この年になって「あー、これかー」と。笑。
想像していたより地味な花でした。物語の中のサンザシはその描写から白花のようですが、白いい花はまた雰囲気が違うのでしょうか。