昔、海辺の町に住んでいた時、どこの家でも「ユキノシタ」と「アロエ」が植えてあった。
なぜかというと、この2種類は何にでも効く民間薬として昔から利用されてきたから。
今のように手軽に薬が手に入らなかったので、ちょっとした切り傷や腹痛などに「アロエ」を使っていた。
それじゃ「ユキノシタ」は何に使ったかというと、やはり葉をちぎって揉んだものを傷の患部に張り付けていた。
それと、海で泳いで耳に海水が入った時、「ユキノシタ」のしぼり汁を耳に入れ、首を傾け、耳を下に向けて片足でジャンプする。
そうするとユキノシタの汁と海水が一緒に外に出ると言われていた。
ウソ~って思うかもしれないけれど、当時はそれを信じていた。
でも、今になって調べてみると、「ユキノシタ」って中耳炎に効果があるとされているんですよね。
だから、あの治療法は本当だったのかも。
最近はあまりお目にかかれなくなったのはどうしてか? と考えてみた。
一昨日の記事のヒューケラと葉もそっくりで、同じ仲間のあっちの方は人気があってどんどん増えている。
それに比べて「ユキノシタ」は減ってきている。
きっと日本人は新しいものばかり好むのかもかもしれない。
こっちの花も結構かわいいし、役に立つ植物なのだけれどもね。
学名: Saxifraga stolonifera
英名: Strawberry saxifrage、Strawberry geranium
和名:雪の下
科名・属名:ユキノシタ科 ユキノシタ属
別名:虎耳草(コジソウ)
原産地 日本、中国
こんばんは!
ユキノシタが食べられるとは、知りませんでした。
よそのお宅の庭にあったものなので、食べるわけにはいきませんが、機会があったら試してみたいと思います。
花もよく見るとかわいいんですよね。
今は、青紫蘇や茄子、玉葱・椎茸でのかき揚げや天麩羅にしています。
素朴な花が好きです。