清澄山(きよすみやま)は千葉県南部にある妙見山を中心とした山塊の総称。
そんなに高くはないが、気候が温暖で植物の生育に適しているのかどうか分からないが、この山塊には固有の植物がたくさんある。
例えば、キヨスミサワアジサイ(アジサイ)、キヨスミコンギク(ノコンギク)、キヨスミミツバツツジ(ツツジ)、キヨスミウツボ(寄生植物)、キヨスミシダレ(サクラ)などがある。
今はちょうどミツバツツジの時期なので、それを探しに出かけてみた。
ミツバツツジとキヨスミミツバツツジの見分け方は簡単で、雄しべの本数が、それぞれ5本と10本なので、すぐに分かる。
紅紫色の花を見つけたらすぐに近寄って雄しべを数える。
そんな姿は他人から見たら「何をしてるんだろう?」 と思われたかもしれない。
それでもめげずに探し続けた。
あった!
[雄しべが10本のキヨスミミツバツツジ]
でもそれは民家の近くにあったから、自生のものではなかった。
きっと誰かが植えたものなんだろう。
最近では自生のものはほとんどなくなってしまったようだ。
[雄しべが5本のミツバツツジ]
ミツバツツジはもうほとんど花も終わりのようだったが、キヨスミミツバツツジの方はまだ花も元気だったので、少し開花時期が違うのかもしれない。
でも、せっかく遠くまで来たのだから、見つけることができて良かった。