今日はガイドのゲストが無かったので、昨日までの後片付けをして、ダイバーが少ない時間帯を狙って秋の浜に潜って来ました。潜る前に探す生物を絞って気合を入れて潜りましたが、海中で急遽その予定が変更になりました。
その予定を変更させたのは…
ヤシャハゼの子供です。
大島では、特に珍しいって訳ではないのですが、この時期にこのサイズに出遭えるのも凄いですね。で、もっと近くで撮影するために接近を開始しました。勿論、引っ込まれてしまっては話にならないので、細心の注意で近寄りました…
ちょっと様子がおかしい…
と思ったら…
巣穴から逃亡しました…。先ほども書きましたが、巣穴に逃げ去れないように細心の注意で近寄ったのですが…。ここから私の追跡劇が始まり、潜る前に建てた予定が変更になりました。リブリーザーなら巣穴に近寄ってハゼが逃げるのは理解できるのですが、きょうはオープンサーキットですから…、おかしな話です。
立ち止まり休憩。
石の下に隠れたり。
また移動したり。
更に移動したり。最終的には、岩の下に潜り込み姿が見えなくなりました…。
私は今までヤシャハゼの子供が登場し、次に潜った時に巣穴から違うハゼが出ていると、「喧嘩してヤシャハゼが弱いから、巣穴の奪われてしまっている。」と思っていましたが、実は「ヤシャハゼは好奇心旺盛で、巣穴から飛び出して移動してしまって、その間に他のハゼに巣穴を奪われてしまう。」と言う可能性もあるように感じました。今日の巣穴から共生ハゼを確認できなかったので、もしかしたら「共生ハゼと折り合いが悪かった。」という可能性もありますね。これが偶然だったのかは不明ですが、今日は新しい知識を得ました。これでまた面白い観察の仕方が出来るようになりました。でも、今日見つけたヤシャハゼは、この後どうなってしまうのでしょうかね…?
この追跡劇に時間を取られ、当初の予定は無かった事になりました(笑) ヤシャハゼから目をそらすと見失ってしまうので、あまり生物を探せませんでしたが、その最中に目に入ってきたのは…
少し移動していましたが、以前から観察出来ているイロカエルアンコウ。
ウデフリツノザヤウミウシです。浅場に戻る間に、もう1個体確認しました。
これでは画像が少なすぎると思い帰り際で…
ダンダラダテハゼ
ビシャモンエビ
キミシグレカクレエビを撮影しました。
浅場に戻ってからは…
最近、個体数が増えているルージュミノウミウシ
キリンミノ
ハナミノカサゴ
最後にフシウデサンゴモエビを2個体撮影してEXしました。
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