投稿者:としこ
幼稚園、決まりました。
入園の許可が出たこの日は生涯忘れることのない日になるかもしれません。
幼稚園の願書受け付けは11月1日。
どこも一斉にされるので二か所を併願しました。
一つは、家から自転車で10分くらいの住宅街の中にある一学年一クラスしかない
小さなキリスト宗教法人の“I幼稚園”というところです。
もう一つは家からはバス通園となり一学年三クラスもある
大きな学校法人の“M幼稚園”というところでした。
I幼稚園は近所の方が優先となり
我が家のように少し離れているとお断りすることもあると聞かされ、
どうすることもできませんでした。
仕方ないので、もう一つ選んだ幼稚園がM幼稚園だったのですが
倍率が5倍以上になるとのことでした。
しかし、
他を受験しようと思っても先着順となり、
前日の早朝から並ばないと厳しい状況でした。
夫にはとても重要な仕事が入っており交代で並ぶことはできませんでした。
この一カ月間というもの無意識のうちにM幼稚園に全力投球していました。
絶対に落とせないと思い込んでしまったのです。
どこも入れなければ二年保育でいいだけのことでしたのに・・・
結果はどちらも合格でした。
I幼稚園からはお電話をいただき、
M幼稚園は直接事務所に行き通知を受け取りに行きました。
喜びと娘の大はしゃぎ振りに、このままM幼稚園に入園する雰囲気になっていました。
でも、、、
何のために受験したのか。
なぜあの小さな幼稚園が良いのか過去を振り返りました。
夫との話し合いではI幼稚園ということでしたが、捨てがたかったのです。
迷って当然でした。
どちらも良い幼稚園ですから。
それでも、I幼稚園は正午までに入園金を持っていかなければ辞退されたとみなされます。
あと一時間。
決まらない。
決まらないのです。
とにかく、このままI幼稚園の前を通ってみようと急いで前を通りましたが、
ゆりが「M幼稚園がいい!一つしか行けないの!」
と大きな声で言うものですから近寄れません。
仕方なく家に帰って正午まで15分という状況の中、決断しました。
「ゆりちゃん、お母さんはI幼稚園に行って欲しいと思ってるの。」
娘は地団駄をふみ、
「もうっ!」
と言って座り込み、
しばらくして
「I行ってみる」
と言ってくれました。
言わせてしまったのですね。
私に気を遣ったのです。
もう正午まであと5分。
間に合いませんでしたので電話をしてから向かいました。
涙と鼻水でグチャグチャになった顔で到着すると、
暖かく迎えてくださいました。
許可証を受け取ったゆりは嬉しそうです。
悔いは無いです。
ゆりがいつでも帰れる場所を作ってあげたかったこと、
絵本をどこよりも大事にされていることが決め手となりましたので。
ゆりに言いました。
「ゆり、I幼稚園でおもいっきり遊んできなさい。そして、あなたが主役になるのよ。」
この後は、しばらくボーっとしていたところ不意にゆりに言われました。
「あっちいけば、あっち。こっちいけば、こっち。」
たしか、その言葉絵本の中にあったような。
しかしながら実にうまいタイミングで使えたものです。
夜中、帰ってきた夫がI幼稚園に決まって良かったねと言ってくれました。
ゆりと夫に感謝です。
ありがとうございました。
育児サークル「わはは」
投稿者:としこ
幼稚園、決まりました。
入園の許可が出たこの日は生涯忘れることのない日になるかもしれません。
幼稚園の願書受け付けは11月1日。
どこも一斉にされるので二か所を併願しました。
一つは、家から自転車で10分くらいの住宅街の中にある一学年一クラスしかない
小さなキリスト宗教法人の“I幼稚園”というところです。
もう一つは家からはバス通園となり一学年三クラスもある
大きな学校法人の“M幼稚園”というところでした。
I幼稚園は近所の方が優先となり
我が家のように少し離れているとお断りすることもあると聞かされ、
どうすることもできませんでした。
仕方ないので、もう一つ選んだ幼稚園がM幼稚園だったのですが
倍率が5倍以上になるとのことでした。
しかし、
他を受験しようと思っても先着順となり、
前日の早朝から並ばないと厳しい状況でした。
夫にはとても重要な仕事が入っており交代で並ぶことはできませんでした。
この一カ月間というもの無意識のうちにM幼稚園に全力投球していました。
絶対に落とせないと思い込んでしまったのです。
どこも入れなければ二年保育でいいだけのことでしたのに・・・
結果はどちらも合格でした。
I幼稚園からはお電話をいただき、
M幼稚園は直接事務所に行き通知を受け取りに行きました。
喜びと娘の大はしゃぎ振りに、このままM幼稚園に入園する雰囲気になっていました。
でも、、、
何のために受験したのか。
なぜあの小さな幼稚園が良いのか過去を振り返りました。
夫との話し合いではI幼稚園ということでしたが、捨てがたかったのです。
迷って当然でした。
どちらも良い幼稚園ですから。
それでも、I幼稚園は正午までに入園金を持っていかなければ辞退されたとみなされます。
あと一時間。
決まらない。
決まらないのです。
とにかく、このままI幼稚園の前を通ってみようと急いで前を通りましたが、
ゆりが「M幼稚園がいい!一つしか行けないの!」
と大きな声で言うものですから近寄れません。
仕方なく家に帰って正午まで15分という状況の中、決断しました。
「ゆりちゃん、お母さんはI幼稚園に行って欲しいと思ってるの。」
娘は地団駄をふみ、
「もうっ!」
と言って座り込み、
しばらくして
「I行ってみる」
と言ってくれました。
言わせてしまったのですね。
私に気を遣ったのです。
もう正午まであと5分。
間に合いませんでしたので電話をしてから向かいました。
涙と鼻水でグチャグチャになった顔で到着すると、
暖かく迎えてくださいました。
許可証を受け取ったゆりは嬉しそうです。
悔いは無いです。
ゆりがいつでも帰れる場所を作ってあげたかったこと、
絵本をどこよりも大事にされていることが決め手となりましたので。
ゆりに言いました。
「ゆり、I幼稚園でおもいっきり遊んできなさい。そして、あなたが主役になるのよ。」
この後は、しばらくボーっとしていたところ不意にゆりに言われました。
「あっちいけば、あっち。こっちいけば、こっち。」
たしか、その言葉絵本の中にあったような。
しかしながら実にうまいタイミングで使えたものです。
夜中、帰ってきた夫がI幼稚園に決まって良かったねと言ってくれました。
ゆりと夫に感謝です。
ありがとうございました。
育児サークル「わはは」
投稿者:としこ