僕のありえない日々

受け入れがたい日常について

第21期 竜王戦 第3戦

2008年11月14日 | 将棋
昨日と今日の二日間。
第21期竜王戦 7番勝負の第3戦が行われています。
竜 王 渡辺明
挑戦者 羽生善治
先に4勝したほうが、竜王位をゲットできます。
第1戦、2戦ともに羽生が勝利を収めて臨む第3戦。
渡辺竜王はこの第3戦を落とすと、0勝3負になってしまい、3敗から4連勝して逆転をしたケースは、プロ将棋会ではまだ無いようです。
つまり渡辺竜王にとっては、すでに角番を迎えているといっても過言ではない。

先手 渡辺竜王で始まりました。

渡辺竜王は飛車をそのままの位置で戦う本格的な居飛車党。
逆に言うと、飛車を横に移動させて戦う、いわゆる「振り飛車」は不得意で、
今までに、挑発されて振り飛車にしたらコテンパンにやられたこともあります。
そんな渡辺竜王。

予想通り「居飛車」で戦いを始めます。

相対する羽生は、プロの間で現在大流行している
「後手一手損 角換り」
後手な上に、一手損して角交換をする。
先手から見たら「2手損」をしているわけです。
そんな不思議な戦法。

第1戦も、同じ作戦で始まりました。

第1戦は持久戦模様でした。
棒銀、穴熊でじっくり攻める渡辺竜王。
右玉、意表の角打ちで鮮やかに攻める羽生。

第1戦と同じ出だしでしたが、1日目にして、全く様相は異なっています。

急戦模様。

羽生なんてぜんぜん王様を囲ってなんかいません。
急戦ですので、展開が早いわけです。

かなり展開が早いので、検討室ではこんな騒ぎになっていたと思います。

序盤でゆっくりコマ組みをするんだよねぇ・・・

え?もう手を出したの?

もしもさぁ。ここでこんな手を指したら、すごく激しい戦いになるよね・・・

え?その手を指したの?まじでぇぇぇ?

どうすんの?どうすんの?中盤が無くてもう終盤じゃないの?

ひええええええ?殴り合い?

これは・・・2日目を待たなくても、1日目で勝負つくかも・・・

けど、まぁここで封じ手ですか。

そんな感じだったと簡単に予想できます。

1日目を終わって、形成は・・・

残念ながらの羽生有利

羽生勝勢といってもいいくらいですが、まだ難解なようではっきり勝ちとは言いに
くいらしい。

さて今日は第2日目なのであります。
泣いても笑っても、勝敗が決してしまいます。

はらはらしながら、渡辺君の着手を見守りたいと思います。

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