取材とランチ

１９日は午前中から渋谷で取材だった。

待ち合わせたのは渋谷のモアイ像前だったのだが、私は初めてこの像をちゃんと見た。というか、今までここで待ち合わせたことがなく、よく知らなかったのだ。

早く着いたのでモアイ像わきの説明文などを読むと、基本的なことを間違っていた。

これはイースター島のモアイじゃなかったのね。
「新島のモヤイ像」なんですと。

新島には昔から「人と力を合わせること」を「モヤイ」と言っていて、この像は新島の石を使って新島のアーティストが作ったもの。昭和５５年に東京都へ送られたんだってさ。知らなかった。

取材の後、パルコのそばの公園で撮影をした。

それから学大の友達Ｈとランチした。

Ｈは最近広島と宮島へ行ってきたのでそのときの話を聞いたりおみやげをもらったりした。

宮島の厳島神社や山は素晴らしく良かったようだ。

でもその前に広島の原爆記念公園へ行った時は、その地に降り立ったときからバーッと涙が流れ続けたそうだ。哀しいからとか、そういう感情を自覚する前からね。

日本人としてＨの魂がその土地に残る惨状の記憶や被爆して亡くなった人たちの無念のようなものと感応したんだろうね。

Ｈは子供時代の一時期、子供向けの広島の原爆の話の本を何度も繰り返し読んだことがあるそうだ。

そういえば私は思い出した。数日前、たまたまテレビを見たら、１９９５年に起こったことをまとめた番組をやっていた。

１９９５年といえば母が亡くなる前の年だ。

阪神大震災、地下鉄サリン、オームの悪事がつぎつぎとあばかれた。野茂が初めて大リーグへ行き、村山トンちゃんが首相で次に橋龍になった。

その中でこんな映像があった。

まだ若かった大統領クリントンにだれかが
「日本に原爆を投下したことについて謝罪をするのか？」と質問すると
「ＮＯ」と即答して「正しいことをしたと思うから」とぬけぬけと言っていたのだ。

なんだって～？！　めちゃくちゃムカついた。ったくな～。

きっとクリントンは原爆投下後の地獄図の何物にも接したことがないに違いない。
それとも接していたとしても「間違った正義」の信念のもとには心の目が曇ってしまって真実を捉えられないのだろうか。
いずれにしても人として、こんな無神経なことを堂々と言えるってどういうことよ。

アメリカのこういう所は好きじゃない。アメリカには好きな所もあるだけに、残念。

そういえば、今日。

数日前にイラクを訪問中のブッシュが記者から靴を投げつけられる事件があった。すばやくかがんで顔には当たらなかったのだが。それがさっそくゲームになっていて、かなりウケているらしい。

で、やってみた。

おもしろ～い。
私は戦争大好きなブッシュが×なのでスカッとした。
最初はなかなか当たらなかったけど最後は１３発も当てたよ。

ココです。