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ruruBの極楽な日々

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エジプト3日目ー1(王家の谷~ハトシェプスト葬祭殿など)

2009-12-04 23:25:09 | エジプト


3日目の11月23日、ルクソールの朝だ。6時前には起きる。朝に弱い私がねぇ。

そういえば、旅行中は一度も目覚ましが鳴ってから起きたことがなかったな。

全部目覚ましが鳴る前ですよ。まぁ、夜も12時前には眠っていたんだけどさ。



部屋のバルコニーからの眺め。向こうにナイル川が見えている。

ブッフェの朝食後、敷地内の庭を散策。



プールの向こうまで歩く。



ナイル川のところまで。

夜明けごろ、向こう岸に日の出を見る気球がいっぱい上がっているのが部屋から見えた。
油断していたら日が出て気球もいなくなっちゃったけど。

バスに乗ってナイル川を渡ってルクソールの西岸へ。



大昔、ルクソールはナイル川を隔ててふたつに分かれていた。

西岸は死者の場所。東岸は生者の場所。

王たちの墓はすべて西岸に作られた。岩だらけの不毛の土地が選ばれたのは、盗掘を防ぐためだったんだろうね。ツタンカーメンの墓を除いて全部盗掘されちゃったんだけどね。

そんな王家の谷に着く。2009年8月から敷地内の撮影も禁止になったので、wikiから借りてきた画像を。



現在見つかっている墓は63基。すべて公開されているわけではなく、非公開のものや修復中で一時閉鎖のものも。

私たちはまずツタンカーメンの墓へ入場。
団体だからチケットは買ってあるのだけど、ツタンカーメンの墓だけの入場料が100エジプトポンド(日本円にして約1700円、高いっ!)

でも、2007年の11月から、今まで未公開だったツタンカーメンのミイラも見られるので必見だ。



棺の中身はレプリカだ。棺とミイラ以外のツタンカーメンがらみのものは、すべてカイロの考古学博物館に置いてあるからね。

ガラスケースに収められたツタンカーメンのミイラはとっても小柄できゃしゃ。少年っぽさを残したまま亡くなったのがわかる。体は布で覆われているので、見られるのは顔と足先だけだ。
ちなみにツタンカーメンの足は見事なエジプト型だった。エジプト型って、親指がいちばん長くて小指にかけて急傾斜している足の形。

それからもうひとつのチケットで他の王たちの墓に入る。このチケットでは、公開されている墓の中から任意の3つの墓に入ることができる。私たちが入ったのは、

・ラムセス3世
・ラムセス4世
・ラムセス1世 の墓。

とくに最初に入ったラムセス3世の墓は素晴らしくよくできていて、テンションが上がりっぱなしだった。



この写真はラムセス3世のものとは違うと思うけど、


これはラムセス3世のもの

こんな風に左右の壁から天井までビッシリとレリーフが彫りこまれている状態が延々と続いていて、いったいどれだけの人がどれだけの時間をかけてこの墓を造ったのか、見当がつかない。

しかも今は11月も終わりにもかかわらずここ王家の谷の暑さと照り返しは半端じゃないので、こんな過酷な気候の土地でどうやって作業を続けられたのか、不思議でたまらなかった。

王家の谷、好きだな~!
もっと時間があったらゆっくり他の墓も見てみたいもんだ。ここ以外にも王妃の谷とか、貴族の墓なんて群もあるそうなので、そっちにも行ってみたい。いつかまた来なくちゃ。

この後、ツアーに組み込まれているおみやげもの屋に連れて行かれた。アラバスターっていう、エジプト産の軽い白い大理石で作ったものを売っているお店。



ツアーの中に10年前にエジプトに来たことがあるというご夫妻がいて、
「あぁ~、このお店、10年前に来たのと同じお店だ~!!」と興奮していた。

10年前に来たときは今説明している青年のお父さんが説明をしていたんだろうね。当時そんなお父さんのもとで甲高い声をあげて遊んでいた息子が10年後に立派に成長して店を継いでいる…
(かどうかわかんないけど、きっとそんな感じだよね)

次に行ったのはハトシェプスト女王葬祭殿。たった一度の儀式(ファラオの葬儀)を行うために造られたという、3階建ての神殿だ。



遠くから見た図。後ろの岩を利用して造られている。定規で線を引いて作ったように正確でマジメな造りだねぇ。
ここから葬祭殿の近くまで電動カートみたいなのに乗っていく行く。日が昇ってきて、恐ろしく暑い。日差しが強くて刺すようだ。

これは夏の季節に来たらすさまじい暑さなんだろうな。



ここらへんでカートを降りて、歩く。あづい。



天井の紺色にビッシリある点々は☆のマーク。夜空、だね。





アンク(命のシンボル)を持ったハトシェプスト女王の像。

ハトシェプスト女王は古代エジプトで唯一の女性の王だったので、威厳を示すために付けヒゲをつけて男装している。

またカートに乗って出口まで行き、バスに乗って午前中の最後の観光であるメムノンの巨像へ。



畑の中に忽然と現れる2体の像。大きい! ダイナミック!

写真を撮っている人との対比でどれだけ大きいかがわかると思う。そして、すごいのは、この2体の像の向こう側には、その昔アメンヘテプ3世というファラオの葬祭殿があったこと。

つまり今は跡形もなくなってしまったけれど、この巨大な像と同じバランスの巨大な葬祭殿がここにあったのだそうだ。

想像してみてよ、どんだけ大きい建物なのよ。すごいね~。

そして午前の部は終了。

畑のど真ん中にあるレストランで昼食を取った。



こんなオープンなお店。



毎度おなじみな、パンとゴマのペーストと豆やナス。



いつものスープと、今日はミートタジン。煮込んだトマトシチューのようなものですな。

最後にケーキが出た。



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エジプト2日目ー2(オールド・カイロ~ルクソールへ)

2009-12-03 22:45:27 | エジプト


カイロ市内のレストランでランチ後、当初はオプショナルツアーで古いピラミッドをめぐるはずだったが、急きょ7日目の「オールド・カイロ」観光に変更された。

ピラミッドのチケット遅れで時間がずれ込んだため、17:00発のルクソール行きの飛行機に乗れなくなる可能性があるからだそうだ。

というわけで、オールド・カイロ。

この一帯にはキリスト教の教会やユダヤ教のシナゴーグなどが集まっている。



聖ジョージ教会の外観。

まず、細い路地を通って、聖セルギウス教会へ。



入り口は階段を下りた半地下にある。聖セルギウス教会にはマリアとキリストが3か月の間、身を隠していたと言われる地下道の上に建てられている。

中は撮影禁止だったのだが、拷問の機械が展示されていたり身を隠すような小部屋があったり、信者が迫害を受けてきた歴史が詰まっているようで、哀しい気が充ちていた。

日本でも隠れキリシタンが弾圧された時代があったように少数派はいつも辛い歴史を持っているね。

現在のエジプトのキリスト教信者は約10%なのだそうだ。

それからさっきの聖ジョージ教会の中へ。



こちらはギリシャ正教の教会。比較的新しい建造で、わりと華やか。

最後にベン・エズラ・シナゴーグというユダヤ教の教会に行った。
ここも撮影禁止だったので写真はないが、ユダヤ教の人、昔はエジプトにもけっこういたらしい。
でも今では80代の人が50人くらい(少なっ!)なんだってさ。聞き間違えかと思って聞き返しちゃった。

オールド・カイロをあとにして、イスラーム地区にあるモハメッド・アリ・モスクへ行った。



巨大で立派なモスク。



モスクの前にはこんなアラバスター(エジプト産の白い大理石)の床の中庭みたいな広場があって、中央に洗い場がある。

イスラムの人は教会で礼拝をする前に手足を洗ったり口をゆすいだりして身を清めるのだ。ここは今はこわれているらしいけど。

右のほうにある塔はフランスにオベリスクをあげたとき(コンコルド広場にある)、お礼にもらった時計。
最初からこわれていて一回も動いたことがないんだって。エジプト人はすごく怒っている。なのでおわびにフランスはモスク内のシャンデリアをくれたらしいよ。

それでもまだ怒っている。

足場が組んであるので「修理をするのか」聞いてみたら「修理もしないし」「直らない」と言っていた。足場は飾りのようだ。掃除もしていないのでめっちゃ汚れてる。




モスクの中。靴をぬいで入る。あるいは青い靴カバーをつける。



巨大なシャンデリア。



天井。細工が細かい。



モスクの外から見たカイロ市内。カイロには1800万人も住んでいるんだって!



空港へ行く前に見えたモスク。きれい。



こういうエジプト航空の飛行機に乗ってルクソールへ。約1時間のフライトだ。



すごい夕焼けだった。ブレてるけど。



今日から2泊するホテル、ピラミサ・イシス・ルクソール。清潔で快適だ。

テレビでエジプトの音楽番組を見ている。エジプトポップスはなかなか調子がよくていい。CDを買いたいけど買う暇はないな。


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そうそう、昨年発売されて人気だったツタンカーメン寝袋が再販されるんだってね。
知らなかったけど。こんなの。
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去年の広告文がおもしろかった。

「強烈なインパクトを放つ、ツタンカーメンの寝袋が新発売!
ふわふわ温かくて、キャンプに、残業に大活躍まちがいなし!
3000年の眠りをあなたに・・・」

う~~ん、ほしいような、そうでもないような。

なんでも、この販売元の人が企画の会議前夜にツタンカーメンの夢を見て製品化を思いついたんだって。







エジプト2日目-1(ピラミッド&スフィンクス)

2009-12-02 23:17:20 | エジプト


5時半にセットした目覚ましが鳴る前に快適に目が覚めた。

今日は観光のあとルクソールに移動なので、荷物を出してから敷地内のレストランに朝食を取りに行く。

朝もやがいい感じ。



私が泊ったのは右のコテージの2階だ。



ちょっと歩いて、



レストラン。
朝食はブッフェなので、お腹をこわさないよう、旅行中は生野菜やカットフルーツを控えるつもり。
なので、パン、ゆで卵、ソーセージ、キッシュとコーヒーを。

いちじく、アンズのジャムと蜂蜜がおいしかった。いちじくジャムはすっかり気に入って旅行中ずっと食べていた。


みんなが一斉に集まるそうなので、私たちも7時30分ごろにはクフ王のピラミッドの入り口にいたかな。



まだ薄暗くて朝もやでモヤモヤ。



ピラミッドに向かってぞろぞろ歩いていると、ラクダに乗ったおじさんがいた。



アップで。微動だにしない。演出かな~?



うわさには聞いていたが、デカい。デカすぎる。

エジ旅行のために買ったLumixの広角でも入らない。



人間を写すと、ほんの一部しか入らない。

ここでトラブル発生。
クフ王のピラミッドの内部には一日300名しか入れないため、別ルートで手配してあったチケットが届かない。

待つこと1時間半、ようやくチケットが届き、中に入ることができた。

細い坂道っぽい階段を腰をかがめて上っていく。ネット情報では夏は中が臭いというので、念のためマスクを、また、手が汚れるので軍手を、暗がりを照らす用に懐中電灯も装着して上っていく。

夏じゃないからか、そんなに臭わない。

切り立った高い壁に挟まれた急な回廊を数分のぼり、すっかり息があがってきたころ、石の棺が置かれた四角い王の間に着いた。

チケットが届かなかったおかげで私たちは300人の中の最後だったので、混んでない。

ただ、これといった換気のない石の部屋の空気は、乾燥したエジプトの空気とは違い、ねっとりと湿気を帯びている。

外国の女性がヨガのポーズで瞑想していた。小さなろうそくの光がゆらめいている。

「独特の濃密な空気だなぁ…」と思っているとビリビリとした何かを感じた。

おっ、すごいすごい。これは2年前に初めて伊勢神宮の外宮に行ったときに感じたのと同じ感覚だ。

場が何かを発しているみたい。

私はさっそく日本から持参した2個の小さな水晶をポケットから取り出して左右の手に持ち、その手を小さく振り回し、そのビリビリとした何かをしっかりとチャージしてきた(笑)

持っていったのは、この石この石ね。

クフ王のピラミッドの後はカフラー王とメンカウラー王のピラミッドのそばに行った。



カフラー王のピラミッド。てっぺんに化粧石が残っていて優美。このピラミッド、好きだな~



アップで。昔はピラミッドの全面が化粧石でおおわれていたのよね。
「どうやっておおっていったのかしらねー」とエジプト人のガイドさんに聞くと「いちばんてっぺんからひとつずつタイルのように貼り付けていったようです」と教えてくれた。

ひえ~、おそるべし、古代人!

その後、3つのピラミッドが見渡せるビューポイントへ行った。



まだモヤっていてよく見えない。中央のピラミッドの左側に薄っすらともうひとつあるの、わかるかしら。

そして、スフィンクスを見に行った。



バックはカフラー王のピラミッド。



アップで。



そばまで来た。ここにビューポイントがある。
こちら側は、スフィンクスをバックに写真を撮る人たちでごった返している。



アップで。スフィンクスにはヒゲがあったのだが、今はイギリスの大英博物館にある。

スフィンクスの頭は重くて200tくらいある。今は微妙にバランスをとっているけれどヒゲがないと支えきれなくなって、あと100年くらいのうちに崩壊してしまうかもしれないんだって。

いくらエジプト政府が「返してほしい」と言ってもイギリス政府は返してくれないのだそうだ。

返してあげなさいよっ!!!




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エジプト1日目(カイロまで)

2009-12-01 23:27:54 | エジプト


私が11月21日~30日まで参加したのは、7月に友達が新聞で見つけて教えてくれた阪○交通社の10周年記念の格安ツアーだ。

エジプト10日間で全食事つきなのに「えぇっ?!」ってくらい安かったので、迷わず申し込んだ。

でも、後になってよく調べたらサーチャージ(14000円)が別だったり、行きたいところがオプショナルツアー(8000円×2)だったり、ボロけた列車(トイレが恐ろしく汚げな夜行特急)やボロけたホテル(虫?やもり?)が組み込まれていたりで、「いかがなものか」とグッタリしてきた。

ケチらずあと○万円くらい出せば旅の快適さがずいぶん違っていただろうに。でもとにかく今回はこれで行くことにしたんだから「いいんだ」と言い聞かせていた。

ところがもうひとつ。

当日の成田集合は朝7時20分だったので、始発で行けば間に合うと思っていた。

なのに出発の前々日の夕方になって、都内から7時20分に成田に到着する方法はひとつもないことに気づいた。あわてて成田のホテル日航を予約。

前泊のホテル代も必要だったのか…

ただ、朝はラクだったね。ぐっすり眠れたし、余裕で空港に行けたからね。


当日の朝。



乗った飛行機。

直行便だとカイロまで14時間なのだが、このツアーは往復とも大韓航空を使うので、

成田→ソウル→タシケント→カイロと乗り換えが2回ある。

まぁ、この点も甘く考えていたけど、本当に遠かった。

まずソウルまで2時間40分。ソウルからタシケントまで7時間40分。
タシケントからカイロまで6時間。それぞれ1時間以上の乗りかえ待ち時間があるので、順調に行って18時間30分!
直行便との差は往復でなんと9時間にもなるのさ!


そんな実感もわかずに元気に出発。



しばらくバイバーイ、ニッポン。



最初の食事。ウナギ2切れの乗った甘い味付けの丼。おいしかったよ。それとフルーツゼリー。



ビビンバ。わかめスープ、大福餅。すごくおいしかった。



お夜食のビーフ・バーベキューのおにぎり。おいしかった。



タシケントって中央アジアのウズベキスタンという国にあるの。



タシケント空港の売店で、こんな服が売っていた。値段はユーロで書かれていた。



きれいな広告。



タシケントからカイロまでの間でまた食事が出た。魚の蒸し焼きとチーズパスタ。豆・コーン・ポテトのサイコロサラダ。全部おいしかった。

しかし日本時間で行くと真夜中の時間帯。胃も眠っているようだったけど、ちゃんと食べた。

大韓航空は食事がおいしい。あと、びっくりしたのは客室乗務員がみんな美人でスラッとしてスタイルが良かったこと。男性の客室乗務員も男前だったよ。

こうして私たちは20時間近くかかって(ソウルでトラブルがあって1時間15分出発が遅れたため)、ヘロヘロになってカイロへ着いたのだった。



夜の11時。空港からバスで、



ギザにあるカタラクト・リゾート・ピラミッドホテルへ。

コテージ風なので部屋に虫が入っていたりするとのネット情報を仕入れていたのでビクビクしながら部屋に入ったが、だいじょうぶだった。

しかしかなり古くてボロけている。それにしてもスプレーの殺虫剤が部屋に常備されているホテルって…。

速攻でシャワーを浴びて念のため日本から持参した虫よけスプレーを振りかけて眠った、泥のように。




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エジプトから

2009-11-30 22:57:22 | エジプト


本日、無事に帰って来ました。

ただいま~~

この目で見たエジプトは、いままで本やTVで見たり、想像したりしていたのとはやっぱり迫力が違っていた。

行くところ行くところ、古代のものがこれでもかという存在感で迫ってくる。
世にも贅沢な屋外博物館、って感じだったな。

いったい大昔のエジプト人はどんな頭脳と技術と実行力を使ってピラミッドやスフィンクスや神殿を作ってきたの?と素直な疑問がわいてくる。

それに比べて現代の観光地で旅行者にかかわってくるエジプト人はいかがなものか。ほぼ、ぼったくることばかり考えているようで、そのギャップに驚かされる。

どこでどう違ってきてしまったのか。

古代のファラオたちはミイラとなりながらも、エジプトのためにせっせと働いているのに。



今日はひとまず無事帰宅のご報告まで。

写真はクフ王のピラミッド。



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