Vita Mandoloncellistica

マンドロンチェロ弾きcockatooの生活
マンドリン関係のこと・・・は少ないかも(笑)

スル・マニコとスル・ポンテ

2005年09月30日 | Mandolin Life
買ってきちゃいました。 「クリスピーサンド カフェラテ」
昨晩Mrs.cockatooが寝静まったあと(笑)、頂きました。

ん・・・ 甘っ。
「カフェラテ」というからにはもうちょっと苦みばしったのを期待してたんですけど・・・ 甘いのなら「抹茶黒みつ」の方がいいなぁ。

一緒に写真に撮った「カフェモカ」は最近けっこうお気に入り。
クリスピーサンドみたいに乾燥剤シートが入ってて、モナカがパリパリ。



さて「スル・マニコ」と「スル・ポンテ」・・・

「sul tasto(sulla tastiera)」と「sul ponticello」と言った方が正確でしょうか??

「sul manico」というのは我が家にある2冊の音楽用語辞典には出てきません。 「manico」というのは「棹」ってことのようですけど。

「スル・ポンテ」ってのは「s. pont.」って略号をそのまま読んじゃったってことでしょうか? リット(rit.)とかディヴ(div.)みたいなもん?

ちなみに我が母校では「スルマニ」って言ってました。 パート譜にもでっかく赤いチェックペンでスルマニって書いてあったり。 今となってはちょっと恥ずかし・・・

まぁ、そこらへんはどうでもよくて・・・

指揮者に「ココはもっと鋭い音で」とか「ハッキリした音で」とか言われると・・・「じゃぁスル・ポンテで・・・」
「ココはもっと柔らかい音で」とか「そこ汚いなぁ」とか「dolceで」言われると・・・「じゃぁスルマニで・・・」
っていう指示がトップから回るのをよく見かけます。

固くハッキリした音=スル・ポンテ
柔らかく甘い音=スル・マニコ(スル・タスト)

ってちょっと短絡的過ぎませんか? と。 音を鋭くする手段は他にもあるし、音を柔らかくする手段も他にたくさんありますよね。 そもそもスル・マニコ(スル・タスト)もスル・ポンテも普段練習してないもんだから、ピッキングならともかくトレモロになると安定して出来ない人が続出するんですよね。 そしてトレモロが出来ないもんだから段々元のポジションに戻ってしまって、パートとしてまったく意味がなくなると・・・

手元の「新音楽辞典」によると・・・

sul tasto
 <指板の上を>の意。 擦弦楽器の運弓法で、駒から離れた指板の上を弾けという指示。  棹の先端に近い部分に弓を当てるほど、音の力と輝きは弱るから、その効果を求める時に使用する。

sul ponticello
 <駒の上>の意。 擦弦楽器の運弓法で、駒の近くを弾けという指示。  駒の近くに弓を当てると、倍音の多いシューシューという音を発して、、一種独特の効果が得られる。


ということで「スル・タスト」は音を柔らかくするとか、「スル・ポンテ」は音を固くするとかなんて一言も書いてありません。 要するに音色を変化させるためのひとつの手段でしかないんですよね。 だから全員が揃ってやらなくちゃ意味がないし、柔らかい音を要求されたから即「スル・タスト」というのはいかがなものかと。

もちろんそれがもっとも効果的な場合もあるでしょう。 でもそれよりも左手のポジションとか、右手のタッチとか、ピックの使い方とか・・・ 対処方法はたくさんあると思うんですけどね。


ちなみに「鈴木静一 そのマンドリン音楽と生涯」をお手元にお持ちの方は137ページをお開きください。 堂々と“Sul Ponte”と“Sul Manico”と書いていらっしゃいました。 てことはこの言い方も間違いじゃないのかしらん?
で、意味については“鋭く固い音色はピックを駒に近づけ、柔らかく甘い音色はフィンガーボード寄りで奏す技法である”と。

・・・今日語ったことがすべて水泡に帰しそうな気がしてきました・・・(苦笑)

コンビ名

2005年09月29日 | Mandolin Life
タイガース優勝おめでとうございます。 素直にそう言っときます。



昨日の記事で・・・

> 私は演奏中むやみに体を動かすことはキライです。
> 打弦後に手を上に挙げたりするのもキライです。

なんて書きましたけど、正確に言えば「体を動かそうとして動かしたり、手を挙げようとして挙げるのがキライ」なのです。

自然に体が動くことや自然に手が挙がることは否定しません。 私だって多少動きながら演奏しますし、手が挙がることもあります。



さて、コンビ名(笑)
私たち夫婦はこれまで「Duo Kobutorioso」という名前で活躍(どこで?)してきたわけですが、最近Mrs.cockatooが「その名前イヤ!」なんて事を言い出しまして。

新しいコンビ名を考えなくちゃいけません(←別に必要ないような気もするが・・・)


ちょっと考えてみました。

「Duo Boo」
 発想が「Kobutorioso」とおんなじですね・・・

「Duo Panks」
 パンクロックやるわけじゃないからね。



やっぱり私たちらしいのは食べ物かしらん?

「Duo シュークリーム」
 米米のコーラスは「シュークリームシュ」でしたっけ?

「Duo ソフトクリーム」
 むかし「ソフトクリーム」ってB級アイドルグループがいましたねぇ。

「Duo 栗まんじゅう」
 このサイトを見て下さっている方は、あの団体を想像しちゃいそう。

「Duo クッキー&クリーム」
 絶対“どっちがクッキーさんですか?”って聞かれますよね。
 てかさっきから“クリーム”多すぎ。


いいのが思い浮かばないなぁ。

譜面台の高さ

2005年09月28日 | Mandolin Life
他球団の余剰人員(言い方悪かったらごめんなさい)を寄せ集めてひとつのチームを作って、1年目から結果が出るわけないじゃん。 田尾さんだって3年、5年ってスパンで考えてたんじゃないのかなぁ。

結果を出すことも大事だけど、今は人気を集めて球団経営を軌道に乗せることの方が大事なんじゃないかと思うけど。 今期は予想に反して黒字になりそうだとか。 そういう意味では結果を出したのにね。

ノムさんが監督ですか・・・ もしかしてこの人はそのために獲っといたの?(笑)


さて今日の話題は譜面台の高さについて。
普段の練習の時は主に持ち運びの出来る折り畳み譜面台を使いますけど、演奏会本番のときはホールの備品の譜面台を使うことが多いですよね。
(譜面台1本○○円、なんてときに軽費節約のために持ち込んだこともありましたけど)

ホールの備品の譜面台は折り畳み譜面台に比べて一番低くしてもけっこう高いですよね。 私はもうちょっと下げたいと思うくらい。

と言うのも、自分が演奏会を聴きに行ったときに舞台の上が「譜面台の林」みたいになってるとものすごくつまらないから。 
各パートの一番前の奏者が全員譜面台を一人1本ずつ使っていて、しかもその譜面台が高いと楽器も手元も見えなくて顔しか見えなくなっちゃうんですよね。

(今あえて「第1プルト」という言葉を使いませんでした。 「プルト(Pult)」とは本来譜面台のことで、「第1プルト」といえば1台の譜面台を使う2人の奏者を指すらしいので・・・ってつい最近知ったんですけど/苦笑)

第1プルトが譜面台を2人で1本使っていたとしてもやっぱりかなり譜面台が景色の障害になりますよね。

マンドリン系の楽器やギターは、基本的に演奏をするときに手元しか動かないので、その動きのある部分が譜面台ですべて隠されてしまうと、まるで静止画を観ているような気分になってきます。

「鈴木静一 そのマンドリン音楽と生涯」という冊子をお手元にお持ちの方は139ページをお開きください。 どうやら鈴木先生も「譜面台の高さを可能な限り上げる」ことをご指導なさっていたようですが、譜面を指揮を同一視野の中に入れるためということが理由のようです。

・・・そう言われるとね・・・なかなか反論もしにくいのですが・・・(笑)

確かにね、おっしゃってることはわかるような気もするのですが・・・舞台上の景色もひっくるめたすべてが「音楽」の楽しみだと思うんですよね。 やっぱり奏者の手元が見えた方が楽しい。 舞台の上に動きがあった方が楽しい。

ヴァイオリンやヴィオラは楽器の位置が高いから譜面台は景色の邪魔になりません。
ヴィオロンチェロは・・・微妙ですが、弓を使う分動きが大きいですから。 少なくとも「静止画」のように見えることはないでしょう。

実は先日のぽるたんの演奏会の時も「譜面台をできる限り下げましょう。 しかもなるべく斜めにしましょう。」という提案をしたんですけど一蹴されました(苦笑) やっぱり「視線が下がるから」ということでした。 「静止画みたいで観ていてつまらないと思う」とも言ったんですが、「それなら体全体を動かせばいい」って。 そうなのか??

私は演奏中むやみに体を動かすことはキライです。
打弦後に手を上に挙げたりするのもキライです。

↑あーぁ! 書いちゃったー!! 来年からぽるたん出られなくなっても知らんぞ。


先日の「楽しい仲間たち」の時の譜面台は「楽器を構えたときの膝の高さ」。 しかもなるべく水平に。 多分最前列のお客さまからは楽器&手元が丸見えだったと思います。 客席も舞台もまったくのフラットだったので、後列のお客さまからはきっと何も見えなかったと思いますが・・・)
大合奏では現実的じゃないかもしれないけど、個人的にかなり理想的でした。

調弦

2005年09月27日 | Mandolin Life
たいぞうくんてば相当怒られたんですね。 かわいそうに。 おもしろかったのになぁ~


ぽるたん の第4回演奏会が終わって早2週間ちょっと。
翌週すぐにPEKがあったため、ぽるたんの練習~演奏会を通して思っていたことをあんまり書いてませんでした。 13日14日15日にちょっと書いたけど。 その続きです。

今日は調弦のこと。
普段の練習の時は、ごくごくたまーーに音叉を使う人とか、「ちょっとAの音ちょうだい」とか言う人がいますけど、各自それぞれチューナーを使って調弦することがほとんどですよね。

では演奏会本番の開演前や第1部と第2部の間の休憩時間の調弦はどうしてますか?
ぽるたんでは・・・正確には今回のぽるたんのチェロパートでは私が全員の楽器の調弦をしました。 他のパートのことは見てないし聞きもしなかったので知りません。

・・・で、これはどういうことなんでしょう?
学生の頃からずっとそうだったので、今まで何の疑いもなくやってたんですけど・・・どうしてトップが全員分の楽器を調弦するんでしょう?

学生だったらまだわかりますよ。 1年生とかまだ調弦もできないような人がいるのかもしれない。 でも普段の練習の時からやってあげてたわけじゃないですからね。 でも、ということは普段の練習ではぐちゃぐちゃの調弦のまま合奏してたってことになりますね。

ぽるたん初め社会人団体にはまさか調弦ができない人がいるとは思いたくない・・・んですけど・・・実際は・・・ 練習のときの音を聴いている限り、みんながみんなちゃんと調弦できているとは思えないような気がします。

チューナーであわせることはめんどくさがりさえしなければ出来るはずなんですよ。 ちゃんと説明書読めば。 今はピックアップマイクなんて便利なものもありますし。

問題は二弦合わせ(上下合わせ)ですよね。
こればっかりは各自の耳に頼るしかない・・・ 
でもね、「アタシ、上下合わせを正確にする自信がないから上の弦も下の弦もチューナーで合わせるの」ってのはダメですよ。 それじゃいつまでたっても出来るようになりませんから。

上下合わせは音感のあるなしに関わらず、誰にでも出来るはずだと思います。


もうひとつ。 本番の曲と曲の間の調弦。
最近は減ってきたように思いますけど、チューナーの基準音を鳴らす団体ってありますよね? って我が母校も一時期までやってたんですけど・・・

正直に告白します。
私、あのチューナーの電子音に合わせることは出来ません。 耳がトホホな上、大抵鳴らしてくれるのは442HzのAの音ですからチェロの場合オクターヴ違いになっちゃいますからさっぱりわかりません。

同じような理由でオーボエの音に合わせるってのも出来ません。

一時期ぽるたんでやってた「コンマスのトレモロの音に合わせる」ってのも出来る気がさっぱりしませんでした。

いつも舞台上でチューナーの電子音を鳴らして調弦をする某団体は、チューナーの音で調弦する練習を普段からしているそうです。
そうですよね。 それをしてなきゃごく一部の耳のいい人以外は、いきなり「やれ」って言われても出来ないですよね。


そんなわけで私は舞台上にチューナーを持ち込んでます。 それでいいと思うんだけどなぁ~

257円

2005年09月26日 | Free Talk
クリスピーサンドカフェラテですって・・・ んまそ(涎)
そろそろ涼しくなってきて、ハーゲンダッツの季節ですねぇ。


今日ですね、コンビニに入って缶コーヒーとガムを買ったんです。 お会計は「257円」。 小銭入れの中を覗くと100円玉4つと10円玉2つと1円玉2つが入ってました。

一瞬のうちに熟考・・・ココで300円出してしまうのは簡単だけど、そうすると小銭入れの中に10円玉が6つという非常事態になってしまってキモチワルイ。 100円玉・10円玉・1円玉は4つまで、500円玉・50円玉・5円玉は1つしか小銭に中に入っていてはいけないのです。 それ以上あるということはどこかで出せるチャンスがあったにもかかわらず出さなかったということなのです・・・

それを踏まえて、ココでの対処法は・・・そうです!! 312円出せばいいのです。 そうすればお釣りは55円。 小銭入れの中には100円玉1つと50円玉1つと10円玉1つと5円玉1つになります。 ムダがなくてキモチイイ!!

颯爽と(?)312円をカウンターに置く私。

 店員くん「・・・・・・(しばしの沈黙の後)にひゃく・ご・じゅう・なな・えん・です!

なんだか人を小ばかにしたような子どもに言い聞かせるような口調で言いやがりました。 わかってるよ。 だから熟考の結果312円出したんだよ。

 私「それでお願いします」

 店員くん「(かすかに)チッ・・・」

なんだ? こいつ。 レジで312円て打つのがめんどくさいのか? 態度の悪いヤツだなぁ~ と思った瞬間、ヤツは想像もしなかった行動に出たのです!!

なんと!! 私が出した312円のうち12円をカウンターの上で私の方に押し戻し、300円だけを取ってレジの上に置き、「300円お預かりします」

っておいっ!!

アンタの暗算力ではありえない出し方なのかもしれんよ。 でもね世の中の人間みんなアンタ程度の思考能力しかないと思うな!!

 私「ちょっと待って! いいからレジに“312円預かり”って入れてみなさい」

 店員くん「(ふたたびかすかに)チッ・・・」

ワケのわからんうるさいおぢさんだと思ったんでしょうね。 でもしぶしぶ312円受け取ってレジに打ち込んで・・・「あっ・・・(絶句)」

ようやく気付いたか。 ひとつお勉強になったね。 よかったよかった。




先日のぽるたんで演奏した「Jazz Pop Rock組曲」ですばらしークラリネットソロを奏でてくださった亀井さん編集前記9月26日付に登場していらっしゃいます。
やっぱとてつもない人を呼んでしまってたんですね・・・(苦笑)

2人~80人

2005年09月25日 | Mandolin Life
国勢調査の用紙が届きました。
「国勢調査の調査票をお届けに来ました」って言うから玄関に出て行ったんですけど、おばちゃんなんにも名乗らないのね。 こんなご時世だし、「調査員の○○です」とかって名乗って、更に身分証明書みたいなのを見せてくれたりするのかと思ったけど。
今日は用紙を受け取っただけだからいいけど、回収しに来たときはそんなんじゃ渡さないぞ。


もう1回だけ引っ張らせてください・・・「楽しい仲間たち」。 Mrs.cockatoo編。

Mrs.cockatooの出番は私との二重奏で「ジュ・トゥ・ヴ」。
mamaさまと私との三重奏で「トリオ ト短調」。
合奏は「マンドリン協奏曲」で2nd、「夜想曲」で1st、「熱情組曲」で2nd、「ボレロ」で2ndを担当。
ここまでは私と一緒の出演なのですでに各曲について書きました。

その他、kazucarryさまとの二重奏でジーツィンスキー(青山先生編)の「ウィーン、わが夢の街」、三重奏でロッシーニ(ムニエル編)の「ウィリアムテル」より チロル民謡に出演。

「ウィーン」は半分くらい私がけしかけたというか・・・(笑)
このアレンジ大好きなんですよ。 途中に「メリー・ウィドゥ」が出てくるセンスがなんとも言えずステキです。 残念ながらマンドリン+ピアノの譜面は出版されていませんが、マンドリン二重奏の形で出版されていますので、「kazucarryさまと一緒にこれ弾かせてもらいなよー!」って。

もう1曲の「チロル民謡」はまったく知らない曲だったのですが、「ウィーン」と共に毎朝のように夢の中に出てきました。 現実にまだ私が寝ている時間から朝練(!)していたんですよね。 よく頑張ってました。

毎朝マンドリンの音色を夢の中で聞いているうちに、PEK本番の日の夢を見たりして・・・ 客席の一番後ろで私がマンドリン界でもっとも恐れるお方さまが、腕を組んで怖い顔してじっと見つめているなんて夢・・・(恐笑)



11日にぽるたん、18日にPEK・・・
考えてみたらマンドリンオケとしてはほぼ最大規模の80人という合奏と、マンドリンの重奏としては最小単位の二重奏を2週続けて経験したわけですね。

いろいろと考えるところもあります。
やっぱり少人数のアンサンブルや二重奏って楽しいですね。 大合奏では得られない心地よい緊張感とか、快感があります。
合奏(重奏)をしている相手と直接会話が出来るというか・・・ ちょっとした「遊び」とか「イタズラ」にどう応えるか、なんて楽しみもあります。 応えられなかったのもありますけど。

差し当たって・・・少人数アンサンブルで私に付き合ってくれるのはMrs.cockatooしかいません。 ギターとかドラとかもうひとりマンドリンとかいたらもっと楽しいのになぁ~

とりあえず、Mrs.cockatooとの二重奏のレパートリーを増やしたいな。

レヴールの第5回練習日

2005年09月24日 | Mandolin Life
第2回、第3回、第4回と3回も続けて練習を休んでしまったので、久しぶりのレヴールです。 先生、皆さまお久しぶりでございます。
チェロの皆さまには大変ご迷惑をお掛けしました。 こんな場でなんですが、深くお詫びいたします。

久しぶりに行ってみたら見慣れないお顔がチラホラ・・・ 新しいメンバーが増えたのですね。 よろしくお願いいたします。

レヴールの公式サイトにまだ曲目が発表されてないのでココに書くわけにもいかず・・・練習日記が非常に書きにくいのですが・・・3曲練習しました。 
レヴールの曲をさっぱり練習していなかったもんで・・・汗のかきどおし、謝りっぱなしの一日でした。


チェロのおふたりと楽器の構え方についてちょっとお話したり。
マンドリンの世界のギターやマンドロンチェロって、何故か男女で構えが違うんですよね。 もちろんいろんな構えがあっていいとおもうんですけど、同じ学校で習っても男女で違う構えを教えられる。

「女性がガバーって足を開くとはしたないから」っていうことが大きな理由のようなんですけど・・・ ギターのことは良くわかりませんが、チェロの場合、足を開いて足と足の間に楽器を落とした方が明らかに楽器は安定すると思います。

もしスカートで足を開くのがはしたないのなら、スカートを穿いて来なければいい。 或いは丈の長いスカートを穿いて来ればいい。

って私は思うんですけどね。

ホントに上手な小柄な女性マンドロンチェロ奏者が楽器を構えずに持っている時、やっぱり楽器は大きく見えるんです。 でも構えると決して大きく見えない。
ちゃんと構えられているからなんですよね、きっと。

Mn協奏曲・夜想曲・熱情・ボレロ

2005年09月23日 | Mandolin Life
写真は今日のシロ。 ちっともじっとしててくれなくて、ようやくじっとしてくれたと思ったら寝ちゃいました。 お彼岸で親戚一同が集まって、入れ替わり立ち替わりシロを構うもんだからさすがに疲れたようです。


まだまだ引っ張る「高橋和彦と楽しい仲間たち in Tokyo」。 いよいよここからは合奏曲です。

1曲目はヴィヴァルディの「マンドリン協奏曲ハ長調 RV425」
私はこの曲ではドラを担当。 ニセドラ弾きです。 ラッキーの母さまにご迷惑をお掛けしていないか・・・心配。
ソロマンドリンはもちろんkazucarryさま。 そのバックで演奏できるなんてなんて幸せ。 もっとちゃんと先生の音を噛みしめておきたかったんですが・・・ 休符を数えるのに一生懸命で(苦笑) もちろん曲はなんとなく知ってますし、「数えなくてもなんとかなるでしょ」って思ってたんです。 しかし!! 事前自主練習で入りを間違えまして・・・(爆) きちんと数えることにしました。

2曲目はコペルティーニの「夜想曲(ノクターン)」。 「夜曲」という邦題の方が馴染みがあるでしょうか。
この曲ではリュート弾きに戻りました。 kazucarryさまはドラを担当。
いい曲ですよね。 大好きな曲です。

そしていよいよ本日のプログラムの最後、3曲目はヴェルキの「熱情組曲」
私はニセドラ弾きになり、kazucarryさまはマンドリンへ。
この曲はレヴールの第4回演奏会で採り上げたわけですが・・・ いろいろありまして・・・詳しいことはここで書くべきではないと思うので書きませんが、個人的にもう一度どうしても演奏したかったのです。 出演者の皆さま、私のわがままを受け入れてくださってありがとうございました。 気が済みました。
第1楽章に1st、2nd、ドラそれぞれソロで3人で弾くところがあるんですよね。 そこをkazucarryさまとMrs.cockatooと私の3人で演奏。 いい想い出になりました。 なかなか合わなかったりしてヒヤヒヤしたんですけど・・・(苦笑)
【お詫び】第3楽章冒頭で致命的なミスを犯したのは私です m(_ _)m 深く深~くお詫びいたしますとともに反省いたします・・・ 3楽章の出だしって、ドラとギターなんですよね。 それで出の合図は私が出すことになっていて、ギターのみゅうみゅうさまと目が合ってから演奏を始めようと思っていたわけです。 そして、3楽章の入り。 みゅうみゅうさまと目が合いました。 「行きますよ」「いつでもよくってよ」・・・無言の目の会話が交わされていざ!! 左手が1フレットずれてました・・・_| ̄|○ ブラインドでなんか弾けないドラをこの時だけ何故かブラインドで弾こうとしてしまった私のミスでございます~

そして盛大な(?)拍手を頂いてアンコール!! ファルボの「組曲スペイン」より「ボレロ」
リュート弾きに戻りました。 kazucarryさまはドラです。
この曲を弾いたことのあるチェロ弾きさんたちには判っていただけると思います。 指揮無しであの16分音符の連打を弾くのは非常に困難。 でも楽しく弾けました!!

というわけで、「高橋和彦と楽しい仲間たち in Tokyo」私の出番だった曲のご紹介を終わります。

次はMrs.cockatoo編!?(笑)

宝石の舞曲

2005年09月22日 | Mandolin Life
三連休と三連休に挟まれた3日だけの平日の最終日。
しかも交通安全週間。
更にしかも23日は祝日、24日、25日は土日なもんだから・・・

道がえらい混んでましたね(>_<) お墓参りの車も結構いたような気がします。



まだ引っ張りますよ。 「高橋和彦と楽しい仲間たち in Tokyo」。
えっ? もういい加減にしろって?? まぁまぁそうおっしゃらず・・・ あと数日お付き合いください。 だって楽しかったんですもの。 アクセス数も高騰したままだし。

私の4曲目の出番・・・ムニエル作曲の「宝石の舞曲」より第1、第2、第3楽章です。 ホントは5楽章まであるらしいこの曲ですが、前半の3つの楽章を演奏しました。

 第1楽章 MENUET DE CENDRILLON(シンデレラのメヌエット)
 第2楽章 HELENE-GAVOTTE(エレーヌのガヴォット)
 第3楽章 GIGA(ジーグ)

・・・日本語訳は前日の練習でパンフットを見て初めて知りました(苦笑)

マンドロンチェロ(またはリュート・モデルノ)のパート譜だけ見ても何にもイメージが湧かなくて・・・ メロディの断片すらないんですもの(笑) 以前ネットで公開されていた「中野譜庫」に収められていたのをダウンロードしてあったので、とりあえず他のパートの譜面をプリントアウトしてみました。

1stの譜面をMrs.cockatooに弾かせようと思ったんですけど・・・ どうやらそれどころではないご様子でしたので(笑)、結局Finale入力してプレイバック再生して、なんとか雰囲気を掴みました。

いやいや、なかなかいい曲です。 こういう曲が埋もれてるんですね。 でも5パート揃っているからといって合奏でやる曲じゃないですね。 5人で弾くのがベストの曲なのでしょう。

当日の演奏は・・・ワタクシ、何か重大なミスをやらかしたような気がしないでもないわけでして・・・ DVDが怖い・・・

ロンド・スケルツォーソ

2005年09月21日 | Mandolin Life
昨晩、cockatoo家に於いて「リュートどの←→チェロさま入れ替えの儀」が厳かに執り行われました。 細かな式次第(?)については割愛させていただきますが(笑)、要するに普段使いのチェロ・リュート兼用ケースにチェロさまが収まり、リュートどのは専用ケースへと戻ったのでした。

そして約5ヶ月ぶり(レヴール以来)となるチェロさまとの再会。
久しぶりに弾いてみると・・・ うっ 鳴らねぇ・・・
どうやらご機嫌が悪いようです。
「ばかだな、ちげーよ! 浮気とかそんなんじゃないって・・・わかるだろ・・・」

約1時間半に及ぶ説得の結果、ちょっとご機嫌を直していただけたようです。



さて、「高橋和彦と楽しい仲間たち」・・・第1部最後の曲としてカラーチェ作曲「マンドリンとリュートモデルノのための大二重奏曲第3番 ロンド・スケルツォーソ」をkazucarryさまのマンドリンとともに演奏させていただきました。

私にとってはこの曲がこの日のメイン。 今年のレヴールが終わってからずっとこの1曲のためだけにリュートどのを弾いてきたようなものなのです。

この企画が現実味を帯びてきた頃、kazucarryさまからこの曲をご提案していただいた時には、正直言って「弾けるのか? こんなの」って思ったんです。 でもkazucarryさまに「無理しなくていいですよ」って言われて、負けず嫌いの根性に火が点きました(笑) 「やってやろうじゃんかぁー!!」って(苦笑)

まずは譜面を見やすく作り直して、非現実的と思える音(物理的に押さえられない音とか)をそぎ落として、なんとか弾けそうな感じになりました。

曲の最後までなんとか通して弾けるようになったのが1週間くらい前(汗)
Mrs.cockatooにも「だいじょぉぶ~? 通らないんじゃないの??」なんて言われ続け・・・


そして本番。 感想を一言で言うと・・・ 楽しかった!!!

ひとりでリュートのパートを弾いているときにはまったく感じられなかった感覚を前日の練習と当日のリハ、本番で感じることが出来ました。
もちろんマンドリンのメロディーはちゃんと把握して、想像しながら練習していたんですけど、ある意味思っていた通りのメロディーが聞こえてくるんですけど、想像とはまったく違う達成感と言うか交じり合った快感と言うか・・・

とにかく楽しかったんです。

このリュートモデルノという楽器を買って以来、こんなに集中してこの楽器を弾いたのは初めてでした。 イヤになるほど弾きにくい楽器なんですけど、クセになりそうな良い音がするんですよね~

このままチェロだけを弾く生活に戻ったら、また弾けなくなっちゃうだろうなぁ・・・
しばらく平行して弾いてみようかなぁ・・・ チェロで合奏曲、リュートで独奏曲(二重奏曲)って。

でも不器用なんだよな・・・私。