Vita Mandoloncellistica

マンドロンチェロ弾きcockatooの生活
マンドリン関係のこと・・・は少ないかも(笑)

弦交換のタイミング

2005年09月01日 | Mandolin Life
夜、街灯も少ない真っ暗な道の車道の右側を無灯火の自転車で走るのだけはやめてくれ!! 歩道がないならまぁ仕方がないかとも思うが、リッパな広い歩道があるだろう! 確かに自転車は原則車道走行だけど、それは左側!!
アンタが思ってるよりもはるかに車のドライバーからはアンタのことが見えてないぞ!!


さて、おかテリさまの一人部屋8月31日付「新記」で『弦交換のタイミング』について語られていましたので勝手に便乗。

概ね、おかテリさまの考え方と私の考え方は似ていますね。
私も「絶対に切れない」という保証があるのなら、演奏会本番前だからといって弦を換えるということはしないかもしれません。 人前で演奏できないような状態の弦でいくら練習したって意味ないですからね。 「こんな弦の状態じゃ舞台に乗れないぜ」って状態になったら演奏会が近くなくても換えます。

でも「本番中に切れない」なんて保証は誰もしてくれませんから、やっぱり演奏会前には交換します。
で、いつ頃交換するかというと・・・

 演奏会前日に合奏練習があるなら、最後から2回目の合奏練習後。

 演奏会前日に合奏練習がないのなら、最後の合奏練習の数日前。

少なくとも、最後の合奏練習の日には調弦も音も安定した状態にしていきます。 音が馴染んでない状態の弦で合奏に参加しても周りに迷惑かけるだけですし、調弦が安定しなくてイライラしますから。


「オレの楽器ってすぐ弦が腐っちゃうんだよ」 「当日朝換えてもリハ後にはもうまったくダメ」

なんてことを言う人もいますが、それはどうなんでしょう?? マンドリンやドラのことは知りませんよ。 チェロのことですけど。

私に言わせれば、ちょっと残酷な言い方かもしれませんが、それは弦がダメになっているわけじゃないくて、そういう楽器なんじゃないですか?? そういう楽器にしてしまったんじゃないですか? 普段演奏会がない時期、ある程度定期的に弦を交換していますか? えっ? 弦が傷むほど弾いてない? あーだから鳴らないんですよ。

楽器って最初っから鳴るもんじゃないですよね? 物理的、科学的な根拠はまったくない感覚的な印象ですけど、丁寧に音を出しているうちにだんだん鳴るようになってきますよね。 鳴るというか響くというか。

鳴らない楽器だなぁ、と思ってもいろんな意味で「鳴る、響くポイント」を探して少しずつ鳴らしていけばだんだん鳴るようになりますよ。

それを「弦が腐った」って言って、やみくもに力任せにガリガリゴシゴシ弾いてたっていつまでたっても鳴るようにはなりませんよ。

「楽器が鳴るようになる」っていうのは「その楽器の鳴らし方を覚える」って言う意味でもあると思うんです。
よくありますよね? 持ち主が弾かないとちっとも良い音がしない楽器って。 
だからいろんな楽器をとっかえひっかえ弾いてたり(←私?/爆)、演奏会の練習がない限り楽器を弾かないような人の楽器が鳴るわけがないんです。

もちろんひとつひとつの楽器の状態とか、微妙なバランスやなんかで違いは出てくると思いますけどね。