Vita Mandoloncellistica

マンドロンチェロ弾きcockatooの生活
マンドリン関係のこと・・・は少ないかも(笑)

ロンド・スケルツォーソ

2005年09月21日 | Mandolin Life
昨晩、cockatoo家に於いて「リュートどの←→チェロさま入れ替えの儀」が厳かに執り行われました。 細かな式次第(?)については割愛させていただきますが(笑)、要するに普段使いのチェロ・リュート兼用ケースにチェロさまが収まり、リュートどのは専用ケースへと戻ったのでした。

そして約5ヶ月ぶり(レヴール以来)となるチェロさまとの再会。
久しぶりに弾いてみると・・・ うっ 鳴らねぇ・・・
どうやらご機嫌が悪いようです。
「ばかだな、ちげーよ! 浮気とかそんなんじゃないって・・・わかるだろ・・・」

約1時間半に及ぶ説得の結果、ちょっとご機嫌を直していただけたようです。



さて、「高橋和彦と楽しい仲間たち」・・・第1部最後の曲としてカラーチェ作曲「マンドリンとリュートモデルノのための大二重奏曲第3番 ロンド・スケルツォーソ」をkazucarryさまのマンドリンとともに演奏させていただきました。

私にとってはこの曲がこの日のメイン。 今年のレヴールが終わってからずっとこの1曲のためだけにリュートどのを弾いてきたようなものなのです。

この企画が現実味を帯びてきた頃、kazucarryさまからこの曲をご提案していただいた時には、正直言って「弾けるのか? こんなの」って思ったんです。 でもkazucarryさまに「無理しなくていいですよ」って言われて、負けず嫌いの根性に火が点きました(笑) 「やってやろうじゃんかぁー!!」って(苦笑)

まずは譜面を見やすく作り直して、非現実的と思える音(物理的に押さえられない音とか)をそぎ落として、なんとか弾けそうな感じになりました。

曲の最後までなんとか通して弾けるようになったのが1週間くらい前(汗)
Mrs.cockatooにも「だいじょぉぶ~? 通らないんじゃないの??」なんて言われ続け・・・


そして本番。 感想を一言で言うと・・・ 楽しかった!!!

ひとりでリュートのパートを弾いているときにはまったく感じられなかった感覚を前日の練習と当日のリハ、本番で感じることが出来ました。
もちろんマンドリンのメロディーはちゃんと把握して、想像しながら練習していたんですけど、ある意味思っていた通りのメロディーが聞こえてくるんですけど、想像とはまったく違う達成感と言うか交じり合った快感と言うか・・・

とにかく楽しかったんです。

このリュートモデルノという楽器を買って以来、こんなに集中してこの楽器を弾いたのは初めてでした。 イヤになるほど弾きにくい楽器なんですけど、クセになりそうな良い音がするんですよね~

このままチェロだけを弾く生活に戻ったら、また弾けなくなっちゃうだろうなぁ・・・
しばらく平行して弾いてみようかなぁ・・・ チェロで合奏曲、リュートで独奏曲(二重奏曲)って。

でも不器用なんだよな・・・私。