厄払いのススメ

昔から、２月が近づくと

厄払いの時期だな・・・
と、気になります

自分や家族に該当者がいたら
必ず氏神様の厄払いに申し込みます

ずっと前は近所や身内に
厄払いの品を配ったり
お餅をついて配る家もありました
（私も配ったことがあります）
今は、何もなくなりました

大きな厄年の時は
沢山人を招いて
ごちそうを振る舞うことも
あったように思います

親戚や身内でも、お互いに
その年の厄年の人がいたら
お互い品物やお餅は
配らないのが決まりです

お年寄りは厄年の時期を
２月の入りと言っていたと記憶しています
なので、私も
２月の入りだな～
厄払いの時期だな～
と、毎年特別な気持ちになります

今年は家族に厄年の該当者がいるので
氏神様で厄払いをしていただきました

儀式の始まりに
大きな太鼓の音が胸に響き
特別な時間の始まりを感じます

神職の方に祝詞を上げていただき
玉ぐしを捧げ
２礼２拍手１礼・・・

お札とお守りを頂いて来ました

普段はあまり意識していませんが
昔からの習わしは大切だと思います

厄払いの儀式を終え、何だかほっとして
すがすがしい気持ちになりました

この気持ちが大事だなと思います

そうそう
古希（７０歳）はお祝いなのですね
厄払いと勘違いしそうでした

私は１９歳（満１７歳）の時が
初めての厄年でした
何も分からないまま
母や祖母に言われるままに
人里から少し離れた
古い小さな氏神様に
１９円持たされてお供えし
お参りした日を覚えています

その時、母と祖母が
着物を作るとか
言っていたのを覚えています
そして、縫ってもらって
着た記憶もあります

ウールのアンサンブルと言っていたような・・・
古い記憶なので定かではありませんが
女の子の１９の厄年に
作る習わしだったのかな？

３３歳の時は
長いものをもらうのが良いとかで
昔は帯を贈ってもらっていたと聞きました
私は帯はいらないので
長いものということで
主人にネックレスを買ってもらいました

縁起の品というのがあるようです

迷信かもしれませんが
昔から伝わってきたことは
少しでも
大事にしていきたいと思います

月に一般の人が旅行するとか
ハヤブサが地球の起源を探求するため
小惑星を目指すとか
ITの目まぐるしい進歩とか
世の中は驚く程変わっていますが

人は人・・・

見えない何かに
心の安らぎを感じるもの。。。

でも、お祓いに来ていた人の数が
以前よりずいぶん減っていて
ちょっとしたショックでした

人口の減少もあるけど
もしかして
田舎でもしなくなった人が
増えているのかしら？

人口の減少だけが原因だとしたら

この先心配。。。