四国の空と海へ

1997.5/3から 四国八十八ヶ所霊場 を巡拝させて頂いた事が
第二の人生のスタ-トに成った。

お礼参り 大窪寺・・・第十番 切幡寺へと

2006-06-11 21:26:28 | 宗教
AM6.15 スタート
雨が激しく降る中、大窪寺さんの前を右に・・・お寺さんも暗く・・
胎蔵ヶ峰も見えなかった。
気持ちは、表現が出来ない程、落ち込み最低だった。
ひたすら、歩く事に没頭するも、今朝の事が、頭に湧き出て来て・・・
どうしようもない。泣きべそを、かいていた・・・。
心経を唱えたが・・・途中で、出て来ない・・・。
唯、南無大師遍照金剛を、唱え続けた・・・。

この道で、良いのだろうか? 家は、ポツン・ポツンと在るが、人の姿は
無い。
と、角から、お婆さんが出て来たので、切幡寺さんへの道を、お聞きした。
雨は小降りになって来た。

AM7.05 休憩  AM7.15 スタート
ひたすらに、歩いた・・・。
下り坂を下って行くと「お遍路さん、道が間違っていますよ~」との、声。
引き返した・・・気持ちが、集中しない・・・緩やかな、下り坂が続く・・・。

こんなに、落ち込んでいては、いけない・・・巡拝に来た時の、気持ちを
思い出した・・・くよくよ、するな!!!と、背筋を伸ばした。
心経を唱えながら、ひたすら・・・歩いた。
ダンプカーの、往来が激しい・・・道一杯に使うので、身の危険を感じる。

AM9.30 休憩 雨は上がり、陽が差して来た・・・。
が、気持ちは一向に晴れず・・・溜め息が続く・・・合掌。
南無大師遍照金剛・・・。
 
長い休憩・・・場所の記録無し・・思い出せず。

AM9.50 スタート
切幡寺さんに向けて、ひたすらに、歩く・・・歩き続けた・・・。

着いた!!!急な参道を登る・・・仁王門を入ると、急な二百二十段の
石段、そして、又、三百三十段の急な石段・・・一気に登った。

この石段・・・懐かしい・・・山口市のkご夫妻と、一緒に登った石段・・・
登りつめた、目の前に、素晴らしい本堂、諸堂・・・誰も居無い。
参拝・・・お礼参り・・・懺悔・・・。
納経所で、記帳をして頂く・・・ご住職さんですか? そうです。

今朝の、一部始終を一気に、お話しした・・・爆発した!!!。

自分の胸の中に、閉じ込めて置くには、余りにも重すぎる・・・。

静かに、ジッと聞いて、おられた住職さん・・・。
「人間は、色んな事を体験・経験して、段々と大きく成って、行くものです。
 良い経験をされました。」・・・の、言葉を頂いた。

ホッと、した・・・合掌。
今までの人生で、重い胸の内を、吐露した事が有っただろうか?
どちらかと言うと、耐えて・・耐えて・・自分の弱みを見せない・・・・
生き方だった・・・。
自分の気持ちを、吐露する事が、こんなにも、気持ちを楽にしてくれる、とは
・・・有難かった。
南無大師遍照金剛・・・合掌。

 *四国八十八ヶ所を、巡拝させて頂き、所々で、何人かの方から「爆発」を、
 お受けしたが、自分が「爆発」する「機会」が来るとは、思いも、よらない事
 であった。 同行二人・・・大師を身近に、強く感じた。

 *掲載の写真は、女体山登攀途中に在った・・・落ちたら、あの世の崖。
  下に見える道迄が、深い。