四国の空と海へ

1997.5/3から 四国八十八ヶ所霊場 を巡拝させて頂いた事が
第二の人生のスタ-トに成った。

第三十九番 延光寺へと (3)

2006-03-18 16:52:46 | 宗教
朝食はご飯3杯・・・満腹。おばちゃんの、娘さんの自慢話を聞いてやる。
三階から、神戸さんの歩いて行くのが見える。
おばちゃんが、ウーロン茶を二缶御接待してくれた・・・合掌。
AM7.00スタート
マイペースで歩きに歩く・・・心経を唱えながら・・金剛杖の鈴の音も軽やかに・・
中学生が自転車で学校に行く・・・挨拶をして行く人、しない人、挨拶を返す・・。
気持ちが明るくなる。両側は山と水田の村が続く・・・。
AM8.05 休憩 足に太陽と空気を・・・。

AM8.20スタート
前方に山が立ちはだかる。両側は水田・・水の調整をしている農婦がいた。
挨拶をすると、腰を上げて挨拶をしてくれた。帽子をかぶり、布で両頬を覆っていた。
ビックリ!!! した。眼鏡をしていて、私の母親にソックリだ!!!!!話した。
六十歳代・・目・口・顔かたち・・・良う似ている・・感動。

お四国さんをしていると、過去の人と出会うと聞いていたが、まさか、お袋さん似
の人と出会うとは・・・嬉しかった。

山道を登りながら、晩年の母親に何故、モット頻繁に帰って励まし、話を聞いて
やらなかったか、悔やまれる。 大きな重石と成っている。一生抱えて行く重石だ。

 *母に会い 母の重石 抱きつつ
         
          いつまで続く 遍路の道は  

桜浜から十六キロ位来た時、民家から突然大きな犬が飛び出して来て、吠え付く・・。
ヨ~シ・・ヨ~シお利口さん・お利口さん・・・吠えて良いよ・・泣いて良いよ・・
を、何度も繰り返す・・・と、自然と静かに成った!!!。

阿波の国では、何度も吠えつかれたが、恐いと思った事は無い。
(恐がらずに、このおまじないを言う事を、お勧めします。)

谷川に沿って歩いていて、流れを見ると「岩魚・・山女・・」?が、泳いでいた。
道を下って行くと、主婦が洗い物をしていたので、水頂けますか。
どうぞ、どうぞとホースごと水を出しながら、持って来てくれた。美味い・・合掌。

AM10.40 休憩
田圃のあぜ道で、腰を下ろして、ゆっくりと休む。
目の前は檜の山・・鶯の鳴き声が絶えない・・・至福の時が流れる。
先程のご婦人が来て「ま~ま~日当たりの良い所で・・・」と、言う。
 
 足に太陽と空気を・・・今日 三回目だ。
AM10.55 スタート
福良川が蛇行して・・村落が、一緒に続く・・・。
金剛杖の先が、少し開く様に成って来たので、杖を突かずに引き摺りながら、
先端四面を丸い状態にした。
(アスファルトの道で、引き摺ると直に綺麗に成る。)
川の瀬音・・鶯・・雀・・烏・・の鳴き声・・美しい山並み・・ひたすらに歩く。

AM11.55 昼食
ホテルで作ってくれた、オニギリ二個・リンゴ・牛乳・おばちゃんのウーロン茶
で満足した。
絹製の五本指のソックス一足を、寿命が来たので土に返してやった・・合掌。
その時、足に小さな「豆」が一つ出来ていた!。今夜 処置しよう。

PM12.35 スタート
美しい風景の中を、心経を唱えながら、歩きに歩く・・・。
小筑紫に出た・・桜浜以来の「海」だ。
小売店で牛乳をお願いするとご主人、ご接待してくれた・・合掌。美味しかった。

休憩をしながら、ひたすらに歩く・・・。

PM3.40 休憩
遍路マークを頼りに歩いていて、地元の方に会うと、後何キロ位ですか?聞くと
人によって、答はマチマチだ。 仕方ないよな~。
先程、道端で自家製のアイスクリーム(シャーベット)を、売っているおばちゃん
どうですか・・一個百五十円・・立ち食い。
味はどうですか?と、言うので・・・美味い!と、返事。 

人は「まずい」と、言うんですよ・・。 !!! 本当の事を言った方が良かったか?

自家製のせいか、魚の匂いがして甘さが足りない・・。道を教えてくれた。

Pm3.50 スタート
途中 喫茶店のママが居たので、延光寺さんを聞くと、新宿毛大橋を渡ると
4~5キロですよ。
ひたすら歩いた・・・登って・・登って・下って・平らの道を・・延光寺さん
の方向から来た、若い女性のお遍路さんに出会った。
丁度そこは、延光寺さんへ行く分岐点であった。
危うく通り過ぎる所だった。 暫く話をして道順を教えて貰う。

そこから、ゆるい上り坂をハイピッチで歩く・・・五時前には「若松屋」さんに
到着したい。
PM4.30 今日の宿泊地「若松屋」さんに到着した。
荷物を預けて「延光寺」さんへ行く。
山門を入ると、本堂・大師堂と並ぶ・・・大師が霊水を湧かせ「宝医水」と
名付けた、目洗井戸があったので、目を洗わせて頂いた・・気持ち良い。
近くに居た方に、写真を撮って頂いた。

宿に帰り、洗濯を済ませた時に、若奥さんからお風呂をどうぞと言われて・・・
長身の男が、奥さんに何か話している・・・。
奥さんが、内の人が入るので、少し待って頂けますかと、はなはだ「恐縮」している。
どうぞ・・どうぞ・・と、言ったが・・??!!だった。

風呂は、今まで見た事も無い、デザインで「唸った」。面白い・・現代の物では
無いが、アイデア-が面白い。
湯船のお湯で、洗顔・洗頭・・・全部するのは、困るが・・・。

夕食は、何人も居て、話しながら美味しく頂いた。
宿の、お爺さん・お婆さん・奥さん親切で、その気配りが嬉しかった。
PM9.00 迄、明日の計画を立てた。

床に就けど、隣が田圃せいで「蛙の大合唱」!!! 凄い。  

 * 宿泊代 5.000円

 * 歩いた距離 36.8KM 累計 616.2KM  今日も良く歩いた。