四国の空と海へ

1997.5/3から 四国八十八ヶ所霊場 を巡拝させて頂いた事が
第二の人生のスタ-トに成った。

第三十九番 延光寺へと (2)

2006-03-17 16:18:37 | 雑感
神戸さんは、二十キロ位歩くと体力が「がくっと」落ちるそうだ。健闘を祈る。

雲が広がって来た・・・ハイペイスで、ひたすらに歩いた。宿泊地までは四~五キロか?

PM2.30 オレンジホテルに到着した。
エ~これが「ホテル」!!!。 女将さんに、見晴らしの良い部屋をお願いした。
宜しいですよと、三階の部屋に案内してくれた。客は私一人のようだ。
部屋の隣に、風呂があったので入る・・ぬるい!! 蛇口からのお湯も、ぬるくそのうち「水」に成った!!!。
洗濯をしてから一階に行くと、女将さんボイラーを入れましょうか?
ア~ 今、風呂に入りました。
アレ~ あれは朝の湯で・・・。
道理でぬるかった!!!。蛇口からは、 湯から水になり変だと思った・・まあ良いか。
お茶のポットも、自分で持って上がる。

四国の人達は、のんびりとしている・・・喋り方もゆっくりだ・・、本州の
人間とは違う・・・最初の頃は、話をしていて、良く聞き返された。早口過ぎるのだ。

夕食までに、時間があるので近くの海辺まで歩く。
桜浜(龍串)海水浴場・・・変化に富んだ素晴らしい海岸だ。
波が次から次へと押し寄せて、砂浜や岩に白く砕け散って行く・・・見惚れた。
(桜浜・・・名称が良い・・謂れがあるんだろう・・聞けば良かった。)

PM6.00 夕食
久し振りに「気」の入った料理で有った。
鰹のたたき・・ニンニクのスライスと「たれ」が良かった。「たれ」が私好みだった。
今迄で最高であった・・・合掌。

毎日 毎日歩いていると、食事も美味しく残したことは無く、何でもモリモリだ。
部屋が三階のために、用事は私が全部やるので、女将さん始め二人のおばちゃんも
サービスしてくれた・・・枇杷・・肉が厚く甘かった。
そして、自家製のオレンジジュウスも「絶品」であった・・合掌。

明日の宿も予約オーケー。

今日一日、元気に気持ちよく歩かせて頂き、ありがとう御座いました。
気持ち良く就寝 オレンジホテルは「ホテル」だった!!!.   お代も良かった!!!。

  *宿泊代 8.000円

  *歩いた距離 25.4KM 累計 579.4KM       

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1997 5/25 (25日目)
AM4.30 起床 体操 
今日 延光寺さんを「打つ」と、土佐の国の、お寺さんは終わることになる。
いつもより早い起床で、日記を書く。

二十歳代は、「仕事」と「家庭」の二つの輪と、それを支える心棒「心」を、夫々に
大きく育てようと常に考えていた。
この三点が、バランス良く育たないと、二つの輪は前に進んで行かない。

二十八歳で結婚して、圧倒的に「仕事」に「力」が入ってしまった。
家事・子育ては、家内に任せっぱなし・・・今思うと、ああしておけば・・・
こうしておけば・良かったと思う事は多いが、過去の事・・どうする事も出来ない。
サラリーマン時代の仕事には、色々有ったが「悔い」は無い。

これからは、生活を掛けて「仕事」をするつもりは無い。
「家庭」は、初心に返って再構築するつもりだ。
二人の息子が結婚するまでに、妻と二人で新しい家庭を作りたい。
それには、私自身が変わることだ。

この巡拝で、自分自身の人間性を知り、今後の生き方を模索し、結論を出したい。

外面が良く、内面が悪いと・・妻に言われるが、自分ではそんなでも無いと思っている。          四国に来て人の親切が身に沁みる。
四国の人達の様な気持ちで、家族とも接して行きたい。

そんな心に成る「羅針盤」は、「般若心経」にあると思う。

兄とも、心の通じ合える関係に成る様に、努力して行きたい。

祖先の方々・・祖父母・父母・色々お世話に成った方々の、ご供養をしながら
巡拝を続けよう。