珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

快音レコード!持ち寄りオフ会@ル・サロン

2023-12-09 04:28:23 | オフ会
11月27日の午後、横浜山下公園のル・サロンにて、表題の会に参加してきました。当日は月曜日でしたが、半日休暇を取り、レコード鑑賞三昧の午後を過ごしてきました。お誘いはベルウッドさんからでした。昨年の第1回の参加メンバー、UNICORNさん、ベルウッドさん、いたちょうさん、Lotus Rootsさん、ホスト役の横浜のMさん、に加わる形となりました。ル・サロン訪問は2018年のGerman Physiks 友の会以来、5年ぶりでした。つい最近のことのように憶えているのですが、コロナを挟んで時が経過したことを実感します。

開始まで少し余裕がありましたので、山下公園を歩いてみました。横浜に住んではいますが、ザ・ヨコハマとも言えるこの地域に来る機会はそう多くありません。晩秋の山下公園に風情を感じます。


ル・サロンは、相変わらずゴージャスな空間でした。前回から5年経過しています。上流のオーディオ機器に変化がありました。今回はひたすらレコード鑑賞で、右上のテクニクスのターンテーブルを使用したプレイヤーで聴かせていただきました。DSオーディオの光カートリッジ、Reedのトーンアーム、夜香さんのフォノイコライザー、マランツ#7、マッキントッシュのパワーアンプにSP・・・音楽を楽しむラインナップです。Reedのアームは、再生中に微調整が出来るそうです。


ワイン、ビールで乾杯し、崎陽軒のシウマイやフルーツをつまみに談笑した後、レコード鑑賞スタートです。始めに横浜のMさんのレコードを聴かせていただきました。エヴァ・キャシディーの新しいレコード、知りませんでした。残された音源からヴォーカルの部分を抜き出し、オーケストラの演奏と合わせた作品だそうです。


先日のtaoさん宅でのDelphiの会に続いて、こちらでも谷村新司さんの『JADE-翡翠- 』の冒頭2曲を聴きました。東京キューバン・ボイーズのスピード感溢れるサウンドに痺れる一方、クラシックは柔らかさ、雄大さに浸りました。デュ・プレ/バレンボイムのライブ、生々しいですね。昨年は聴けてませんが、皆さん、変化に驚かれていました。部屋は特に左右に広い大空間です。オーディオ的には難しい環境だと思われるのですが、その広さを味方にしたような、そしてジャンル不問の再生でした。


その後は、各自で持ち寄ったレコードの聴き合い、聴かせ合いとなりました。トップバッターの私は勝手が分からない状況でしたが、手持ちのアルバム全て聴いていただきました。追悼の「たそがれマイ・ラブ/大橋純子」「今はもうだれも/アリス」に加えて、「遠い旅路/松任谷由実」「瑠璃色の夜へ/中森明菜」「ピッツァハウス22時/太田裕美」「コーヒー・ルンバ/パコ・デ・ルシア」と続きました。普段、家ではとても聴けない音量なのですが、大空間にはちょうどよく、不思議と耳に馴染ます。

Lotus Rootsさんの持ち込みレコードです。リンダ・ロンシュタットのネルソン・リドル3部作のうち、この作品だけ手持ちにありません。カサンドラ・ウィルソン、シーネ・エイと女性ヴォーカル好きのLotus Rootsさんらしい、選曲でした。シーネ・エイはウッドベースとのデュオです。


続いていたちょうさんの持ち込みレコードです。今度は、いたちょうさんの18番、中本マリ登場です。続いて、菅野邦彦のソロ『ポートレート』 。3枚目は西島三重子の懐かしい「池上線」でした。ライブで聴くのは初めてかも知れません。ステージが広いので、会場にワープする感覚がありました。


ベルウッドさんは、ご自身のメインジャンル、クラシックから3枚持ち込まれました。ワーグナー、シベリウスは、大空間ならではのオーケストラ再生を楽しみました。サロンの扉の開閉でも広がりが変わることに驚きました。グールドの珍しいオルガン作品(バッハ)も紹介いただきました。


UNICORNさんは、やはりメインジャンルのジャズから欧州系を2枚。再生の難しいアルバムのようです。UNICORNさんの細かいリクエストを受けて、すかさず音を調整されるMさんも凄いなぁと思いました。以前に訪問させていただいてから、早8年半が経過しました。当時の印象のままのお元気さでした。


システムの下流部です。マッキントッシュのSP、XRT26、モノラルパワーアンプMC1000は健在でした。サロンの雰囲気に溶け込んでいますね。感想戦で伺いましたが、より良い空間表現を追求して、セオリーの配置を崩して置かれているそうです。


この時期は日が暮れるのが早いです。聴き始めが午後3時くらいでしたから、進行と共に、目の前の山下公園の景色も移ろいました。お開きになる頃にはすっかり暗くなりました。楽しい時間はあっという間に過ぎます。あらためて皆さんが持ち寄られたレコードを振り返ると、お好みがよく分かります。


終了後は感想戦です。サロンから中華街に繰り出すパターンは、以前のGerman Physiks 友の会でもありました。鮮魚店が経営している「華錦飯店」を紹介いただきました。イカの揚げ物、ピータン、麻婆豆腐など、どれも美味しかったです。2時間ほどオーディオやオーディオ交流の談義を続け、散会となりました。皆さん、楽しい企画ありがとうございました。聴く音楽は勿論、何を持ち出すか、という面白さもありました。まだ月曜日という違和感を抱えつつ、帰路についたのでした。
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高ドッキョウ山

2023-12-06 07:57:27 | その他
11月25日、メンバー6名で、山梨県と静岡県の県境に位置する、高ドッキョウ山に登ってきました。メンバーの一人が晴れて山岳ガイドに合格したことの、お祝い登山でもありました。南町田駅で集合後、第2東名で新清水へ向かい、その後、下道を北上しました。山梨県の南部町に入るのは昨年の、七面山・山伏以来となります。登山口は静岡県側、山梨県側それぞれにありますが、山梨県側から登ることとしました。スカッとした秋晴れにはなりませんでしたが、晩秋の登山を楽しんできました。


高ドッキョウ山の標高は1134mと決して高くありませんが、所々に急登があり、登り応えのある山でした。先の両神山でも感じましたが、今年の紅葉は鮮やかさの点で今一つです。夏の異常な高温が影響しているのでしょうか?


最後の急登でひと踏ん張りして、山頂へ到着です。本来であれば、奥に富士山が開けるはずなのですが、この日は全く見れませんでした。


下山中の展望台より静岡市街を見下ろします。三保の松原も見えていますね。左の奥にかすかに見えるのは伊豆半島です。本日の一番の展望でした。


紅葉は全体的には今一つでしたが、真っ赤に紅葉したモミジが散在していました。この後、忘年登山が控えていますが、いわゆる紅葉はこれが見納めかも知れません。


下山後、東京へ戻り、蒲田の中華料理店で打ち上げ兼、合格祝いの場を持ちました。最近のオーディオオフ会でも中華料理が続いています。いろんな料理を楽しめるのがいいですね。登山後だけにビールや紹興酒も進みました。参加いただいた皆さん、楽しい1日をありがとうございました。
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Delphiの会 2

2023-12-01 22:40:04 | オフ会
勤労感謝の日、taoさんのお宅で開催されたDelphiの会に参加してきました。7月のハンコックさんのお宅での初回に続く第2弾です。午前中、多磨霊園での墓参があり、その足で東村山に向かいました。Delphiの会は、OracleのアナログプレイヤーDelphiシリーズのユーザーの会です。6月の拙宅オフにて、レコードを持ち寄る話が持ち上がったことがきっかけでした。今回はゲストとしてチューバホーンさんも加わり、4名での会となりました。taoさんのお宅を訪問するのは、今年のGWオフ以来、半年ぶりです。

5月のオフ会から機器の構成は変わっていませんでした。しかし、大きな変化がありました。プレイヤーを除く、全ての機器の足元に振動対策のためのフローティングボードが施されていました。同様のボードは10月にお邪魔したチューバホーンさんも導入されています。更にプレイヤーの下には、フローティングでないボードを入れる計画もあると伺いました。振動対策のアプローチは様々ありますが、このところ交流させている方の多くが、こぞって取り組まれています。共通の効果があるように思います。


前回初めて聴かせていただいた、ソナスのガルネリ・メメント、健在でした。交差法のセッティングは変わっていません。こちらは専用のスタンド、ベースです。大理石のベースにはテーパがついていて、SP自体は仰角を持って設置されています。再生時にはSPの存在は消え、音が広がります。


冒頭でチューバホーンさんの持ち込みCD、taoさんのCDを、食前酒的に聴いて、レコード鑑賞に移行しました。三人はメインジャンルがそれぞれクラシック、ジャズ、ポップスと異なるので、レコードを持ち寄っても被る心配がありません。ただし、ホストのtaoさんは、ゲスト向けにポップスやジャズのレコードをご用意されていました。こちらは、GWのオフ会でも紹介いただいた、ヨーロピアンジャズのミハエル・ナウラ クインテッドです。私向けには、谷村新司の『JADE -翡翠- 』をかけていただきました。


私も好きなポゴレリッチは、ベートーヴェンのピアノソナタ32番でした。82年の録音で、まだ髪がフサフサしてますね。鮮度感の高いピアノの再生に目を見張りました。特に低音の響きが素晴らしかったです。taoさんのレコードの後は、ハンコックさん(ユーミン、サラ・ヴォーン、マイルス・デイビス)、私(大橋純子、八神純子、石川さゆり)の持ち込み音源をそれぞれかけていただきました。マイルスの『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』のオリジナル盤を聴くのは初めてかも知れません。


CD、アナログレコード問わず、GWの時より細かい音までしっかり聞こえる印象を持ちました。ノイズフロアが下がり、音一つ一つが耳に届く感じです。一方でサウンドステージが広いので、解放感もあります。皆さんが感心されていた声は、そのニュアンスが伝わってくるような再生でした。私が再生をお願いした、大橋純子の「やさしく歌って」(ロバータ・フラックのカヴァー)の声の柔らかさに、しばし浸らせていただきました。最近のオフ会は、追悼の再生が多くなりがちで残念ではありますが、ありがとうございました。

振動対策の成果をしっかり聴かせていただき、Delphiの会は終了となりました。ヴォーカル系やCDの再生機会が増えたとのことです。感想戦は前回も使った小平「長江宴」でした。リーズナブルで美味しい中華と共にアフターを楽しみました。特に、餃子と上海焼きそばが良かったです。来年は拙宅でDelphiの会 3を開催します。それまでにシステムを追い込み、またレコードも収集して臨みたいと思います。taoさん、ハンコックさん、チューバホーンさん、ありがとうございました。引き続きよろしくお願いします。
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