珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

マツコの知らない世界~平成生まれから評価される昭和ポップス~

2020-05-03 11:52:24 | POPS(邦)
ステイホームウィーク、我慢ウィークといろいろとネーミングされていますが、いかがお過ごしでしょうか?4月が丸々在宅勤務だったため、その延長戦のようなGWとなっています。緊急事態宣言が延び、どうやら5月末までは似たような生活が続きそうです。このところ横浜方面は、気温が上がっています。運動不足を解消するため、散歩コースを長めに設定しています。熱中症は要注意ですが、今のところ薫風の心地よさがモチベーションになっています。近所のふるさと村にも初夏の気配が広がっていました。


先日、「マツコの知らない世界」で昭和ポップスが取り上げられていました。プレゼンターは平成生まれの高橋昌太郎さんと、さにーさんです。平成生まれ×昭和ポップスとは意外な組み合わせでしたが、理由に納得しました。邦楽の多様化が進んだ分、平成育ちの方は、様々な曲を平等に聴いてきたようですね。昭和ポップスの丁寧な作品づくりが、彼らに逆に新鮮に映ったとか。70~80年代のシティポップが海外で評価されていることに通じるのかも知れません。昭和生まれの我々からすると嬉しい限りです。


昭和と平成では、アイドル像にも違いがあります。アイドル=アイドルグループとなって久しいですが、都度ヒットが約束されている状況に、私自身は違和感を覚えていました。人数が2~3人ならともかく、40人となると・・・。昔は、売れる売れないに関わらず、一人で勝負していましたよね。マツコさんが「覚悟」の差を指摘してましたが、私も画面の前で頷いていました。説明不要な3強(聖子・明菜・キョンキョン)の他にも、個性的な歌い手が犇めいていた時代でした。


この日、登場した女性マニアのさにーさん、勿論、初めて知りました。平成2年生まれの27歳だそうですが、「あなたの知らない昭和ポップスの世界」というサイトを立ち上げています。ちょっと覗いてみました。サイトを立ち上げた理由、昭和歌謡と昭和ポップスの違い・・・実にしっかりしたコンセプトで感心しました。上司とカラオケ盛り上がれる曲など、若い目線による情報もあります。好きな曲の一つが「チェリーブラッサム」だそうですが、イントロに当時の松田聖子の勢いを重ねる辺り、我々の肌感覚とも合致します。


昭和ポップスを陰で支えていたのが、アレンジャーです。曲と歌詞が素材なら、編曲は料理なので、むしろ重要という見方もできます。記憶に残っているのも、普段オーディオで聴くのも、アレンジの結果であるサウンドですからね。歌い手の力だけでなく、作詞・作曲・編曲・演奏・録音と、総合力で作品を創っていたことが分かります。3大編曲家という言い方は、知りませんでした。過去作品を調べると三者三様ですが、確かに有名な曲ばかり。今でもオーディオで聴く曲、結構多いです。


後半のイントロベスト10は、TBSらしく「ザ・ベストテン」のボードを使ったランキングでした。イントロや間奏曲も、作品を構成する大事なパーツです。当時は演奏者を気にしてませんでしたが、オーディオで聴くようになってからクレジットを確認するようになりました。1位となった「魅せられて」のイントロ、私も結構好きです。ストリングスの低音が右奥に広がる様は、ちょっとした快感になります。この辺り、男性マニアの高橋昌太郎さんが解説してました(ちなみにお父さんはバックミュージシャンだったそうです)。



オーディオ交流は、今のところ昭和生まれ同士です。近い将来、平成生まれのオーディオファンと、昭和ポップスを披露しあう、なんてことになるかも知れませんね。楽しみにしています。
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