珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

Lotus Rootsさん宅訪問

2024-06-27 07:34:46 | オフ会
6月16日、私と同じくウィーンアコースティックスのSPをお使いのLotus Rootsさんのお宅にお邪魔してきました。今回のご同席はベルウッドさんでした。LotsuRoots邸訪問は2022年の10月以来ですから約1年半ぶりとなります。もっとも、Lotus Rootsさんとは普段、オフ会でご一緒させていただいており、あまり久しぶりの感じはしません。最寄り駅で待ち合わせて、タクシーでお宅まで移動しました。早速オーディオ部屋に通していただき、短辺に配置されたBeethoven Concert Grand との再会となりました。


Lotus Roosさんご愛用のBeethoven Concert Grand です。拙宅はその弟分のBeethoven Baby Grandを使用しています。こちらはウーハーが3発となります(拙宅は2発)。前回訪問時は、平行に置かれていましたが、今回はかなり明確に内振りにセッティングされていました。オフ会でいろいろと実験をやって、理想形を追求されれたようです。拙宅では久しく内振りをしていないこともあって、最初、耳が慣れるのに時間が要りました。その後は、しっかり音楽に入ることができました。


前回からの最も大きな変化点は、LINNのアナログプレイヤーLP12の導入でしょう。学生時代から使われてきたVICTORのQL-Y5 からの更新です。中古品を仕入れた後、お付き合いのあるショップで手直しされたとのことです。今後のLotus Rootsさんのアナログ熱が増すものと思われます。


Lotus Rootsさんのお宅でも、ウェルデルタによる振動対策が進んでいました。ラックのスパイク受けがシングルからダブルになっています。シングルとダブルでは、効果にかなりの差があるといった話もいただきました。ラック中の機器にもブロックで受けるタイプのウェルデルタが配置されていました。拙宅でも見る見るうちに増殖してしまいましたが、効果との天秤で仕方なし、といったところでしょうか。それでもあまりガツガツした外観になっていないのは、Lotus Rootsさんのセンスの良さですね(汗)。


Lotsu Rootsさんと言えば、まずは女性ヴォーカルというイメージがありますが、この日はクラシック多めで進行しました。ヴェロニカ・エーベルレという女性ヴァイオリニストは存じ上げませんでした。なかなか個性的なヴァイオリニストのようです。ラトル指揮のベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を、途中まで聴かせていただきました。ベルウッドさんより、オフ会の最後の方でカデンツァのリクエストがありました。クラシックに疎い私でも、大胆さが分かる即興ぶりでした。


幸田浩子のカッチーニの「アヴェ・マリア」、オルフェウス室内管弦楽団のパッヘルベルの「カノン」と課題曲が続きました。ベルウッドさんのチェックも無事クリアしました(おそらく)。アーノンクール指揮のベートーヴェン「交響曲第4番」 は前回も聴かせていただきました。愛聴盤のようですね。


続いてアナログに移行し、LP12のお披露目となりました。GWの拙宅オフにも持ち込んでいただいた、ヒラリー・ハーン(イザイ 無伴奏ソナタ)、グレン・グールド(バッハ ゴールドベルク変奏曲)を聴かせていただきました。ヴァイオリンの柔らかさ、ピアノの鮮度感など、聴きどころがしっかり再生されていました。


ポップス、ジャズ系ではLotus Rootsさんのお好きな、女性ヴォーカルが続きます。カサンドラ・ウィルソンとシーネ・エイのこちらのアルバム、すっかりお馴染みになりました。ノラ・ジョーンズは『Come awy with me』のみ所有していますが、次に買うならこちらにしようと思いました。私は昭和歌謡路線で荒井由実、伊東ゆかり、石川ひとみを持ち込みました。「コバルト・アワー」は、確かにご指摘のように、ユーミンの声の位置が奥まった感じがありました。演奏のグルーヴ感は出ていたと思います。


トレインチャ・オーステルハウスはオランダの女性歌手です。アン・バートンもそうですが、Lotus Rootsさんは欧州系の女性シンガーがお好みのようですね。こちらはマイケル・ジャクソンへのトリビュートアルバム『NEVER CAN SAY GOODBYE』です。伴奏はウルグアイのギタリスト、レオナルド・アムエドです。リクエストした「Human Nature」は、音楽に包まれるような感覚がありました。ヴォーカルとアコースティック・ギターにずっと浸っていたい気分となり、事後ヤフオクで、入手した次第です。


普段、同じウィーンアコースティックスのSPを平行法で聴いているので、内ぶりの音に慣れる時間が必要でしたが、慣れてからは普通にオフ会モード、音楽鑑賞モードに入り楽しませていただきました。ウェルデルタの効果か、音に安定感があり、破綻の無さを感じました。以前、気にされていた低音の膨らみは全く気になりませんでした。低音の改善は、Lotus Rootsさんのお好きな、女性ヴォーカルの再生でも活きているように思います。LP12はまだ改良の余地があるようなので、そちらの進展も楽しみです。

オフ会終了後、最寄り駅に向かう途中にある、お洒落な和食系の飲み屋さんで感想戦を持ちました。お魚と日本酒が美味しかったです。Lotus Rootsさん、ベルウッドさん、楽しい半日をありがとうございました。
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2 コメント

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Unknown (Lotus Roots)
2024-06-29 11:35:59
vafanさん先日はお越しいただきありがとうございました。vafanさんやベルウッドさんの音と比べると恥ずかしい様な音ですが、ご容赦ください。

でも内振りがそんなに違和感感じるとはわかりませんでした。特に同じメーカーのスピーカーなのでその様に感じるのかも知れませんね。どういった感じの違和感だったでしょうか?私は平行から内振りにした際もあまり感じておりませんでしたので。

アナログはまだまだ初心者レベルですが、一瞬にしてCDに近いレベルまでになりました。にらさんが言っておられた様にデジタル系よりも比較的簡単に良い音になりますよという事を実感しました。

でも昭和歌謡はvafanさんのところに遠く及ばず、聴きながら何処が違うのだろうと不思議でした。もちろん解像度や空間の広さに関する部分はもとより大きな差があるのですが、それ以外の訴求力の点で違いがある様です。
まあ、まだまだ追い込む楽しみがあると考える事にいたします。^_^

二次会も楽しかったですね。
また是非よろしくお願いいたします。
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Unknown (横浜のvafan)
2024-06-30 07:56:39
Lotus Rootsさん、お早うございます。

先日はありがとうございました。決して恥ずかしい音ではありませんので、気にされずに進んでいただければと思います。

前回訪問時の平行配置での印象が良かったこと、普段自宅で聴いている演奏の広がりと声の存在感のバランス等、いろいろ考えてしまいました。部屋の形とサイズの違い、個人の嗜好の違いもあるので、正解はそれぞれで見つけるしかないように思います。

昭和歌謡は、単純にそれを聴く機会が多いので、自然とそれらが良く鳴るように調整しているのかも知れません。Lotus Rootsさんの場合、デジタルもアナログも、欧州系の女性ヴォーカルが主戦場かと思いますので、こちらも我が道を進んでいただければと思います。LP12の追い込みも、楽しみですね。

二次会の酒のお話、楽しかったです。和歌山のお酒は初めてでしたが、しっかりチェックしております。
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