久しぶりにセカンドシステムの話題です。セカンドシステムがある書斎は、メインシステムと部屋続きとなっています。そのため、セカンドシステムもクロス張替えのタイミングで一旦撤収となりました。再開したのは、つい一週間前です。書斎のレイアウト変更と共に、システムも配置変更しました。本来であればSP間には何も置きたくないのですが、断捨離してもなお捨て難い本はあります。これ以外に仕事用の本棚もあるので、現役リタイアするまでは仕方なし、とったところです。テレワークも基本、ここでやってます。
セカンドシステムはiFI audio/nano iONE→Nuforce/HAP-100→Nuforce STA100→ALR/Jordan Classic 1という構成です。nano iONEを導入した話は、6月にアップしました。当時は、Apple Musicを受けるUSB-DDCとしての使い方を考えていましたが、状況変化があります。中華DAC引退に伴い、nano iONEはDACとして使っています。7月よりお試しで利用していたamazon music HD導入することに決めました。Apple Musicとは約4年半のお付き合いでしたが、解約してamazon musicに乗り換えました。
apple music HDを使って感じるのは、CD規格(16bit 44.1kHz)の音源の配信はもう当たり前になっているということです。5月のサブスクの記事では、配信の対象が拡大していることを書きましたが、あくまでも圧縮音源の話でした。ところがamazon music HDでは、かなりの音源がCD同等、あるいはそれを上回るハイレゾ音源で聴けます。月額の費用は1780円(プライム会員)と、Apple Musicの980円よりはかかりますが、オーディオで聴くことを重視して
乗り換えを決めました。
お気に入りのアーティストで、所有していないアルバムって気になりますよね。それを無制限で聴ける点に、まず訴求性があります。所有しているアルバムでも、聞き逃していた曲の良さを発見できます。メインシステムだと、どうしても身構えてしまうのですが、PCであれば気楽に聴けます。下記に挙げた、尾崎亜美、ウィントン・ケリー、リヒテルいずれもCD規格で聴けます。圧縮音源をメインシステムで聴くことには難しさを感じましたが、これならMFPCとの使い分けもありかと思いました。
尾崎亜美の初期のアルバムでは『MIND DROPS』が気に入っていますが、それでもメインシステムでフルに聴くことは殆どありませんでした。通しで聴くと、あらためて楽曲の良さを再発見。amazon musicがトリガーとなって、メインシステムであらためて聴くといったパターンが増えそうです。
ポピュラー系、特に超メジャーなアーティストは圧縮音源のみ、というケースが見られますが、ジャズやクラシックは、概ねCD同等以上の音源となっているようです。この点もオーディオファンにはありがたいのではないかと思います。ウィントンケリーの歌心溢れるピアノに浸っています。
今年の秋はベートーヴェンのピアノソナタを聴こうと思っていますが、楽曲だけでなくアーティストを自由に変えられるのもサブスクの利点です。先日チューバホーンさんのお宅で聴かせていただいたは、リヒテルの「熱情」でした。「熱情」で他のピアニストを聴くのも良し、リヒテルで他のソナタを聴くのも良しです。
ユーミンはハイレゾが配信されていますね。amazon music ではULTRA HDと表示されます。『コバルトアワー』では冒頭の「コバルトアワー」のグルーヴ感がいいのですが、ユーザーの人気は「卒業写真」「ルージュの伝言」に集中してるようです。荒井由実時代の作品は、何故か松任谷由美扱いになっています。
amazon music HDの導入で、セカンドシステムの利用頻度が上がっています。これまでは音源を共通にして、それぞれで聴くスタイルでした。ただし、それだとセカンドシステムを聴くモチベーションが上がらないことも事実です。CD音源の無制限配信という私にとって初のゾーンにより、風向きが変わってきました。ここま来るとメインシステムでRoonにTIDALという構想も浮かび上がってきますが、気軽に聴ける音の良いシステムというコンセプトも魅力です。メイン+セカンドの両立で参ります。
いよいよ、10月に入りました。近所の金木犀も満開で、芳香を放っています。ここから師走までは駆け足で進むのが例年のパターンです。
ハイレゾ化は進行してますね。
時代の波には逆らえません。
と言っても、小生は、レコードのままですが...
ユーミンは今後もどんとんハイレゾが出てくるのでしょうね。
vafanさんは、コバルトアワーがお好きなんですね。
小生は、雨のステーションとか航海日誌とか感傷系が好きです。
先日やっとコバルトアワーの初版盤を入手できましたので、是非今度聴き比べをさせて下さい。
最近の配信の充実ぶりは素晴らしいですね。SACDを聴く環境が無い身としては、ありがたいです。ジャズも手当たり次第聴いてます。
私も感傷系は好きです(笑)が、このアルバムではやっぱり異次元空間を駆け巡る、コバルトアワーになります。デジアナ対決楽しみです。