珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

久しぶりの上高地(霞沢岳)

2015-09-18 21:08:25 | その他
9月の第一週、12年ぶりに上高地を訪れました。前回は、家族旅行で散策中心でしたが、今回は上高地に接する霞沢岳に登ってきました。メンバーは常連の4名です。天候は山頂までは持ちましたが、下山時には雨に降られました。ハイシーズンを終え、夏の終わりの寂しさも感じられましたが、穂高連峰の全景を見ることができました。まだ紅葉には早かったですが、これから一気に秋が深まっていくことでしょう。上高地バスターミナル付近からの穂高岳と梓川のショットです。少し上流に河童橋、チーズケーキのおいしい五千尺ホテルがあります。


上高地の隣は小梨平と呼ばれるキャンプ地になっています。槍ヶ岳や穂高岳の登山を終えて、ここに集合するのが夏合宿の慣わしでした。都合4度、ここにテントを張ったことになります。その小梨平を流れる小川は、実に澄んでいました。隣の梓川も青緑色が美しく、北アルプスならではの清流です。


初日は徳本峠まで登りました。上高地が開拓されるずっと前、北アルプスの玄関口となった峠です。写真奥の谷へ下ると、島々方面となります。昔、槍・穂に登った人は、それこそ2度、山に登る感覚だったでしょう。


徳本峠小屋も歴史のある小屋です。最近、改修されたようですが、一部、当時の小屋を残していました。我々は新しい小屋に泊まりましたが、古い方で寝泊りするお客さんもいました。


山小屋では豪勢な食事は期待できませんが、数十年前と比べると随分と美味しくなりました。徳本峠小屋は地産地消を掲げています。野菜の天ぷらは勿論ですが、白ごはんと味噌汁のおいしさに嬉しくなりました。この後、「大雪渓」を冷酒でいただき、翌朝のロングコースに備えました。


翌朝、小屋近くの展望台からの穂高岳です。奥穂高岳と前穂高岳を結ぶ吊尾根が見事です。穂高の登山キャンプ地となる涸沢や槍ヶ岳はこの裏側になるため見えません。


霞沢岳に向かうルートから上高地方面です。手前の赤い屋根は帝国ホテルでしょうか?


霞沢岳のピークです。人気の北アルプスの中では地味な存在ですが、その分静かな山を楽しめます。日本200名山にも入っています。雨が持ったのはここまででした。


大正池を生んだ活火山、焼岳です。霞沢岳よりも標高は低いですが100名山に選ばれています。ただし入山規制があります。最近、阿蘇山でも噴火がありました。あの御岳の災害から間もなく1年になります。日本が火の国であることを、あらためて実感します。


霞沢岳から見た穂高岳全景です。北アルプス南部の重鎮といった貫禄があります。雪渓を抱えたカールは岳沢で上高地から穂高への登山ルートになっています。


下山は雨中の強行軍となりました。アップダウンを繰り返す長丁場で、体は冷えて足も攣り気味。運動不足と重量オーバーを痛感するはめとなりました。レインスーツも長時間となると水に馴染んで、意味を為さなくなります。下山後、島々近くの温泉、せせらぎの湯で汗を流しましたが、体が暖まってホッとしたというのが実感です。この秋はオーディオ訪問と絡めて2つほど西方の山を予定しています。何とか秋晴れと紅葉を楽しみたいところです。
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