珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

スニーカーダンサー、臨月

2010-11-22 21:40:02 | POPS(邦)
秋のオーディオショウも一段落です。この間、メインシステムのセッティング調整、リビング向けのUSB-DAC導入、電源ケーブルの輸入などそれなりの変化がありました。それらは改めて紹介します。今回は久しぶりに音楽の話題です。

井上陽水、中島みゆきが80年前後にリリースしたアルバム『スニーカーダンサー』『臨月』を紹介します。これらのアルバムにそれぞれ入っている、「なぜか上海」と「あした天気になれ」は当時、NHK-FMでエアチェックして、何度もカセットで聴きました。

70年代の二人の楽曲のイメージは、どうしても”暗”や”激”となります。ただし、改めて二つのアルバムを聴くと、意外に明るい印象を受けます。まだバブルは先のことですが、時代の変化が作風にも影響していたように思います。二人がその後スタイルを変えながらも現在まで活躍している事はご存知の通りです。

当時は日中国交正常化からまだ10年もたっていません。中学生~高校生だった私にとって、中国は近くて遠い国のイメージがありました。そんな時期に、海を越えたら上海~♪ですから、大変インパクトがありました。確かに陽水の出身地福岡と上海は直線距離は短いんですけどね。「スニーカーダンサー」「Mellow touch 」「フェミニスト」の歌声は実に爽やかです。


中島みゆきが当時リリースしたシングル「悪女」を聴いた時、イメージの変化に多少戸惑ったの覚えています。このアルバムの代表曲「ひとり上手」にも似たような雰囲気を感じます。もちろん「雪」や「友情」など、いかにもみゆき節といった曲もありますが、アルバム全体としては不思議と重くありません。ラストの「夜曲」での締め方も上手いなあと思います。因みにプロデュースは松任谷正隆です。


両アルバムはオーディオ的にも楽しめます。高中正義、松原正樹、後藤次利ら一流のミュージシャンの演奏を聴けるからです。「なぜか上海」のギターが高中だと知ったのは随分後のことでした。
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