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(元)旦那の病気(双極性Ⅱ型障害)について

ご注意!

当ブログをお読み頂きありがとうございます。 このブログは(元)旦那の病気(双極性障害)を中心に 家族の日常を記載しております。 ただし、ブログ主である私の“毒”も多分に含まれ 心の病気の方などに不愉快な記載がある場合もあります。 どうか、充分ご注意いただけますようお願い致します。

赤髪

2014年01月10日 | 日記
「茶髪」と書いて「ちゃぱつ」と読む。

では、「赤髪」と書いて?

「あかがみ」?「あかぱつ」?


昨日彼は美容院に行って来た。

11月に家族総出で行ってからだから、ほぼ2ヶ月ぶりくらい。

「髪の毛、伸びたから美容院に行きたいんだけど…」

と言う彼に、娘と2人で

「まだ、たいして伸びてないから大丈夫だよ!」

と反論したが、ぐじぐじとうるさい。

ちょっと前なんて、半年でもまったく切りに行かなかったのに。

しかも、お風呂は全然入らないとしてもシャワーだって、そうそう
毎日はいるわけでなく。

きちんとしたら、まだ全然大丈夫なのに…。

でも、思いついちゃったらもうダメ。

何を言っても、行かずにいられない。

結局、私からカット代金の半分を巻き上げて行って来た。


会社から帰り、娘と話してから台所で夕飯の支度に取り掛かる。

すると、彼が二階から降りてきた。

「短く切ったんだ…。」と髪をいじりながら私の前に立つ彼の頭は
赤かった。

一瞬目が点になったが、顔が段々と硬直するのが自分でもわかった。

あんまり強く言うとまた凹むな…なとど考えたが私の怒りに点火
されるとそんな意識もふっとんだ。

「なんなん、そのバカみたいな頭は?」

彼の顔も、一瞬にして固まる。

「えっ、うん…。」


帰る前に、彼から電話が来て

「俺、やっぱり働きたい。アルバイトでもいい。」

みたいな話をしていた。

家にいるとこがストレスであり、罪悪感であり。

娘のためにも働いて、ちょっとでも贅沢させてやりたいみたいな話。

もちろん、そうできるようになるためにちゃんと体力やら体調やらを
整えていくことが大事だよって答えたんだけど。


「そんな頭にして、面接するっていったらまた染め直さないとじゃん。」

と言うと、

「そんときはまた、黒に戻すよ…。」だって。

「そういうのを無駄遣いって言うんじゃねの?

 頭染めたからって何の意味があるの?

 その頭見て私が似合ってるとか、格好いいとか言うと思ってんの?」

と怒り爆発。


確かにね、髪型や髪色を変えれば気持ちも変わるってのは理解できる。

しかし、カットで4,000円前後、カラー込みなら10,000円前後。

その差を払っても、やるほどの価値がそこにあるのか?

しかも、私だってカラーしたいのにずーっと我慢して自分でやってんのに。

それで髪が痛んでも、もうしょうがいかってずーっと諦めてんのに。

人からお金出してもらって、そんなことにお金かけてるってどういう了見?

完全に、切れた。


彼の行動一つ一つが、どうしても私の理解を超えていく。

私が考える普通と、彼の考える普通が違っていく。

もちろん、他人と普通感が違うことなんて当たり前で一緒のことの
方が稀なのは理解できる。

でもあまりにもずれすぎると、それっていわゆる価値観の違いって
ことじゃないのか?

それは自分の力の範疇で行って、自分の責任の範疇でなすこと
ではないか?

もっと言えば、自分の稼いだお金で、自分の頭の色何色にしようが勝手だが
お小遣いでたりず、人からお金引き出して言って、バカな頭の色にして
怒られるのは当たり前だろうってことか。

あれ、そう考えると私ちっちゃ過ぎ?

ちっちゃかろうが、おっきかろうがどっちでもいいけど、頭来た。

その頭、しゃぎつけたい(はたきたいの意)くらい頭来た。


私に怒られ、彼はすごすごと二階に戻っていった。

私は娘のところに行き、

「パパの頭見た?」と聞くと、娘はテレビから目を離さず

「バッカみたいだよね~。」だって。


そう、染めた本人もバカみたいだけど、冷静に受け止められず
本気になって怒っている私もバカみたいだ…。