僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

志津温泉 清水屋旅館

2013-10-14 00:10:15 | 
高校時代の仲間4人で、月山志津温泉の清水屋旅館に泊まった。
気温は思ったよりも低く、館内ではストーブも焚いていた。

4人の内ひとりが旅や出張の度に80%の確率で雨に祟られるというYHなので、今回の
志津温泉界隈も雨風が強く外出を控え、旅館内の展望露天風呂でゆっくり過ごした。

夕食はキノコ料理がメインのもので、お酒は地ビールを楽しんだ。


食前酒にサルナシの実を使った「コクワ酒」。
ご主人がどぶろくも出してくれた。


お浸しが「サワモダシ」と「ミズの実」。

和え物が「ゴガラミ」の胡麻和えでとっても美味しい。

煮物は、ブナカノカ・糸蒟蒻・凍み豆腐、
それと珍しい「ホウキモダシ」

オレンジ色の「マスタケ」もあった。

山形県でぐらいしか食さない、アケビの皮にきのこを詰めた珍味も格別。

刺身は大井沢で養殖されている「紅鱒」、とっても食べやすく美味しい。


岩魚を焼いたものと「ウラベニホテイシメジ」も全て平らげた。

天ぷらは、「南瓜」、「月山筍」、「アケビ」、「マスタケ」、「舞茸」を抹茶塩で。

ご飯は「シシタケ あるいはススタケごはん」で、とっても地味あふれるものだ。

汁物がきのこが4種類入った「いもこ汁」、最高だった。YHは三杯お替りしていた。

全体的に珍しいきのこがふんだんで、秋を思う存分味わった。

友人らとは朝方1時半まで語り合った。
寝床に入ってからもあいかわらず風の音、雨のばらつく音が凄い。


次の日の朝は、YHが志津を離れるのが天もわかって、次第に晴れ間が見えてきた。

朝食はオーソドックスだが昨晩のいもこ汁とシシタケご飯を再びご馳走になった。






帰りは2011年9月に訪れた時と同様、ご主人と奥様が笑顔で見送ってくれた。


皆と別れてから、ちょっと地蔵池周辺を散策した。

【お地蔵さん】








紅葉の見ごろはもうちょっと後のようだ。


月山に行く街道の手前の方だけ歩いてみた。
様々な紅葉した小高木や赤い実を見つけることができた。

【マユミ】

ニシキギ科 ニシキギ属

ちょっとぼやけたが、たぶんスイカズラ科ガマズミ属の「ガマズミ」。


【ヤマアジサイ】


ウルシ科ウルシ属の「ヌルデ」




【ブナ】


帰りに「道の駅にしかわ」できのこをお土産に買った。


【なめこ】


【原木舞茸】


【ホンシメジ】



これらのきのこを使った本日の晩御飯


【舞茸ご飯】


【ホンシメジ、舞茸、鶏肉、インゲンを使った煮物】


ホンシメジの味が濃い。


こちらも併せてご覧いただければ幸甚。
http://blog.goo.ne.jp/utakata96/e/76fc559524f7cf72fb7140ced647f990


学生Rさんに聞いた話

2013-08-31 16:06:21 | 
夏休みを利用してラトビアにホームステイしていたRさんにお土産を頂きました。


チョコレートのお菓子です。
説明書きはラトビア語でしょうか、まったく読めません。


後ほどゆっくり賞味したいと思います。

私 「ホームステイ先ではどんなもの食べていたの?」

Rさん 「肉料理が中心で、トナカイの肉も食べました。」

私 「トナカイ!?」

Rさん 「言われないと何の肉かわからなかったです。違和感がなく、結構美味しかったです。」

珍しい食べ物に食指が動く私は、脳みそがトナカイでいっぱいになっていきました。

以前、バルト三国は公衆トイレが有料だと聞いていたので、本当か尋ねると、やはり公衆トイレと駅のトイレは有料で
お店の中のトイレは無料で使えるそうです。

有料トイレはコインを投入するとドアが開く仕組みを想像していましたが、実際はトイレの外に係りの人が立っており
50円~80円ぐらいの使用料を払い、あらかじめ、自分の使う分量のトイレットペーパーを巻き取って入室するのだそうです。
国が変わると、ずいぶん事情も変わりますよね。

長旅の疲れを微塵たりとも見せず、素敵な笑顔で会話してくれました。


願わくば

2012-05-09 09:51:58 | 
 先月の28日、仲間と上山に集った。
上山城に近い宿だったので、桜の満開を堪能できた。


殊更夜の上山城が格別であった。
天守閣の隣に半月が煌々と光り、そこにライトアップされた桜が彩る。
まさに絵に描いたような絶好のポイントだったがカメラを忘れたので
しっかり脳裏に焼きつけてきた。

西行は旧暦の2月15日に次の歌を残している。

願わくば 花の下にて 春死なん

                   その望月の如月の頃

旧暦の如月の15日は現在の4月上旬にあたる。

東海道五十三次

2012-01-25 23:29:03 | 
江戸と京都を結ぶメインルートは、百二十六里あまりの東海道だった。
歌川広重で有名な「東海道五十三次」とは江戸品川宿から滋賀大津宿までの53の宿場を指す。
五十三次の次は「人馬を継ぐ」を意味する「次ぐ」。
江戸時代、公的な荷物は宿場ごとに止められ、中身をあらためられた上で先の宿場に継いで行く決まりになっていて、そこからきた言葉である。

華厳経において、善財童子が文殊菩薩の命により、53人の師を経て普賢菩薩のところで
悟りを開いた。
その謂れから、徳川家康は、江戸(穢土)から京(普賢菩薩の住まう所)への五十三に定めたということだ。

旅は道連れ世は情け、「東海道中膝栗毛」の弥次さん、喜多さんのように酔狂な旅に出かけたいものだ。
因みに膝栗毛とは、膝を馬(栗毛)の代わりに使うことから、徒歩での旅をいう。

志津 清水屋旅館を楽しむ

2011-09-18 19:44:33 | 
今日は、家族5人で月山近くの志津にある清水屋旅館に日帰りでお邪魔しました。
目の前が五色沼という恵まれた環境にあります。

以前高校二年の秋にMR50という原付で五色沼を訪れたことがあります。
店の名前は忘れましたが、その時食べた山菜蕎麦が美味しかったこと!
今でも脳裏に留まっています。

家を10時に出発、月山道(国道112号線)をひた走り、弓張平を通って11時7分に到着です。

まず温泉で汗を流しました。




切り傷、火傷、慢性皮膚病に効用のある綺麗で温まるお風呂でした~

お昼ごろ待望の食事です。
別室でゆったりとご馳走になることが出来ました。



旬のキノコ料理満載です!
ホウキタケと冬瓜、シャキシャキとした歯ざわりでした。


サクラモタシと蒟蒻の煮物

私も昔よく採ったきのこです。

月山筍の味噌煮

歯ざわりが最高です。

アケビの舞茸詰め

アケビの皮を干さず、舞茸、味噌、挽き肉を詰めて炒めた料理です。

私が特にお気に入りの一品です。

珍しかったのがマスタケ。鱒の色をしているのでマスタケだそうです。
栗の木に生えるマスタケは特に酸味が強くなるとご主人が教えてくださいました。

程よい酸味と爽やかな香り、シミ豆腐のような食感を楽しめました。

コゴミの胡麻和え


焼物は岩魚、ミズの実添え


お刺身は紅鱒


天麩羅は南瓜・舞茸・月山筍・ミズの葉・アケビ


ご飯は、シシタケ(ススタケ、香タケ)ごはん。最高です!


あと特筆すべきは、いもこ汁の美味しいこと。シャカシメジや木耳、牛肉などの旨みが
何十奏にもなって美味しさを表現していました。


おなかいっぱい戴きました。ご馳走様です。



宿の眼前に広がる光景は、時より波紋が寄せ返し神秘的に水を湛えていました。





円(まどか)な山、月山も眺望できました。


時にはセンチコガネが出没したり


鮮やかな木苺を目の当たりにしたり


とても有意義に過ごさせていただきました。

帰りにかさ丈17センチ、柄の長さ22センチもある巨大なウラベニホテイシメジを頂きました。醤油で焼くのが半分、後の半分はバター炒めでご馳走になります。


採れたてのキノコをあんなにもたくさんご馳走になり感謝いたします。

とても人情深くてあったか~い家族に遭遇できて幸せでした。

紅葉の時期や月山筍のシーズンに またお伺いしますね。



ありがとうございました。


〒990-0734
山形県西村山郡西川町志津20
清水屋旅館
TEL0237-75-2211

1日研修旅行

2010-10-18 18:06:39 | 
昨日、私達の地区の日帰り旅行がありました。バスでお出かけです。


行く途中、ヤナ茶屋もがみでお土産を購入しました。

原木なめこ


ブナカノカ スギカノカに似ていますが、ブナの老木に生えます。


山ワサビ 熱湯で湯がいて細かく切って醤油漬けにしました。


山葡萄

ポリフェノールたっぷり


前森高原でもお土産を
特製ベーコンとウインナー



8時半出発で11時半に『保養センターもがみ』に到着です。
温泉でゆったり体を休めた後、宴会です。


ビールにお酒注がれること注がれること、そんなに飲めません。




帰りは『JAねまる』というところに寄りました。「ねまる」は最上弁で「休む」という意味だそうです。西村山では「ねまる」は「蝉がねまる」という風に違う使い方をします。



帰りのバスの中で虹が見えました。


疲れたけど良い旅でありました。