乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

人類よ、奢るなかれ。汝の知恵は、とるに足りないことを知れ。

2009年01月23日 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

 

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 一月二十二日木曜日。

 図書館から電話連絡を頂いた。

 予約しておいた本が二冊入ったという。

 先週借りた六冊の本は、まだ一冊も読めてない。

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 一週間の間、読書なしか・・・。

 こりゃ、大事だ(爆)

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 風邪をひき、頭痛が続いたという理由も否定できない。

 風邪は三日ほどで回復したが、調子が出なかった。

 こんなはずではなかった。

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 友人からは毎日のように電話。

 思い悩むことが多いのだろうか。

 受け身の体勢。

 せきが切れたように彼女は話す。

 相談には真面目に考え、私なりに答える。

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 最近、とある方からメッセージを頂戴した。

 依然とブログの雰囲気が微妙に違うと教えていただく。

 そうかも知れない。

 ここのところ、雑感が多い。

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 ここら辺で、元に戻したい。

 前向きだった明るい自分に戻りたい。

 実生活では、今もなお、友人に相談を受ける事の多い私。

 今月中に、改善策を立て、前に進もう。

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 写真は気にいってないが、結構気になってはいる。

 人間があざらし(実はアシカ)を見ているのか、人間があざらしに遊ばれているのか。

 いや、表現がまずい。

 あざらし(実はアシカ)が人間を見ているのか、あざらし(実はアシカ)に人間が遊ばれているのかという方が、的確かも知れない。

 賢いあざらし(実はアシカ)だった。

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 人類よ、奢るなかれ。

 汝の知恵は、とるに足りないことを知れ。 

 

 そう 感じさせるべく 光景だった。

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 文中で あざらしと書いております生き物は アシカの間違いでした。

 訂正させていただきます。

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乱鳥 徒然雑感

2009年01月22日 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

 

 半世紀近くも生きていると、美しいと思える人に出会う事がある。

 それは生き様であったり、感じ方であったり、その人の目指すものによる。

 中でも、美しものを美しいと感じる人や、楽しい事を楽しいと素直に表現できる人に出会うと、素敵な生き方だなと感じる。

 絵や写真や書道などの芸術的な形であったり、また他の多くの表現法が考えられる。

 自分の意見として、芸術や文芸に対してこなれた批評や反論のできる人も、好きだ。

 

 気が付いていてみると、知人や友人など私のまわりにはそういった方が非常に多いように思う。

 一人でも団体でもいいが、自分の好きなことに集中できる方がほとんどのようだ。

 美しいものを被写体以上に美しく艶やかに表現する方が多いのには、感心する。

 それは論文や批評文であったり、写真であったり、絵や書道といった事で表現されている。

 物欲だけではなく、文化的な精神面でも豊かな方が多い。

 

 芸術関係では、私のまわりには、○画○術監督や○画○台衣装や工芸デザイン家や彫刻家や複数の画家がいる。

 その多くはもう亡くなられてはいるが、古い映画や時代劇などを見ていると、度々その名前に出くわす事がある。

 また日本の某画伯の名を見る度に、今は亡き人たちを偲ぶ。

 そんな時、嬉しさと同時に、私はこんな事でよかったのだろうかといった後悔の念に苛まれる。

 私はこの半世紀、何という無駄な時間を過ごしてきたことだろうか・・・。

 全ては、自分がまき、自分が選んで歩んだ道である。

 後悔などするべきではない。

 ただ、これからの時間は有意義に過ごしたい。

 今から何ができるというわけではない無力に固まりのような人間ではあるが、美しいものを美しいと感じ、素直に美しいと表現できる生き方を歩みたい。

 元気に歩める残された時間を、大切にかみしめるように使いたいと思う。

 

 写真は前回と同じく、イラン。

 去年秋にに行ったマスレという村で出会ったご年配の男性。

 イラン人の方は日本人に比べてかなり年上に見えるので、想像するよりも十歳以上は年齢を引いた方が、実年齢に近づくかも知れない。

 イラン人はハイカラで、第一印象は服装で見るという。

 この男性は一体どういった生き方をされてきたのだろうか。

 イランに行くと、人に出会う都度、そういった疑問が生じてくる。

 言葉が通じない分、笑顔であったり 仕草であったり 服装やお顔の表情からそういった疑問を想像し 解決して楽しむことが多い。

 先日ブログに写真を載せた鍛冶屋の男性といい、この男性といい、実直で親切なイラン人男性であった。

 これらの男性のように、自分の顔に責任を持てる人生を歩みたいものである。

 

 今日は一月二十三日。

 先日十八日に今月を振り返ってから、かなりの時間、無駄に時間を過ごしてしまった。

 さて、今年は何をしようか。

 まだ始まったばかりで、今なら取り返しもつくというものだ。

 

 やりたいことを箇条書きにする。

 墨をすり、和紙に書き上げた。

 覚え書きを、自分の机の前に貼る。

 これでよし、万事オーケー。

 これからは お金の節約よりもまず、時間の節約を考える年齢である。

 

 いちについてぇ~ ようぃ~、

               スタート!

 

 

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懐かしのイラン

2009年01月21日 | イラン2007~2010(6回)

 

 何だか懐かしくって、イランの写真を見ていた。

 去年は マスレという山沿いの村に行ったんだ。

 その村は 屋根づたいに道になっているんだ。

 のどかで、みんないい人達だった。

 どんぐりや木の実やバナナを持ってきてくれたり・・・。

 オカシやパンもいただいたりな。

 みんな親切だった。

 イランのよき生活の中に紛れ込んだ感じだったよ。

 夜になると、村中のみんながモスクに向かう。

 坂道をあるいていく人々の姿は美しかった。

 

 この村は好きだな。

 また行きたくなる村の一つだけど、それは難しいかな・・・。

 

 この村はとても好きだから、もっと早く紹介したかったんだけど、なかなか時間の都合がつかなくて・・・。

 今回も鍛冶屋のおじちゃまだけ・・・。

 近いうち、記録したいなと思っている。

 

 イランは素晴らしい国だから、いっぱい紹介したいところがあるんだけれど、数が多すぎて、写真や頭の整理ができてないんだ。

 

 この間からイランがとても懐かしくて、夫と大阪のイラン料理の店『ラ・ペルセ』に行ったよ。

 向こうで食べた懐かしい料理をいっぱい注文したよ。

 お味は日本風にかえてあったけど、満足はしたかな(笑み)

 ここは日本だから、お酒各種もメニューにあった。

 是はありがたいと、私たちはワインを頼んだよ。

 イラン人の女性が赤ワインをついでくれた。

 何だか妙な気分。

 

 一昨年にお医者さんというイラン人男性から、自家製ウオッカ(本来 イランでは行けないことなんだよ)を頂いたのが忘れられないな。

 インパクトの強いお味で、美味しいと言うより、うまかった。

 彼の奥さまに頂いたお菓子やスイカも美味しかったな。

 奥さまとは仲良くなって、正式な挨拶もしたよ。

 イランは好きだな。とてもいい国だ。

 

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神戸の 王子動物園でアザラシ(実はアシカ)と遊び観察する 暇人のお馬鹿な話

2009年01月20日 | お出かけ

 

 先日 兵庫県神戸市の 王子動物園に行く。

 王子動物園は娘の希望。

 動物園、そして娘といっても、彼女は20歳を過ぎている。

『彼氏と行けばよいものを・・・。』

と、内心つぶやく私。

 案の定 園内は、カップルか親子連れ(といっても 小さな子を連れた親子)が多い。

 

 彼女はシロクマが泳いでいるところを見たかったらしい。

 ところが当のシロクマは寒そうだ。

 注意書きを読むと、『ドボンタイム』といったものがあるらしい。

 冬は寒いため水に入らないため、日に一回 時間を決めて強制的に水の中に落とすらしい。

 何まぁ!シロクマが寒いのか・・・。

 私は驚いた。

 

 写真はアザラシ? (実はアシカ)だったろうか・・・。

 機嫌良く泳いでいた。

 水槽の横から見ても、上から見ても、豪快な泳ぎっぷり。

 

 彼らは三頭いた。

 しかし顔も大きさも、泳ぎも息継ぎも違う。

 一番大きい図体のおっさんアザラシ (実はアシカ)は、息継ぎの際 下品だった。

 

「ぽぅうぅおはぁあぁあ!!」

の息継ぎは、周囲の騒音とさえ感じる。

 ところが一番小さな体のお嬢ちゃまは、

「ぷちゅ・・・。」

ってな調子。

 人間で言う 下品なおっさんと かわいい年頃の女の子のくしゃみのようだ。

「ぶぁあくじょんがらびっち!!ぴくっつ!!」

てな桶を転がしたようなくしゃみに対して、乙女の恥じらいを感じる、

「く、ちゅん。」

程度の差はある。

 

 下品なおっさんと、恥じらう乙女の差はあれど、息継ぎには共通点があった。

 体を捻りながら、水中回転。

 顔が上に来たときに

「ぽぅうぅおはぁあぁあ!!」

或いは

「ぷちゅ・・・。」

であった。

 

 そうそう・・・。

 世の紳士的な殿方に怒られ、敵に回しそうなので、この辺りで弁解しておかねば・・・。

 王子動物園で見ていただければわかるのですが、一番図体の大きなあざらしは、寅さんハットと腹巻きとすててこが似合いそうな、そんな気のよい愉快な野郎だったのです。 

 私はこやつに親しみをこめておっさんと呼ばせていただいております事を付け加えて起きます。失礼をば申し上げております。なにとぞ お許し頂きたいと願うばかりであります。(笑み)

 

 写真(全て)はアザラシ (実はアシカ)の恥じらう乙女のお茶目ちゃま。

 彼女は どうも子どもが好きな様子。

 彼女は色(赤)で判断しているのかと思っていたが、手袋をはめた子どもが好みのようだった。

 ちなみに、手袋をはめない子どもには、近寄り方が少なく、悪い。

 

 順序立ててみると、

 1.手袋をはめた子ども

 2.手袋をはめた若者 (私の娘)

 3,手袋をはめた大人

 4,手袋をはめて無い子ども

 5,手袋をはめて無い大人

の順で、近づいてくるということが、長時間見ている内にわかった。

 加えて言うならば、

 1.動きの大きい 手袋をはめた子ども

 2.動きの大きい 手袋をはめた若者 

 3,動きの大きい 手袋をはめた大人

 4,動きの大きい 手袋をはめて無い子ども

 5,動きの大きい 手袋をはめて無い大人

 6,動きの小さい 手袋をはめた子ども

 7.動きの小さい 手袋をはめた若者 (私の娘)

 8,動きの小さい 手袋をはめた大人

 9,動きの小さい 手袋をはめて無い子ども

10,動きの小さい 手袋をはめて無い大人

といった感じで、赤色よりも肌の色を避ける結果に落ち着いた。

 とはいえ、水槽の外部の様子が察知できるのが、不思議なんだけど。

 屋外水槽に通じているから、わかりやすいのだろうか・・・。

 

 というか、私って暇人だな^^;;

 

 

 

 

 文中で あざらしと書いております生き物は アシカの間違いでした。

 訂正させていただきます。

 

 

 

 

 

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一月 前半月を振り返って 思う

2009年01月18日 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

 (写真は平城京近くの民家 1月14日)

 

 

 一月十八日

 気がつくと 新たな年を迎えて 半月が過ぎる。

 一年の1/24 を終えた事になる。

 

 今年は前年度よりも有意義に過ごそうと、心に誓ったのは、昨日のことのようにも感じる。

 折り返し地点も過ぎた今、月日が流れるのは思いのほか 早いものだと、痛感。

 

 この半月、私はいかように過ごしたかと反省する。

 こういった定期的な振り返りの機会を、今年は持ちたい。

 

 まず、本はこれまでに十一冊は読めた。

 冊数を記録することが目的ではないが、自分の興味のある分野を、まずまずは 楽しめたのではないかと感じる。

 

 芝居・映画関係は とりあえず初春歌舞伎の昼の部と映画一本を観ることができた。

 後半は歌舞伎夜の部を楽しむ予定である。

 ただ、最近は時間がなく、テレビで歌舞伎チャンネルやシアターテレビジョン、映画なども見ることができないであるのが、非常に残念。

 

 一月前半は比較的多く出かけることができた。

 斑鳩、信貴山、平城京、京都、姫路、王子動物園、浮世絵、歌舞伎、宝恵駕篭、映画、某教室など、結構楽しむことができた。

 ただ歌舞伎は三人(夫、娘)と平城京の一人を除いては、全て どちらかの子どもと出かけている。

 もう少し自分だけの時間を持ちたいとも感じる。

 そういった点で、読書は適している。

 読み始めると、自分の時間が満喫できる。

 また、読み終わった後は 夫婦の会話、親子の会話、友人との会話(主に電話)が弾み、一石二鳥である。

 今年はこの楽しい時間を充実させ、もっと有効な生き方を考えたいと せつに願う。

 

 さて一月の前半よりは日が短いが、十九日から三十一日の間、どのように過ごそうかと考えるのも楽しいものである。

 できるだけ、自分にとって満足のいく時間を楽しみたい。

 愛する人達や或いは自分だけで歩みたい。

 自分なりに有意義に過ごしたいものである。

 さぁて 後半・・・少しはテレビを観る時間を作ろうか・・・そんなささやかな予定を立ててほくそ笑む自分が愛おしい。

 

 最後になりましたが、私乱鳥は 皆さまのご活躍を心より楽しみにしております。

 今後とも、どうぞよろしくおねがいいたします。

 

 写真は一月十四日。

 先日一人で参りました、平城京近くの民家です。

 雨雪が降り、強風。

 とても寒い日を肌身に感じて、楽しんで参った次第です。

 

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唐草文様 『均整唐草文軒平瓦』   姫路城にて

2009年01月18日 | 美術・文様・展示物

 

   唐草文様

  『均整唐草文軒平瓦』   姫路城にて

 

 

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 先日 娘と姫路城に行った。

 姫路城では興味深い物がいくつもあった。

 その一つとして興味をひかれた物の中に、唐草文様の瓦があった。

 唐草文様について以前から何度も取り上げているが、植物文様の一つ。

 西の文化の影響をもろに受けていると考えると、心は弾む。

 

 images  (A)

 (A)の瓦を見つけたときには、目を疑った。

 私は何も知らなかったので、姫路城や黒田氏とのキリシタンとの関係を知らずにいた。

 (A)を見ると真ん中に十字架が顕著に記されている・・・と思った。

 

 ところが、説明を読んでみると、やはり私と同様に考えられている人もいるらしいが、関係は考えなくて良いような事も書かれていた。  (B)

 (B)

 

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 (B)説明の均整唐草文軒平瓦(きんせいからくさもんのきひらがわら)は日本の瓦の代表的な物の一つとも言える。

 瓦当厚5.5㎝位の物も多い。

 こういった瓦は姫路城に限らず、京都の 『教王護国寺跡」』(東寺・京都府京都市)にも残されている。

 こちらの瓦は 姫路の十字架ではなく、ハート状の飾りを中心に左右対称にして巻き草状の唐草が伸びている。

 つまり均整唐草文軒平瓦とは、中心とした文様から左右に唐草文様が延びているのが特徴。

 

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 姫路城は『姥ケ石』がきっかけとなり、城の石垣を積み上げることができた。

『姥ケ石』とは、なんとドラマ性を感じる名前だろう・・・。

 うっとりとする。

  (C)

 

 そして 黒田孝高は一時キリシタンの洗礼を受けシメオンと名乗り、自らが姫路城改築に一役かった。

 場内にはこのことを後世に残すための 一枚の十字架の瓦が今も残されている。

 姫路城を近世城郭にした池田輝政はこの十字架瓦を黙認し、今に残されると行った重要性を感じる。

 日本全国に多くの城はあるがキリシタン禁制の時代を経て、十字架の瓦が残るのは姫路城とのこと。

 そんな背景の中で、 images  (A)の十字架文様は一体何なのか・・・。

 本当にキリシタンとは無関係なのか?

 そう思うと、(B)を手放しに信じる事はできない私である。

 確信は持てないが、何かに関連性を求めたいという、ド素人一主婦の希望的観測。

 全くの無関係とするには、私には参考文献と知識を持ち合わせてはいない。

  どなたかご存じの方がいらっしゃいましたら、どのようなことでもお教えいただけましたら嬉しいです。

 

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11: 『宮田登 日本を語る 8 ユートピアとウマレキヨマリ』 宮田登 著 吉川弘文館

2009年01月16日 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

 

(写真は今宮戎の日に 大阪・道頓堀で。宝恵駕篭などの前を歩かれる 芸者衆のお練り。   1/10 )

 

記録だけ  

 

2009年度 11冊目  

 

『宮田登 日本を語る 8 ユートピアとウマレキヨマリ』

 

  

 宮田登 著

 発行所 吉川弘文館

 2006年9月10日

 243ページ 2730円

 

 本日、『宮田登 日本を語る 14 都市の民俗学』を読了。

『暮らしの中の文化人類学』(波平恵美子著)やその他とと併読していたので、若干内容があちこちごちゃついたきらいはあるが、内容が興味深いので丁寧に楽しむ。

 

 女護ヶ島は波平恵美子女氏の夜ばいの話しにだぶる。

 

 体内としての聖山は正月に参拝した信貴山を思い浮かべる。

 

 幡竹の話しも興味深く、春日大社おん祭の能楽入り口に立てられた竹笹の鳥居とイメージが多少重なる。

 竹は思いの外、意味深いようだ。

 

 京都の八つ橋で有名な『聖』。 この聖という言葉にも意味が深くあったのだなと思いつつ、生八つ橋とニッキの香りに心奪われる。

 月曜日、息子に買ってきてもらおう・・・。

 いつもながら 少々ふざけたにんげんだな、私って^^

 

 落語についてはシャーマンとしての噺家が書かれていた。

 落語や民話や伝承文芸の意味合いも楽しい。

 

 隠里の『椀貸伝説』は柳田國男氏の『山の人生』でも出てきたことを覚えているが、非常に興味深い。

『椀貸伝説』に関する本を読んでみたい。

 この場合は山の穴蔵が、あの世とこの世の境界となっている。

 境界について書かれた本を探すのが先決かも知れない。

 

 他にも興味深い内容がてんこ盛りの、質の良い 幕の内弁当といった感じの一冊であった。

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10: 『暮らしの中の文化人類学』《平成版》   波平恵美子 著  株 出窓社

2009年01月15日 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

記録だけ  

 

2009年度 10冊目  

 

 『暮らしの中の文化人類学』《平成版》

 

  

 波平 恵美子 著

 株 出窓社

 1999年10月22日

 213ページ 1429円+税

 

 本日『暮らしの中の文化人類学』《平成版》を読了。

 これがなかなか興味深い内容が多く面白い。

 女性らしい決めの細やかさで、丁寧に書き上げられている。

 

 個人的に興味深い項目としては、つぎのようなもの。

 1,節約と浪費の生活律で、ハレとケとの関連性を示されていた。

 2,女の性と霊力での、女性の不浄性。

   山や鳥居、女の家、漁における女性隔離など。

 3,若ものをめぐる問題の若者の性での夜ばいなどの問題や行われ方は具体的で、知らない事が多く書かれていた。

 

 波平 恵美子さんはなかなか面白い内容を取り上げられていた。

『ケガレ=不浄』説は本書でも注目していたが、今 著者の説明を読むと、注目を集めたとのこと。

『ケガレの構造』(青土社)『ケガレ』(東京堂)は読んでみたいと感じた。

 

 

 波平 恵美子

  1942年 福岡生

  お茶の水女子大教授

  専攻 文化人類学

  九州大学教育学部卒

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大阪松竹座壽 初春大歌舞伎   昼の部  2009年

2009年01月15日 | 歌舞伎

(写真は道頓堀川対岸の宝恵駕篭出発式の様子。

                   1/10 今宮戎の日に)

 

 

   大阪松竹座壽 初春大歌舞伎

   平成21年1月3日(土)~27日(火)

 

 

 一月十日、夫と娘と私の三人で 大阪松竹座壽 初春大歌舞伎 昼の部を楽しむ。

 今回は『義経千本桜 鳥居前』、『良弁杉由来 二月堂』、『玩辞楼十二曲の内 廓文章 吉田屋 』、『お祭り』の四演目。

 家族は『吉田屋』が印象深いと言っていた。

 まぁ、感想としては、妥当な線だろう。

 だが、仁左衛門丈の『お祭り』は鯔背である。

 にひ!!っと笑い、きり!!っとしまる。

 なんと言っても、いい男っというより他はない。

 蝶柄の首抜き衣装から男前の仁左衛門丈のお顔。

 祭らしく、また正月にも合う獅子舞のような衣装は 江戸の心意気を感じる。

 私はといえば、鼻の下はのびきり。でれでれの阿呆状態。

 こんな女房、母親に、家族たちはよくつきあってくれているなぁと、心より感心及び感謝(笑み)

 だが、夫の話によると、男性から見ても、仁左衛門丈の祭姿は格好いいらしい。

 彼は若干の焼き餅を焼きながらも、まぁ仁左衛門丈では仕方なしといった様子。

『よしよし。お前さんも、男前だよ。』

と、内心思いながらも、声には出さない私。

 感謝の念で、家族には頭が上がらない。(笑み)

 

 『義経千本桜 鳥居前』も良かった。

 というか・・・翫雀丈の大好きな私にとっては、たまらない。

『カッコイイ~!』

と、うっとり。

 もうこうなれば仁左衛門と同様、理屈ではないな。

 とはいえ、 好きな役者の多いこと、多いこと・・・。

 両手では数え切れないほど好きな役者が多い私は、お座敷鳶ならず役者鳶か。(笑み)

 孝太郎丈の静御前も、うん!!いい、いい。

 いつもの事ながら、気品を感じる。

 

『義経千本桜 鳥居前』の花道での

「♪もうし、もぅし だんなさま~♪」

の場で、声を出して歌う香具師がいた。

 誰でも知っている台詞を歌うのは、御願いだから やめて欲しいな・・・。(笑み)

 好きな場面が、台無しだよ(笑み)

 

 

『良弁杉由来 二月堂』は我當丈が大熱演。

 涙ぐちゃぐちゃで、顔は目張りが流れて真っ赤に頬が染まっていた。

 私は我當丈が大好きなんだ!

 大好きといえば 秀太郎丈も同様。

 今回の秀太郎丈のメイクには感心した。

 彼女、いや、秀太郎丈とはわからぬくらいの地味な作り。

 上手い!

 声を聞いて、秀太郎丈とわかったよ。

 

『良弁杉由来 二月堂』の話しは至って単純。

 鷹にさらわれた我が子の様子を、母が杉の幹に張り紙。

 そして再会。

 こんなに短く書いたら、怒られるかな(笑み)

 肉付きありを付け加えておこう(笑み)

『良弁杉由来 二月堂』の筋や台詞は結構地味だから、好みが分かれるところかな。

 

 

『吉田屋』も『義経千本桜 鳥居前』も、今までに何度観たか知れない演目だが、何度観ても良い物は良いし、楽しい。

 今回も『葛の葉』の時のように 扇屋丈が熱演。

 始まって三分の一くらいは台詞のあとに手の仕草やしなをつけ、人形浄瑠璃のような手法を取り入れ、籐十郎丈の仕草を上手く取り入れられていた。

 そこの部分は特に好きだったな。

 

 中判にさしかかり、今度は細やかさと言うよりも、全体の雰囲気で演じられていた。

 籐十郎丈とは少し演じ方は離れたが、若さがあって良しとしよう。

 ただ残念なことに、冬芝居でありながら暑苦しかった。

 寒さを感じさせないのが、惜しい。

 茶をこぼし、ぬぐう場面で、着物に汗が落ちたのには少し唖然。

 茶(実際には無い)をぬぐわず、少々汗に目を奪われ、手ぬぐいでおさえておられた。(笑み)

 舞台はことのほかライトなどで暑いのだろう。

 役者さんたちのご苦労を 身にしみて感じた演目であった。

 

『吉田屋』は家族の言うように、今回印象深い舞台であった。

 全体に楽しめ、満足した。

 籐十郎丈が少し控えめで、扇屋丈をもり立てておられる様子が伝わってきた。

 こういったふとした ほんの一瞬の表情は、役者さんのお人柄が伺えて、私は好きである。

 

 夕霧といえばこんな事があった。

 私が観た十日、伊左衛門が炬燵で寝ていて 夕霧が入ってきたときのこと。

 たいへんに上手い、いい声の大向こうがかかった。

「成駒屋!!」 

 アラ!ら~、やっちまったね。(爆)

 

 扇屋丈は最近めきめきと力をつけられているのだろうか・・・。

 ここのところ、注目し始めている役者さんの一人である。

 

 紙衣着て引っ張られる仕草や夕霧をのぞき見に行く場面。すねる、ふて寝、炬燵またぎ・・・何度観てもこの芝居『吉田屋』は かわいいな。

 また、めでたしめでたし!が、心地良い。

 途中で今宮戎の宝恵駕篭に乗られた扇屋丈の様子なども盛り込まれ、初春らしい華やぎの感じられる舞台に仕上がっていた。

 

 

 待ってました!!

 またまた 『お祭り』に戻ってきた。

 もう、何も申しますまい。

 親子そろわれての息(粋)の合うこと、この上なし。

 良かったとだけ、付け加えておきましょう!!

 

 

 

 昼の部

 一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら) 鳥居前

   佐藤忠信実は源九郎狐  翫 雀             

   源義経  愛之助           

   武蔵坊弁慶  薪 車             

   静御前  孝太郎

二、良弁杉由来(ろうべんすぎのゆらい) 二月堂

   良弁大僧正  我 當             

   僧順円  吉 弥             

   同法善  薪 車             

   渚の方  秀太郎

三、玩辞楼十二曲の内 廓文章(くるわぶんしょう)  

         吉田屋           

   藤屋伊左衛門  扇 雀         

   吉田屋喜左衛門  段四郎           

   女房おきさ  竹三郎            

   扇屋夕霧  藤十郎

四、お祭り(おまつり)              

   鳶頭  仁左衛門              

   芸者  孝太郎

 

 

 最後になりましたが、この記録はあくまでも一月十日に演じられた舞台を観た、個人的な感想です。

 他の日や 他の方はまた違った印象を受けられるかも知れません。

 お気づきの点などがございましたら、お教え下さいますれば嬉しいです。

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9: 『宮田登 日本を語る 9 都市の民俗学』   宮田登 著  吉川弘文館

2009年01月14日 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

 

記録だけ  

 

2009年度 9冊目  

 

 『宮田登 日本を語る 9 都市の民俗学』

 

  

 宮田登 著

 発行所 吉川弘文館

 2006年10月10日

 226ページ 2730円

 

 昨日から 『宮田登 日本を語る 9 都市の民俗学』を楽しんでいた。

 この本は暮れに子どもが大学から借りてきてくれた物。

 返却期限は 確か今日。

 子どもに申し訳ないことをした。

 宮田登 日本を語るシリーズは あと一冊借りてもらっている。

 早急に読まねばなるまい。(笑み)

 

 宮田登 日本を語るシリーズは前回、11月24日に楽しんだ。

 これでやっと、七冊目。

 全部で十六冊だから、まだまだ楽しむことができる。

 

 本題に戻って、少し記録しておこう。

『宮田登 日本を語る 9 都市の民俗学』はハレやケに触れられていた。

 稲荷信仰や富士講などが詳しく書かれ興味深かった。この項目はかなり参考になった。(笑み)ノートにつけて折るので、詳細は省く。

 

 明治十年代に三度にわたって来日したモースにも若干触れられた記述あり。

 

 楽しめる一冊だったが、こう単純におもしろがっていても良い物なのだろうか・・・。

 知恵が無い。

 宮田登は百冊以上本が出ているが、覚えが悪いので(爆)もう一度丹念にノートをとりながら、読み直そうかと考えている。

 

 

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『四大浮世絵師展』は楽し!    京都駅ビル 美術館「駅」

2009年01月13日 | 美術・文様・展示物

 

 

  『四大浮世絵師展』は楽し!

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 一月四日。

 こどもと 京都駅ビル 美術館「駅」 で 『四大浮世絵師展』を堪能した。

 これは浮世絵収集家の中右 瑛(なかう えい)氏のコレクション。

 作品数はことのほか多く、急ぎ足で歩いて見ても、ゆうに三時間はかかる。

 浮世絵は質の高い物が多く、また保持状態もきわめてよい。

 写楽・歌麿・北斎・広重を170点の展覧会というだけはある。

 

 浮世絵は好きで山形に行ったときにも広重美術館を楽しんだ。

 また個人的にも役者絵や他を少しは集めている。 

 

 浮世絵を見ているとワクワクする。

 歌舞伎を見ているようにワクワクする。

 会場を少し歩くと鯔背な男絵がいっぱい。

 そのなかでも、きわめて渋い顔。

 遠目に見ながら、息子に、

「男前やぁ~。」

と、思わずため息。

 それもそのはず。

 幸四郎先祖のの役者絵だった。

 ほほう・・・。

 昔から、男前の血筋だったんだ。

 

 團十郎と海老蔵の絵は強面。

 菊五郎やなんかも面影を残す。

 男前の役者絵が、私の心を躍らせる・・・。

 

 いろいろな芝居の浮世絵。

 仮名手本忠臣蔵はシリーズになっていた。

 何段と書かれていたが、こどもに芝居の様子を説明していると、

「おかぁさん、もういいよ!」

と遮られる。

 猪を見て、息子が手を出して、財布の塩梅を確かめる仕草^^

『五十両~~!』

と、アクセントのある声を出す。

 親子そろっての大笑い!!

 浮世絵は楽しい。

 

「おかぁさん、どうして仮名手本なんだろう・・・。」

 待ってました。その話し。

 会場を出てお茶をしながら、四十七説明にせきが切れる。

 本当に、バカ親。

 

 演目は他にも数多くあった。

『暫』や『花菖蒲文禄曽我』は遠くから見ていても一目瞭然。

 

 狂歌の彫られた浮世絵は結構難しい。

 読むだけでも手間取るのに、意味まで考え出すと、その場を離れられない。

 こどもは同じように横で悪戦苦闘。

 こりゃこりゃ!お前を頼りにしているというのに、何という親子そろっての 無様ぶり。

 

 北斎の 赤富士と青富士が並んでいた。

 富嶽三十六景か・・・。

 いやぁ~、実に爽快。

 赤富士の鰯雲。全体に重い。

 青富士山の稜線は油の描き始めの輪郭のように濃青色で色どられ、山腹は白い。青のモノトーンは粋。

 

 北斎の潔いエロは心地がよい。

 中央に置かれた絵草紙なども、なかなかのもの・・・笑った。

 

 写楽は魅力的。

 意味は無いが、写楽は平賀源内とイメージが重なるのは私だけだろうな・・・。

 ことのほか小さく描かれた役者や郡が氏などの目の小ささがアクセントとなって、印象づける不思議な浮世絵師。

 絵と写楽との生き様が、何となく重複。

 

『写楽画』の前では二人が下を向いて、写楽顔を真似てみる。

『やばいな、この親子・・・。』

 私たちをもし見た人がいるなら、多分そのように思われるな。

  

 浮世絵にはバックに黒雲母を使われている物、白雲母をつい買われている物、黄抜きのものも合った。

 今まで意識してなかったので、たいへん得した気分。

 

 チビッ子スターの『大童山』

 これがきわめて金太郎さんに似ている。

 可愛らしい。

 

 歌麿の美人画は美しい。

 女性に関心が無い私でも、楽しめる。

 鏡の中にうつし出された浮世絵などはこじゃれている。

 あれ、これは広重だったか?

  

 広重!

 役者絵や美人画が沢山出てきて驚いた。

 遊郭の様子や茶筅売りなど、当時の様子が見られるのも、浮世絵の楽しいところ。

 こどもが、

「昔は茶筅売利はこんな風だったのかな?」

 私は

『知らんがナ!』

と思いながらも、

「外郎(薬)売りや饂飩・蕎麦屋出前やお面売りだったら、芝居に出てくるけどもね^^」

と、その場を逃れる。

 こどもは、

「それだったら、みたよ。」

と、不審そうな顔。

 何処までも、恥をかかせるやっちゃナ!

 

 広重の絵は途中でコロコロと変わっていた。

 これは別人が絵かいたことを示している。

 広重は一帯何人いたのだろうか。

 

 広重の肉筆画というのが 最後の部屋にあった。

 こちらはあまり感心しない。

 

 これら四人の浮世絵の他にも、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』などがあった。

 これには感激した。

 十返舎一九もこんな事もしていたんだと、心は高鳴る。

 親子 顔を見合わせて、

「十返舎一九はすごい。」

と楽しんだ。

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8: 同時代ライブラリー202 『柳田國男と折口信夫』   池田彌三郎 谷川健一 対談  岩波書店

2009年01月12日 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫
    2009年度 8冊目  

           

 同時代ライブラリー202 『柳田國男と折口信夫』 

                            

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 池田 彌三郎

 谷川 健一   対談

 岩波書店

 1994年10月17日第1版

 264ページ 1000円+税

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 同時代ライブラリー202 『柳田國男と折口信夫』を楽しむ。

 以前から気になっていた柳田國男氏の人物像が薄ぼんやりと浮かび上がってくる。

 以前から何かにつけ言われていたが、折口信夫氏や南方熊楠氏などとの関係、柳田國男氏個人の民俗学に対する根本的な姿勢がわかりやすく書かれた一冊。

 柳田國男氏の伝統芸能や都会に関する部分で、京都に住む友人と 長時間電話で話す。

 柳田國男氏の好きな彼女は、釈然としない様子。

 今回の電話では、宮田登氏の名前はあえて出さなかった。

 どうも彼女は、宮田登氏を鼻であしらっている感がぬぐえないのが悔しい。(笑み)

 まぁ、電話と手紙ばかりも何だから、花の季節に一度お茶でもしてみよう・・・。

 

 

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7: 『東大で 上野千鶴子にケンカを学ぶ』  遙 洋子著  筑摩書房

2009年01月11日 | 読書全般(古典など以外の一般書)
    2009年度 7冊目  

           

  『東大で 上野千鶴子にケンカを学ぶ』 

                            

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 遙 洋子

 筑摩書房

 2000年4月10日第9版

 250ページ 1400円+税

 

『東大で 上野千鶴子にケンカを学ぶ』を読む。

 上野千鶴子先生に加えて、遙 洋子さんも相当 頭の切れる方だったんだな。

 

 汝、戦う時を知れ(P.166~)で教授曰く、

「文化とは権力や経済を持たない負け犬の持つものです。」

という発言にはほくそ笑んだよ。

 私は教授の言う負け犬だが、趣味で楽しめて 幸せに暮らせているな^^

 アハ!来れも、負け犬の遠吠えか(笑み)

 

 教授の“たたみ込み切り返し論法”は頭が下がるな。

 そこを上手く 遙 洋子さんが表現^^

 表面を上滑りすることなく、彼女の真意を探りながら読まれることをお勧めする。

 そういった読み方をすると、女性社会の裏側が見えて、また違った意味で、楽しめるかも知れない。(笑み)

 

 

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正月、知恩院さんで 『神歌、絵馬、田村、熊野、弱法師、放下僧、他』に出会う喜び 

2009年01月09日 | 舞台・音楽 雑感メモ

  正月、知恩院さんで       

 『神歌、絵馬、田村、熊野、弱法師、放下僧、應重荷、椋、木曽、俊、猩々』に出会う喜び 

        

 

 幸運はさらに続く。

 籐十郎襲名披露の『夕霧名残の正月』や『仮名手本忠臣蔵』や謡曲の『神歌、玄象、熊野、俊、猩々』などの横には、『神歌、絵馬、田村、熊野、弱法師、放下僧、應重荷、椋、木曽、俊、猩々』の番組がかかげられていた。

 これは明治百年記念 謡曲大開番組の時の物らしい。

 

『神歌』に始まり『猩々』に終わる片山謡曲教室との共通。

 能楽には私の知らない決まり事がいろいろととありそうだ・・・。

 私は初歩の初歩、ただ楽しんでいるだけである。

 

『神歌』は三輪神社の能楽や他でも聞いたことがある。

 いずれも最初。

 上下を着て、凛としたお姿の能楽師の方々が一方向きに向かれて三角に座られ、謡われる。

「とうとうたらり たらりらたらり~♪」

 其の美しい声と静粛な空気は、心の奥底まで響き渡る。

 私は『神歌』がとても好きだ。

 

 番組には聞いたことはあるが知らない曲も多い。

 これは是非とも謡曲集で読んで楽しみたいと感じた。

        

    三輪神社で楽しませていただいた『神歌』 

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正月、知恩院さんで 『神歌、玄象、熊野、俊、猩々』に出会う喜び 

2009年01月09日 | 舞台・音楽 雑感メモ

 

  正月、知恩院さんで       

    『神歌、玄象、熊野、俊、猩々』に出会う喜び 

 

 

 なんと幸運。

 籐十郎襲名披露の『夕霧名残の正月』や『仮名手本忠臣蔵』の横には 謡曲の『神歌、玄象、熊野、俊、猩々』などの演目がかかげられていた。

 これは昭和三十九年七月四日に 片山謡曲教室から奉納された物らしい。

 

 中に『玄象』と合ったが、曲名すら知らない。

 これは「げんじょう」と言うらしい。

 早速謡曲二百番集でひいて、内容を調べてきた。

 龍神も出て、かなり見応えがありそうだ。

 私はどういう訳か龍好きである。

 

 息子が、

「おかぁさん、『猩々』は “しょうじょう”と読むのでいいの?狸のことでしょう?」

とかわいい質問。

 うなずく母。

 

 全部をあげると、『神歌、玄象、熊野、俊、猩々』などが書かれていた。

 聞きたい、観たい・・・。

 今年は初心者の私だが、能楽が楽しめそうな予感がする。

 もちろん、楽しめそうなといっても、何にもわかってないんだけれど・・・ね。

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