乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

15: 絵と文章でわかりやすい!『図解雑学 忠臣蔵』  菊池明 著

2009-01-28 | 読書全般(古典など以外の一般書)
 

(写真は 姫路城。 )

 

記録だけ  

 

2009年度 15冊目  

 

 絵と文章でわかりやすい!『図解雑学 忠臣蔵』

 

  

 菊池 明 著

 株 ナツメ社

 2002年11月8日

 265ページ 1300円+ 税

 

 一月、姫路城に行くついでに赤穂にも行こうかと考えていた。

 芝居にも大きく関わってくるからである。

 結局青春18キップでの日帰り旅行は忙しいので断念。

 そのかわりといっては何だが、雰囲気を味わいたいと思い、本で楽しむことにした。

 近松の『碁盤太平記(ごばん)』が『仮名手本忠臣蔵』の原型になったことは有名である。

 この本には、もう少し詳しく書かれていた。

 近松から『仮名手本忠臣蔵』の作者である竹田出雲が作劇指導を受けていたらしい。

 また『仮名手本忠臣蔵』の47文字の意味はオリジナルではなく、すでに『忠臣いろは軍記』で用いられていたとのこと。

 忠臣蔵の流れだけを楽しむのではなく、『忠臣いろは軍記』情報などは、もっけの幸いといった一冊。

 また、扇切腹なども説明され、読んで良かったと感じられる一冊だった。

 

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姫路城

2009-01-28 | お出かけ

 

   姫路城  (兵庫県)

 

 

 一月、娘と姫路城に行った。

 築城から400年間、一度も戦災にあわず、天守群や櫓、門などが往時のままの姿で残る姫路城は、思いの外広い。

 いろいろな角度から眺める姫路城は、それそれの表情を私たちに投げかける。

 歩く途中、行きがちらつき、表情は一層豊かに広がりを見せてくれた。

 整った構造や均整の取れた美しさは、籐十郎丈のこなれた道成寺を見ているようだ。

 世界遺産は平成5年(1993年)に登録されたらしい。

 籐十郎襲名は少し後か・・・(笑み)

 

 石垣の積み方に特徴あり。

 角度やカーブはかなりの工夫が施され、見入ってしまう。

 姥石がきっかけとなり、姫路城の石垣が集められた経緯は、先日 ブログでも記録した。

 唐草文様 『均整唐草文軒平瓦』 姫路城 記録 ↓

http://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/57985677d13c978f8e206a1a97b37368

 

 城内を見ていると、石棺が積み上げられた部分が多いことはたいへん興味深い。

 石棺や その蓋を使用されたところのあまりの数の多さは、誰もが驚き、気に鳴るところであろう・・・。

 調べてみると、石棺の他、石灯籠なども代用されていたとのこと。 

 掘り返された石棺はたまったものではないなと思うと、ほくそ笑んでしまう。

 

 姫路城には『お菊の井戸』があった。

 何だかおかしくて、にやけてしまった。

 歌舞伎などのお菊は元の話を脚色して書き上げられ、それをまた脚色といったことは有名ではあるが、姫路城の『お菊の井戸』は直径は大きく、また深い。

 これではさぞや 幽霊お菊も皿を数える前に井戸の上に浮かび上がるまでにつかれてしまうだろう・・・。

 姫路城の井戸の深さが、

「うらめしや~~。」

なのである。(爆)

 これはおかしいぞと!と思いきや 姫路城の『お菊の井戸』は『番町更屋敷』と『播州』というつながりで、ここの井戸は『お菊の井戸』と主張されている様子。

 日本全国には『お菊の井戸』とされる者が、多く存在するらしい。

 私は確証するべく史料を持ち合わせていない事を付け加えておく。

 

 

 

 

 

 

 

コメント (4)
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