乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

14: 『江戸 職人図聚(しょくにんずしゅう)』  三谷一馬 著  株 中央文庫

2009-01-27 | 古典全般(奈良〜江戸時代)

(写真は大阪の道頓堀。1月10日の十日戎の宝恵駕篭の日に。 )

 

記録だけ  

 

2009年度 14冊目  

 

   『江戸 職人図聚(しょくにんずしゅう)』

 

  

 三谷 一馬 著

 株 中央文庫

 1984年12月 立風書房刊

 2001年12月10日

 508ページ 1238円+ 税

 

 先日宮田 登の本を読んだ後、 『江戸 職人図聚(しょくにんずしゅう)』をずっと読み続けていたが、今日までかかってしまった。

 

 内容といい、絵といい、出典といい、面白くてたまらない。

 江戸職人の様子がわかるばかりではなく、芝居に出てくる商売や仕事や衣装や鬘(カツラ)などが鮮やかによみがえってくるから、楽しくてたまらない。

 芝居を思い浮かべながら読んでいると、かなりの時間を費やしてしまう。

 又『しげり柳』を初めいろいろな川柳も多く載せられている。

 読んでいると、夫や娘や息子がそれぞれにちょっかいを出してくる。

 本を取り上げて見入ってしまうものや、いろいろと質問してくる者。

 多分、私がよほどにやけた阿呆な顔でこの本を読んでいたのに違いない。

 電車内の移動時間ではなく、自宅で読んでいたのがせめてもの救い。

 

 いろいろ気になる事が書かれていたが、中でも疑問が一つ生じた。

 歌舞伎などで度々出てくる『紙衣』

 歌舞伎では『紙衣』のことを「かみご(かみこ・・・と発音される方も中にはおられる)」という。役者たちは声を大にして上の呼び方で統一する。

 しかしながら  『江戸 職人図聚(しょくにんずしゅう)』の中では『紙衣』のことを「かみころも」世読み仮名がふられていた。加えて、「『紙子』とも言う」と記してある。

 本来の呼び方はどちらが正しいのであろうか・・・。

 課題として、近々調べねばと思う。

 こりゃ!えらい本を選んでしまった・・・。

 

 

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歴史関係発表講演会出席で思う

2009-01-27 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

 

(写真はイランのカスピ海)

 

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 先日 奈良県の歴史関係の集いに出席。

 雪もちらつき 小雨が降る中 出席者は思ったよりも多い。4,50人はいらっしゃったようだ。

 話は興味深く、奈良の郷土昨今に始まり 役行者、崇神天皇から卑弥呼など。

 皆さん本格的に物事をとらえ、調べ上げ、練りあげられて、自分なりの考えで立証されようとする姿勢に心打たれた。

 内容もさることながら、私もこういった歳の重ね方をしたいと感じた有意義な講演会であったことを付け加えておく。

 ぼんやりと過ごしぼんやりと読書するのではなく、たとえ趣味とて自分なりに 問題意識を持って、一つの物事のとらえる時期が来ているのかも知れない。

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コメント (4)
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