東京大学総合研究博物館
常設展示『キュラトリアル・グラフィティ~学術標本の表現』展
【 頭蓋骨 清心様かと 頬染める 】
オリエント博物館のあと、東京大学総合研究博物館 常設展示『キュラトリアル・グラフィティ~学術標本の表現』展を楽しむ。
東京大学総合研究博物館は入ってすぐに館内撮影禁止とある。
心に残っている展示物をカタログから少し載せさせていただいた。
1
1は東京大学総合研究博物館の入り口から中をドアガラス越しにのぞいたようす。
入り口外から撮影させていただいた。
入ってすぐ正面に頭蓋骨。
歯がギザギザに刷ってのこぎるのようになっている。
ヤスリのようなもので削り磨いたのだろうか?
抜いた歯も認められる。
多分男性の高貴な方の頭。
ギザギザの歯や抜歯は 呪術的なものなのか?
いずれにせよ、興味深い。
時間が限られ思うようにメモもとれず有耶無耶なのが心惜しい。
ああ、利口になりたい。
2
入り口付近のポスター。
東大ポスターはおしゃれ。
3
こちらはカタログ。
以下数枚の小さな写真(4~7)は3から拡大して載せさせていただいた。
4
常設展示入って二つ目の部屋にはこういった箱が多かった。
年のはなれた兄弟が鉱物化石採集に使っていたのを思い出す。
一見無秩序に見えるが、素晴らしくうまく整理されていた。
5
ガラスケースに年代順に多くの頭蓋骨が並べられていた。
しばらくみていくと興味深い頭二つを発見。
頭蓋骨には赤くぬられていた。
説明を読むと、生前から顔を赤くぬっていたという。
これもまた、呪術的要素か?
生前方赤くぬられていたという赤い頭蓋骨。
亡くなられてからも骨に赤をぬったというのか?
以前水銀朱で赤く石棺や遺体をぬったものをみたことがある。
この赤も水銀朱なのだろうか?
こちらも呪術的要素の継続か?
或は、腐敗防止保存のためか?
あまりにも不思議なので、唯一 メモにとっておいた。
いずれにせよこういった赤い頭蓋骨は考古学者の方と民俗学学者とでは見解の相違も生じることもあるのかもしれない。
何も知らないわたしにはわからない。
かなり多い頭蓋骨が丹念に説明され展示されている。
頭蓋骨の最後は『江戸人』の頭蓋骨。
『東京に来て江戸人が遺骨で〆か...。』
といった筒ものアホさ加減。
江戸時代の頭蓋骨は顔が細長くなっていた。
いわゆる醤油顔。好きな安部公房氏とはまた違ったタイプの、美男子系二枚目だ。
わたしは『十六夜清心』演じる片岡仁左衛門丈の清心様を思い浮かべていた。
【 頭蓋骨 みて清心様と 頬染める 】
6
陸平貝塚出土の土器品。
文様が楽しい。
この土器の立体を想像し、書物に載っていたそれを思い出す。
7
7は古代生物のミニ展示。
古代生物のミニ展示のまわりには学術論文が多くおかれていた。
イランなどの研究書も三冊ほどあった。
8
8はパンフレットの裏面。
9
9は東京大学総合研究博物館。
東京大学総合研究博物館では先生或は学芸員の方が始終親切。
丁寧に説明して下さり、楽しい時間を過ごすことが出来た。
先生或は学芸員の方への感謝の念は深い。
ありがとうございましたともう一度この場を借りてお伝いしたい。
ありがとうございました。感謝申し上げます。
10
東大の東京大学総合研究博物館近くの門。
11
じゃじゃん。
東大赤門。
この門は外せない。
東大赤門を見て喜んでいるなんてーーー夫、子どもには言えやしない。
あたしゃ!ミーハーだ^^
2010年3月19日
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