チーママの庭とウサギたち

チーちゃんのママことチーママです。植物とウサギと戯れ、マイペースでハンドメイドをしています。

帯状疱疹 冊子から

2010-07-25 23:48:33 | 病気・健康
実際の患者であるかーさんより、ホームドクターの方が心配され、市民病院の先生方も心配され、主人も義兄も義姉も帯状疱疹で苦しんでいらっしゃる方を知っている。
もちろんかーさんも、母のことがあっていち早く気づいたわけですが、母も後手に回って入院治療。
でも後遺症はなかった。
世の中には、結構後遺症で辛い思いをしている方が、かーさんが思うより多いみたい。
実際、処方箋薬局では「帯状疱疹」という冊子をくださいました。
それほど、多い病気でもあるし、予後が悪い事もある病気と言う事なのでしょう。

と言う事で、薬局で下さった冊子の内容を書き出してみます。
監修は、東京女子医科大学皮膚科教授の 川島 眞先生です。

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◇帯状疱疹ウィルスは、神経にひそみます。
帯状疱疹は、水ぼうそう(水痘)と同じウィルスが原因で発症します。子供のころに水ぼうそうにかかると、治った後も水痘ウィルスは、長いあいだ神経の中にひそんでしまいます。

◇どのようなときに、おこるのですか?
 疲れやストレスなどでからだの抵抗力が落ちると、そのウィルスが突然暴れだすのです。痛みとともに帯状疱疹があらわれます。
 その他、かぜ、免疫力をおさえる薬の使用、またがんにかかっている患者様などでは、帯状疱疹がおこりやすくなります。
 帯状疱疹はご高齢の方の病気としてしられていますが、若い方や小児にもみられます。
 また一生に一度しか発病しないと言われてきましたが、二度かかる肩もまれにみられます。
  ※ウィルスが暴れだした神経の走るところに痛みがまず現れます。

◇どのような症状がおきますか?
 最初は、チクチクした痛みがおこり、数日するとその部分が赤くなり(紅斑)、やがて水ぶくれ(水疱)になってきます。10~14日くらいになると、水ぶくれがかさぶたになります。かさぶたがとれて治りますが、ひどい時は潰瘍になることもあります。痛みは急激に強くなり、1~2週間続きます。通常、紅斑がはじまってかさぶたがとれるまで、約3週間から1ヶ月くらいです。
 ご高齢の方、糖尿病や膠原病で免疫力が落ちている方、抗ウィルス薬の治療が遅れた方などでは、後遺症として痛みが残る場合があります。これは帯状疱疹後神経痛と呼ばれ、引き続き医師の指導に従って治療を続ける必要があります。



◇帯状疱疹のおこりやすい部位


 帯状疱疹ウィルスは、ひそんでいる神経にそって皮膚に症状が現れます。症状のできる場所は、患者様によって違いますが、顔面、胸から背中、腰から足などの片側に多く発病します。
 また耳の近くにできると顔面神経麻痺をおこすこともあります。通常は一ヶ所のみに生じます。

◇うつしてしまうことがありますか?
 水ぼうそうにかかったことのない方に接触するとうつす可能性がありますので、赤ちゃんや妊娠されている方、まだ水ぼうそうにかかっていない方との接触は、気をつけて下さい。

◇日常生活の中で次のような注意を守って、帯状疱疹を悪化させないようにしましょう。
①発疹が出てから10日間は特に安静を保つ
 睡眠と栄養をよくとることが肝心です。考えようによっては、帯状疱疹はからだが疲れていて休息を求めていることのサインともいえるのですから、これを機会として養生するくらいの気持ちで休みましょう。
② 水疱が破れてただれている間は、お風呂やシャワーはひかえましょう
 じゅくじゅくしていなければ、お風呂に入っても大丈夫です。でも新しい水疱をやぶったり、かさぶたをはがさないようにしましょう。
③医師の指示どおりに薬を使う
 普通は怖い病気ではありませんが、症状が出る場所やその方の体調によって、病気の程度も変わります。症状によっては入院の可能性もあります。素人判断は病気をなおりにくくし、後々、痛みが残ったり、ひどい潰瘍になることもありますので、おかしいと思ったら早めに医師の診察を受け、指示をまもることです。

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苦しんでおられる方は、後神経痛が多いようです。抗ウツ剤を使ったりすることもありますし、それでもダメだと神経ブロックが必要なことも。それでも完全にOKというわけではありません。
また視神経が犯されると、視力の低下や最悪失明もあります。
耳の部分の顔面神経痛も耐えがたく、顔面麻痺では人相まで変わってたいそう苦しいでしょう。

症状とその経過の表を見ますと、幸いにしてかーさんは急性期の一番大きな山場の4~14日の疼痛がありません。
水疱はありますが、膿疱もありません。
おとなしく黒く乾いてきていて、びらんやかいようにも、今のところなっていません。
投薬の目安になっている「痛み出して5日目」にピッタリ飲み始めています。
と言うわけで、今のところラッキーと言えるでしょう。
皆様も、ある部分がチクチク・ピリピリする、触るとまるで火傷の水ぶくれが破れた部分を触るように痛い、と言う時は、帯状疱疹を疑ってみてください。
(先生のお話ですと、体に出来た場合は服がさわっても痛くて、服が着れないと言うこともあるそうです。)
その状態で受診してもなかなか帯状疱疹とは診断されないかもしれませんが、様子をよく見ていて、一つでもプツと出来物が出来たら「ハハーーン」と思って、受診してください。
帯状疱疹は、ウサギのエンセファリトゾーン症と同じです。
いかに早い時期で投薬して、悪さをするウィルスをやっつけるかにかかっています。
ウィルスによって一度ダメージを受けた神経は、ウィルスを殺しても治りません。
薬はウィルスは撲滅しても、壊れちゃった神経を修復はしないのです。
痛みのサインを覚えさせないためにも、今回皮膚科の先生が処方されたように鎮痛剤は必要です。
また同じく処方された、神経を保護し少しでも修復を助けるためのビタミン剤も必要です。
かーさんは、昔更年期ウツで使い、小鳥の神経症状の回復に効果があったと思っている大麦若葉も飲んでいます。
神経の修復の手助けは、絶対に必要だと思っています。
痛みがあると食欲もわかないでしょうが、口に入るものなら何でも食べるなり飲むなりして、体力維持に努めましょう。
あとはひたすら寝るのが一番です。
痛みで寝られないこともあるようですから、そういう時も我慢せずに先生に相談してくださいね。

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